エフティグループ(2763)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 372 | 49 | 29 | 8 | 23.7 | 84.1 | — | 56.6 |
| FY2016 | 397 | 42 | 23 | -3 | 18.2 | 67.5 | — | 51.5 |
| FY2017 | 412 | 48 | 28 | 41 | 20.2 | 83.8 | 34.0 | 51.5 |
| FY2018 | 458 | 57 | 37 | -1 | 25.3 | 113.7 | 42.0 | 46.3 |
| FY2019 | 459 | 63 | 39 | 17 | 25.1 | 121.4 | 58.0 | 47.1 |
| FY2020 | 413 | 55 | 32 | -7 | 20.4 | 101.2 | 61.0 | 39.2 |
| FY2021 | 452 | 64 | 48 | 38 | 26.0 | 155.6 | 63.0 | 54.0 |
| FY2022 | 407 | 58 | 36 | 150 | 17.7 | 118.0 | 63.0 | 62.8 |
| FY2023 | 365 | 77 | 53 | 67 | 22.3 | 174.0 | 55.0 | 71.6 |
| FY2024 | 346 | 93 | 66 | 21 | 22.2 | 220.4 | 55.0 | 73.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
エフティグループは卸売業であり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。事業の性質上、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。
エフティグループは主にIT機器やソフトウェアの卸売を行っており、顧客は取引先企業である。特定のシステムやサプライヤーとの長期契約、あるいは導入済みのITインフラとの親和性から、一定のスイッチング・コストが発生する可能性はある。しかし、代替サプライヤーの存在や価格競争により、その効果は限定的と推測される。
卸売業のビジネスモデルは、一般的にネットワーク効果が働きにくい。エフティグループの事業においても、顧客やサプライヤーが増えることでサービスの価値が指数関数的に向上するような構造は見られない。
卸売業においては、仕入れ交渉力や物流効率がコスト競争力に影響する。エフティグループが特定のサプライヤーとの強固な関係や効率的な物流網を構築していれば、一定のコスト優位性が生まれる可能性がある。しかし、公開情報からはその優位性の程度を判断する材料は乏しい。
エフティグループはIT機器・ソフトウェア卸売市場において、一定の規模を持つプレイヤーである。規模の経済により、大量仕入れによる価格交渉力や、広範な販売網、多様な商品ラインナップを提供できる可能性がある。市場シェアや売上規模から、効率的な事業運営が可能であり、一定の寡占的な地位を築いていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
IT市場の継続的な成長と、それに伴うIT機器・ソフトウェア需要の拡大。
M&Aや事業提携による市場シェアの拡大と、規模の経済のさらなる強化。
高付加価値サービス(保守、コンサルティング等)の提供拡大による収益性向上。
弱気シナリオ(モート侵食)
IT市場の成長鈍化や、技術革新のスピードについていけないリスク。
大手ITベンダーによる直販強化や、競合他社との価格競争激化。
サプライチェーンの混乱や、為替変動による仕入れコストの上昇。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
エフティグループの投資が失敗するには、IT市場全体の成長が期待外れに終わるか、あるいは同社がその成長の恩恵を享受できない状況が真実でなければならない。具体的には、主要な仕入れ先であるITベンダーが直販チャネルを強化し、卸売業者である同社の介在価値を低下させる動きが加速すること。また、競合他社がより効率的なサプライチェーンや、より魅力的な価格設定、あるいは顧客ニーズに合致した付加価値サービスを提供することで、エフティグループの市場シェアを侵食していくシナリオも考えられる。さらに、同社が新規事業や高収益事業への転換に失敗し、既存事業の収益性が悪化し続けることも、失敗への道筋となるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性は失われ、投資としての魅力は低下する。
5年後のモート予測
IT市場の旺盛な需要を背景に、M&A等でシェアを拡大。規模の経済を活かし、高付加価値サービスを強化することで、売上・利益ともに堅調に成長する。
IT市場の緩やかな成長に伴い、既存事業を維持。一部サービス強化により、微増益を確保する。
IT市場の競争激化や直販強化により、シェアを奪われ、価格競争に巻き込まれる。収益性は悪化し、停滞または減収となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 331億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 77.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 22.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.94倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準