トーメンデバイス(2737)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,567 | 13 | 12 | 95 | 4.7 | 180.9 | — | 37.4 |
| FY2017 | 1,976 | 26 | 17 | -23 | 6.3 | 256.0 | 60.0 | 41.0 |
| FY2018 | 2,176 | 35 | 19 | -8 | 6.5 | 279.7 | 80.0 | 36.5 |
| FY2019 | 2,604 | 45 | 34 | 95 | 10.6 | 497.3 | 90.0 | 34.2 |
| FY2020 | 3,024 | 50 | 34 | -116 | 10.5 | 506.7 | 150.0 | 26.8 |
| FY2021 | 4,628 | 106 | 64 | 57 | 16.2 | 938.0 | 170.0 | 33.0 |
| FY2022 | 4,176 | 122 | 49 | -52 | 11.1 | 721.4 | 300.0 | 40.3 |
| FY2023 | 3,707 | 95 | 21 | 49 | 4.6 | 308.2 | 300.0 | 34.9 |
| FY2024 | 4,217 | 102 | 56 | 92 | 11.3 | 821.7 | 200.0 | 43.5 |
| FY2025 | 6,337 | 188 | 100 | -978 | 16.9 | 1,472.7 | 300.0 | 17.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
トーメンデバイスは卸売業であり、特許やブランドによる強力な無形資産の存在は確認できない。特定の技術やIPに依存するビジネスモデルではない。
特定のサプライヤーや顧客との長期的な取引関係は存在する可能性があるが、卸売業という性質上、顧客が代替サプライヤーに乗り換える際の大きな損失は限定的と考えられる。取引関係の深さがスイッチングコストの源泉となりうる。
卸売業であり、プラットフォームビジネスのようなネットワーク効果が発生するビジネスモデルではない。ユーザー数の増加がサービスの価値向上に直結する構造ではない。
長年の事業運営で培われた調達力や物流ノウハウによる効率化は存在する可能性がある。しかし、同業他社も同様の効率化を進めていると考えられ、構造的なコスト優位性は限定的と推測される。
特定の電子部品分野における長年の実績と、それに伴う一定の取引量・顧客基盤は、一定の効率規模の経済を生み出している可能性がある。業界内でのポジションは確立されていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定の電子部品分野における安定した需要の継続
サプライヤーとの強固な関係維持による安定調達
既存顧客との取引拡大による緩やかな成長
弱気シナリオ(モート侵食)
電子部品市場全体の構造的な需要低迷
競合他社による価格競争の激化
主要サプライヤーの代替や取引条件の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
トーメンデバイスの投資が失敗するには、まず電子部品市場全体が長期的な構造不況に陥り、需要が恒久的に低迷することが必要である。次に、同社が長年培ってきたサプライヤーとの関係性が、より有利な条件を提示する競合他社に奪われるか、あるいは主要サプライヤーが自社販売網を強化するなどして、トーメンデバイスの介在価値を低下させるシナリオが考えられる。さらに、顧客側が調達チャネルを多様化し、トーメンデバイスのような専門商社を経由しない直接取引を増やす動きが加速することも、同社の優位性を損なう要因となるだろう。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益基盤を侵食していくことが、投資失敗の道筋となる。
5年後のモート予測
電子部品市場の安定成長と、同社の既存顧客基盤の維持・拡大により、緩やかな売上・利益成長が続く。サプライヤーとの良好な関係が安定調達を支える。
市場環境の変動に影響を受けつつも、既存事業の安定性を維持。大きな成長は見込めないが、堅実な収益を確保する。
電子部品市場の低迷や価格競争の激化により、売上・利益ともに減少。サプライヤーや顧客との関係悪化が収益を圧迫するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 993億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 17.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 26.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.68倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準