丸大食品(2288)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 2,295 | 42 | 26 | 87 | 3.6 | 19.9 | — | 57.8 |
| FY2016 | 2,324 | 47 | 33 | 30 | 4.3 | 25.0 | — | 58.6 |
| FY2017 | 2,396 | 24 | 18 | -44 | 2.4 | 14.1 | 8.0 | 57.9 |
| FY2018 | 2,430 | 23 | 15 | -8 | 1.9 | 57.5 | 8.0 | 57.0 |
| FY2019 | 2,458 | 26 | 17 | 3 | 2.2 | 65.0 | 35.0 | 56.5 |
| FY2020 | 2,342 | -3 | 4 | 23 | 0.5 | 16.3 | 35.0 | 57.7 |
| FY2021 | 2,186 | -9 | -4 | 13 | -0.5 | -14.9 | 30.0 | 58.1 |
| FY2022 | 2,220 | -14 | -50 | -16 | -7.2 | -198.8 | 30.0 | 54.1 |
| FY2023 | 2,288 | 31 | -94 | 51 | -15.0 | -377.7 | 20.0 | 50.9 |
| FY2024 | 2,350 | 55 | 55 | 25 | 8.2 | 222.1 | 20.0 | 54.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
丸大食品は「燻製屋」ブランドなど、長年培ってきたブランド認知度を持つ。特にハム・ソーセージ分野での歴史と信頼は一定の強みとなるが、競合他社も同様にブランド力を有しており、圧倒的な優位性とは言えない。
ハム・ソーセージなどの加工食品は、消費者の嗜好や価格、セール品などの影響で比較的容易にブランドを乗り換える可能性がある。特定の調理法や贈答用など、限定的な場面でのスイッチングコストは存在するが、全体としては低い。
加工食品の製造・販売事業には、直接的なネットワーク効果はほとんど見られない。製品の普及がユーザー数を増やし、それが製品価値を高めるという構造は存在しない。
長年の事業運営で培われた調達力や生産効率は一定のコスト優位性をもたらす可能性がある。しかし、原材料価格の変動や、規模の大きな競合他社とのコスト競争は激しい。
丸大食品は国内有数の食肉加工メーカーであり、一定の生産規模と販売網を有している。これにより、効率的な生産と物流が可能となり、業界内での競争力を維持している。しかし、業界全体としては多数のプレイヤーが存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値商品の開発・販売による利益率向上
海外市場への展開による新たな収益源の確保
M&Aによる事業規模拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益圧迫
消費者の健康志向の高まりによる加工肉離れ
競合他社との価格競争激化によるシェア低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
丸大食品の競争優位性が失われるシナリオは、まず原材料調達におけるコスト優位性が崩壊することである。例えば、主要な豚肉や牛肉の国際的な供給不安や、為替の急激な円安進行により、仕入れコストが大幅に上昇し、国内の競合他社や輸入製品に対して価格競争力を失う場合。次に、消費者の食の安全・健康志向がさらに高まり、加工食品全体への需要が構造的に縮小する中で、丸大食品が新たな需要を取り込むための商品開発やマーケティング戦略に失敗し、売上・利益ともに長期的な低迷に陥る場合。さらに、主要な販売チャネル(スーパーマーケット、コンビニエンスストアなど)における棚の確保競争が激化し、販売力が低下することも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の既存の事業基盤が揺らぐ可能性がある。
5年後のモート予測
高付加価値商品へのシフトと海外展開が進み、売上・利益ともに安定的に成長。ブランド力強化と効率的な生産体制により、市場シェアを維持・拡大する。
国内市場での競争は続くものの、既存事業の効率化と限定的な新商品投入により、緩やかな成長を維持。原材料価格の変動リスクに対応しつつ、安定収益を確保する。
原材料価格の高騰や消費者の嗜好変化に対応できず、売上・利益ともに減少。競合との価格競争に巻き込まれ、市場シェアを徐々に失っていく。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 567億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 54.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.85倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準