六甲バター(2266)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 471 | 52 | 34 | 87 | 16.2 | 173.9 | 20.0 | 63.1 |
| FY2017 | 494 | 49 | 33 | -5 | 13.7 | 171.0 | 20.0 | 52.4 |
| FY2018 | 527 | 44 | 29 | -124 | 11.0 | 150.7 | 25.0 | 56.3 |
| FY2019 | 539 | 22 | 10 | -66 | 3.6 | 50.3 | 20.0 | 47.3 |
| FY2020 | 549 | 19 | 10 | 33 | 3.5 | 49.1 | 20.0 | 48.7 |
| FY2021 | 551 | 24 | 23 | 54 | 7.7 | 116.6 | 20.0 | 54.8 |
| FY2022 | 419 | 3 | 2 | -2 | 0.8 | 11.3 | 20.0 | 56.8 |
| FY2023 | 443 | 6 | 4 | 22 | 1.5 | 22.9 | 25.0 | 59.0 |
| FY2024 | 429 | 19 | 10 | 20 | 3.4 | 53.4 | 20.0 | 60.0 |
| FY2025 | 433 | 14 | 15 | -38 | 4.5 | 76.3 | 20.0 | 54.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「Q・B・B」ブランドは長年の歴史を持ち、ベビーチーズ市場において高い認知度と信頼を得ている。特にベビーチーズにおいては、他社製品との差別化が難しく、長年培われたブランド力が競争優位の源泉となっている。このブランド力は、新規参入障壁として機能している。
家庭用チーズ市場において、消費者のスイッチングコストは比較的低い。しかし、Q・B・Bブランドのベビーチーズは、その品質や味の安定性からリピート購入されており、一定の顧客ロイヤルティが存在する。特に、子供のおやつや弁当用として定着している層には、ブランドへの信頼から乗り換えにくい側面がある。
六甲バターの事業には、直接的なネットワーク効果はほとんど見られない。製品の価値は、個々の消費者の満足度に依存し、ユーザー数の増加が製品自体の価値を高める構造ではない。
食料品業界全体として、原材料価格の変動や製造コストの管理は重要だが、六甲バターが突出したコスト優位性を持っているという明確な証拠はない。規模の経済による効率化は図られていると考えられるが、業界平均と比較して顕著な優位性を示すデータはない。
チーズ・乳製品分野において、一定の生産規模と販売網を有している。特にベビーチーズにおいては、国内市場で一定のシェアを確保しており、規模の経済による効率的な生産・物流は可能である。しかし、業界全体で見ると、大手乳業メーカーと比較して規模の優位性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
「Q・B・B」ブランドの更なる強化と、高付加価値商品の開発による利益率向上。
健康志向や個食ニーズに対応した新商品の投入による市場シェア拡大。
海外市場への展開加速による新たな収益源の確保。
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰が継続し、収益性を圧迫するリスク。
競合他社による低価格攻勢や、より革新的な商品の投入によるシェア低下。
消費者の健康志向の変化や、食のトレンドへの対応遅れ。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
六甲バターの投資が失敗するには、まず「Q・B・B」ブランドの価値が急速に失われる必要がある。これは、製品の品質低下、安全性への懸念、あるいは消費者の嗜好の劇的な変化によって起こりうる。また、競合他社が、六甲バターが築き上げてきたブランドイメージを凌駕するような、圧倒的なコスト競争力や、消費者の心を掴む革新的な商品を継続的に投入し、市場シェアを奪っていくシナリオも考えられる。さらに、主要な販売チャネル(スーパーマーケットなど)での陳列スペースの減少や、流通網における交渉力の低下も、同社の競争優位性を損なう要因となりうる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は低下するだろう。
5年後のモート予測
「Q・B・B」ブランドの強みを活かし、健康志向や個食ニーズに対応した新商品開発と海外展開により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
国内市場での安定したシェアを維持しつつ、緩やかな成長を目指す。原材料価格の変動や競争環境の変化に対応しながら、収益性を維持する。
競争激化や原材料価格高騰により、国内市場でのシェアが低下し、収益性が悪化する。新商品開発や海外展開が計画通りに進まず、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 214億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 54.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 89.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.64倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準