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六甲バター(2266)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

食料品 食品

事業の概要

  • 主力はチーズ事業
    六甲バターグループは、チーズ製品を主要な事業としています。特に「QBBチーズ」は広く知られており、当社が製造販売の大半を担っています。一部は外部の加工業者に製造を委託し、当社が販売することで、多様な製品ラインナップと効率的な供給体制を構築しています。
  • ナッツ・豆菓子事業
    ナッツや豆菓子も重要な事業の一つです。連結子会社のミツヤグループ本社、ミツヤ、千成堂が主に製造販売を担当し、当社も一部製品の販売を行っています。これにより、チーズ以外の食品分野でも収益源を確保し、事業の多角化を図っています。
  • その他食品の販売
    上記のチーズとナッツ・豆菓子に含まれない食品の販売も行っています。これにより、幅広い食品分野での事業展開を通じて、消費者の多様なニーズに応え、安定的な収益基盤の構築を目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • チーズ事業
    六甲バターグループの主要な収益源であり、売上高は421.02221億円、営業利益は14.6367億円と、グループ全体の大部分を占めています。QBBブランドのチーズ製品が主力で、国内外で製造・販売を行っており、今後もベトナムでの大規模設備投資を通じて、生産能力の拡大と国際市場での競争力強化を目指しています。
  • ナッツ事業
    連結子会社が中心となって展開する事業で、売上高は6.4133億円、営業利益は0.02357億円です。ナッツや豆菓子を製造販売しており、チーズ事業に次ぐ収益の柱として、事業の多角化とリスク分散に貢献しています。消費者ニーズに応じた製品開発を通じて、市場での存在感を高めています。
  • その他の食品事業
    チーズとナッツ以外の食品販売を主な事業としています。具体的な売上や利益の数値は明記されていませんが、幅広い食品分野での事業展開を通じて、多様な顧客ニーズに対応し、グループ全体の収益基盤を補完する役割を担っています。これにより、市場の変化に柔軟に対応できる体制を構築しています。
2025-12 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
CheeseReportableSegment 事業 421 15 3.5%
NutsReportableSegment 事業 6 0 0.4%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|474 文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社4社、持分法適用関連会社1社により構成されています。 主要な事業内容は以下のとおりです。 (チーズ) 主要な製品はチーズであります。 大部分を当社が製造販売しており、一部は関連当事者であるデイリー・プロダクツ・ソリューション㈱を含む外部の加工業者に製造を委託し当社が販売しております。 (ナッツ) 主要な製品はナッツ・豆菓子であります。 大部分を連結子会社である㈱ミツヤグループ本社、㈱ミツヤ及び㈱千成堂が製造販売しており、一部を当社が販売しております。 (その他)「チーズ」及び「ナッツ」に含まれない食品の販売等を主な事業としております。  なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりです。   事業の系統図(2025年12月31日現在)

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
厳しい価格競争に直面しており、乳製品の関税引き下げで海外からの直接輸入が進む可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 ブランド
「Q・B・Bベビーチーズ」シリーズなど新製品開発に努め、顧客志向の価値ある商品を提供。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか ディフェンシブ
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:主要原材料の市況変動 / 為替相場の変動 / 市場競合
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★★☆☆
根拠:中程度ブランド・特許・許認可

「Q・B・B」ブランドは長年の歴史を持ち、ベビーチーズ市場において高い認知度と信頼を得ている。特にベビーチーズにおいては、他社製品との差別化が難しく、長年培われたブランド力が競争優位の源泉となっている。このブランド力は、新規参入障壁として機能している。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

家庭用チーズ市場において、消費者のスイッチングコストは比較的低い。しかし、Q・B・Bブランドのベビーチーズは、その品質や味の安定性からリピート購入されており、一定の顧客ロイヤルティが存在する。特に、子供のおやつや弁当用として定着している層には、ブランドへの信頼から乗り換えにくい側面がある。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

六甲バターの事業には、直接的なネットワーク効果はほとんど見られない。製品の価値は、個々の消費者の満足度に依存し、ユーザー数の増加が製品自体の価値を高める構造ではない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

食料品業界全体として、原材料価格の変動や製造コストの管理は重要だが、六甲バターが突出したコスト優位性を持っているという明確な証拠はない。規模の経済による効率化は図られていると考えられるが、業界平均と比較して顕著な優位性を示すデータはない。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

チーズ・乳製品分野において、一定の生産規模と販売網を有している。特にベビーチーズにおいては、国内市場で一定のシェアを確保しており、規模の経済による効率的な生産・物流は可能である。しかし、業界全体で見ると、大手乳業メーカーと比較して規模の優位性は限定的である。

  • 品質管理とブランド力
    六甲バターは、チーズ製品において「QBB」という強力なブランドを確立しており、長年の実績と品質への信頼が消費者に浸透しています。全工場で「食品マネジメントシステムFSSC 22000」を認証取得し、原材料から製造工程、製品に至るまで厳格な品質管理を徹底することで、食の安全・安心を最重要課題と位置づけ、高い品質を維持しています。
  • 多角的な事業展開
    チーズだけでなく、ナッツ・豆菓子事業も展開することで、単一事業への依存リスクを低減し、収益源の多角化を実現しています。連結子会社がナッツ事業を担うことで、それぞれの専門性を活かし、効率的な事業運営を行っています。これにより、市場の変化や特定の食品分野の需要変動に対する耐性を高めています。
  • 海外調達と安定供給
    主要原材料であるナチュラルチーズやナッツ類の大半を海外から調達しており、購入契約の方法や時期を十分に検討することで、安定的な原材料供給に努めています。これにより、高品質な製品を安定的に製造・販売できる体制を維持し、競争力を確保しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社が判断したものであります。  当社は、「健康で、明るく、楽しい食文化の提供によって社会に貢献する」という経営理念の実践のため、2030年に向けて「高付加価値創造企業」への変革と持続的な収益拡大ならびに企業価値向上の実現を目指して活動しております。 わが国経済は、雇用や所得環境の改善が見られるものの、不安定な国際情勢による地政学リスクや気候変動等による物価上昇の影響に加えて、為替の変動等による企業業績の下振れリスクなど景気の先行きは依然として不透明な状況が見込まれます。 食品業界におきましては、原材料価格や人件費等の高騰により食品など生活必需品の相次ぐ値上げから消費の停滞が懸念されます。 このような市場環境のもと、当社グループといたしましては、中長期経営方針「ビジョン2030」高付加価値創造企業への変革に向けて2025年1月からの3年間を対象とした「中期経営計画2027」に基づく事業成長戦略および基盤強化戦略を通じ、収益拡大と企業価値の向上に取り組むとともに、各種サステナビリティ活動等を通じ、プライム市場上場企業に求められる高度且つ持続的なコーポレート・ガバナンス体制の強化に努めてまいります。さらに、ナッツ事業においてミツヤグループと資本・人材等の経営資源の共有および新たな市場開拓や海外事業の拡大など様々なシナジーを生み出すことにより成長戦略を推進してまいります。 株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社が判断したものであります。  当社は、「健康で、明るく、楽しい食文化の提供によって社会に貢献する」という経営理念の実践のため、2030年に向けて「高付加価値創造企業」への変革と持続的な収益拡大ならびに企業価値向上の実現を目指して活動しております。 わが国経済は、雇用や所得環境の改善が見られるものの、不安定な国際情勢による地政学リスクや気候変動等による物価上昇の影響に加えて、為替の変動等による企業業績の下振れリスクなど景気の先行きは依然として不透明な状況が見込まれます。 食品業界におきましては、原材料価格や人件費等の高騰により食品など生活必需品の相次ぐ値上げから消費の停滞が懸念されます。 このような市場環境のもと、当社グループといたしましては、中長期経営方針「ビジョン2030」高付加価値創造企業への変革に向けて2025年1月からの3年間を対象とした「中期経営計画2027」に基づく事業成長戦略および基盤強化戦略を通じ、収益拡大と企業価値の向上に取り組むとともに、各種サステナビリティ活動等を通じ、プライム市場上場企業に求められる高度且つ持続的なコーポレート・ガバナンス体制の強化に努めてまいります。さらに、ナッツ事業においてミツヤグループと資本・人材等の経営資源の共有および新たな市場開拓や海外事業の拡大など様々なシナジーを生み出すことにより成長戦略を推進してまいります。 株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の堅調な推移に加えて、雇用や所得環境の改善が見られたことから緩やかに経済活動は回復基調となりました。しかしながら、物価上昇や不安定な為替の変動及び米国の関税措置への懸念など景気の先行きは依然不透明な状況となりました。 食品業界におきましては、原材料価格や人件費等の高騰により様々な食品の値上げが実施されたことから消費者の節約志向が高まり、厳しい環境が続きました。また、当社グループの主力分野であるチーズ業界におきましては、国際的な乳製品の需給動向を反映して乳製品価格は上昇傾向となりました。 このような市場環境のもと、当社グループといたしましては、当連結会計年度にスタートした「中期経営計画2027」に基づく事業成長戦略及び基盤強化戦略を通じ、収益拡大と企業価値の向上に取り組んできました。さらに、原材料価格高騰への対応として4月にチーズ製品の価格改定を実施するとともに、購買を動機付けるプロモーションの強化に取り組んできました。 その結果、当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりとなりました。なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、前年度との比較は行っておりません。 a.財政状態(資産の部) 当連結会計年度末における「資産の部」の残高は60,942百万円となりました。主な内訳は、「売掛金」19,005百万円、「建物及び構築物」10,756百万円及び「土地」5,634百万円であります。(負債の部) 当連結会計年度末における「負債の部」の残高は、27,616百万円となりました。主な内訳は、「短期借入金」6,756百万円、「未払費用」6,209百万円及び「買掛金」6,129百万円であります。(純資産の部) 当連結会計年度末における「純資産の部」の残高は33,325百万円となりました。主な内訳は、「利益剰余金」27,839百万円であります。 b.経営成績 売上高につきましては、主にチーズ製品の販売が増加したことから43,293百万円となりました。利益につきましては、主に4月からのチーズ製品の価格改定効果があったものの、大阪・関西万博関連等の経費が増加したことから営業利益は、1,435百万円となり、経常利益は1,327百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,485百万円となりました。  セグメントごとの売上高及び利益又は損失につきましては、次のとおりであります。(チーズ事業) 売上高は42,102百万円となりました。また、セグメント利益は1,463百万円となりました。(ナッツ事業) 売上高は641百万円となりました。また、セグメント利益は2百万円となりました。(その他事業) 売上高は549百万円となりました。また、セグメント損失は△30百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは1,667百万円の支出となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益1,922百万円及び減価償却費1,984百万円の計上があった一方で、売上債権の増加額4,866百万円があったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは2,173百万円の支出となりました。主な要因は定期預金の預入による支出870百万円及び連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出825百万円があったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは1,579百万円の収入となりました。主な要因は短期借入金の返済1,000百万円があった一方で、長期借入金の借入による収入3,000百万円があったことによるものです。 以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、3,915百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)チーズ39,812,834(注)1.金額は仕入価格によっております。2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。b.商品仕入実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの商品仕入実績は次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)チーズ3,580,544ナッツ482,537その他263,964合計4,327,046(注)1.金額は仕入価格によっております。2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。3.セグメント間取引については相殺消去しております。 c.受注実績 当社グループは市場動向の予測に基づく見込生産を行っており、受注生産は行っておりません。 d.販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)チーズ42,102,221ナッツ641,330その他549,796合計43,293,346(注)1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。2.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)相手先金額(千円)割合(%)㈱日本アクセス21,185,39648.9%3.セグメント間取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容1)財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載しております。 2)経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの経営者は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、それらに対して継続して評価を行っております。当社グループでは特に以下の会計上の見積り及び見積りに用いた仮定が重要であると考えております。 a.有価証券の減損 当社グループは、取引関係の維持・強化のために取引先の株式を保有しております。これらの株式には上場株式と非上場株式が含まれております。上場株式は期末時点における時価が帳簿価額と比べ50%以上下落した場合および、期末における下落率が2期連続して30%以上の場合、期末時点で減損処理を行っております。 非上場株式については、非上場会社の決算書を基に利益の推移、株式の評価額を算出し「合理的に算定された価額」により評価し見積っております。 b.固定資産の減損 当社グループは、市場価格、営業活動から生ずる損益等から減損の兆候が識別された場合、将来の事業計画等を考慮して、減損損失の認識の判定を行い、必要に応じて回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。 c.棚卸資産の評価 棚卸資産の評価を行うに当たっては、正味売却価額に基づき収益性の低下を検討しております。また、一定期間を超えて在庫として滞留する棚卸資産についても、簿価を切り下げております。 d.貸倒引当金の計上 一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。顧客の財政状態が悪化した場合には、追加引当が必要となる可能性があります。 e.退職給付債務の認識 退職給付費用および退職給付債務は、割引率など数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、将来期間において認識される費用および計上される債務に影響を及ぼす可能性があります。 f.繰延税金資産の計上 当社グループは、繰延税金資産について将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し、回収可能見込額を計上しております。しかし、繰延税金資産の回収可能見込額に変動が生じた場合には、繰延税金資産の取崩し又は追加計上により利益が変動する可能性があります。 g.未払販売促進費の見積り 未払販売促進費は卸売業者ごと、製品ごとに見積った割戻単価に、当社グループが当連結会計年度に販売した製品のうち、当連結会計年度末時点で卸売業者が保管する製品の数量を乗じて算定しております。しかし、当該販売施策等に著しい変動が生じた場合、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、当連結会計年度において重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

事業リスク

  • 原材料価格の変動リスク
    チーズやナッツの主原料は海外からの調達が多く、気候変動や国際的な需給バランスによって価格が変動する可能性があります。これにより、原材料コストが増加し、製品の製造原価が上昇することで、六甲バターグループの利益を圧迫する可能性があります。
  • 為替相場の変動リスク
    主要原材料の海外調達が多いため、為替レートの変動、特に円安の進行は、原材料の仕入れコストを上昇させる要因となります。為替予約取引などのデリバティブ取引でリスクヘッジを試みていますが、すべてのリスクを回避できるわけではなく、業績に影響を及ぼす可能性があります。
  • 市場競争の激化リスク
    食品市場は競争が激しく、新製品開発や価格競争が常に存在します。また、TPPなどの自由貿易協定により乳製品の関税が引き下げられた場合、海外からの直接輸入が増加し、市場競争がさらに激化する可能性があります。これにより、売上や利益率が低下する可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,243 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)主要原材料の市況変動について 当社グループが生産する製品の主原料でありますナチュラルチーズ・ナッツ類はその大半を海外から調達していることから、海外生産地における気候や国際的な需給等の条件によって、価格が変動することがあり、その価格動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、購入契約の方法、時期等を十分検討して対処しております。 (2)為替相場の変動について 当社グループが生産する製品の主原料でありますナチュラルチーズ・ナッツ類はその大半を海外から調達していることから、為替相場の変動の影響を受けます。為替レートが円安に進行した場合には原価の上昇要因となり当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは為替相場の変動によるリスクをヘッジするため、外貨建債務等の一部について為替予約取引等のデリバティブ取引を行うことがありますが、すべてのリスクを回避するものではありません。 (3)市場競合について 当社グループは、事業を展開する多くの市場において厳しい競争に直面しております。そのため、当社グループでは競争優位を得るべく新製品の開発、発売に努めておりますが、厳しい価格競争は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、WTO(世界貿易機関)農業交渉やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)、EPA(経済連携協定)等の交渉および発効において乳製品の関税水準が引き下げられた場合、原料チーズ調達の面ではメリットになりますが、販売市場において海外からの直接輸入が進行し、市場競争等が激化した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)食品の安全性について 昨今、消費者の食の安全・安心に対する関心は一層高まっております。当社グループでは、食の安全性については最重要課題と位置づけ、当社グループの全ての工場で「食品マネジメントシステムFSSC 22000」を認証取得し、原材料・製品の自主検査体制や原材料の調達から製造工程に至る履歴確認等を行い、品質管理の強化に努めております。しかしながら、当社グループ固有の品質問題のみならず社会全般にわたる一般的な品質問題が発生した場合や、食品業界に対する風評などによって当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)自然災害等について 地震等の大規模な自然災害の発生で当社グループの生産拠点が損害を被り長期間操業を停止する等製品供給に支障をきたした場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症に代表される未知の感染症が流行した場合、経済活動が悪化し景気が停滞することで、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)退職給付債務及び費用について 当社グループにおいて、当社は退職金規定に基づく退職一時金制度、確定給付型の企業年金制度及び確定拠出型の企業年金制度を、連結子会社では退職金規定に基づく退職一時金制度を採用しております。確定給付型の企業年金につきましては、その年金資産の運用成績、資産の評価あるいは制度の帰趨等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)設備投資について 当社グループは、生産能力拡大や製品の競争力向上を目指し、2025年11月にベトナムにチーズの製造販売を行うQBB ASIA COMPANY LIMITEDを設立し、大規模な設備投資を実施する予定であります。今後、市況や事業環境の悪化により想定しているような生産数量の規模拡大を図れない場合には、減価償却費を主とした製造固定費の負担による利益率の低下等が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、既存設備の遊休化や稼働率の低下等により、保有資産から得られる将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合、固定資産の減損会計の適用による減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)特定の取引先への依存 当社グループは、製品の販売において特定の取引先に依存しておりますが、当該販売先との取引関係は安定的に推移しております。また、主要な原材料の仕入においても特定の取引先に依存しておりますが、これは原材料の効率的・安定的調達を図ることを目的としたものであり、当該仕入先との取引関係は安定しております。しかし、当該取引関係に急激な変化が生じた場合や契約条件に大幅な変更が生じた場合には、販路・仕入経路の変更や、取引数量及び取引価格の変動等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)情報システムについて 当社グループは、社内情報システムのセキュリティ強化のために、情報管理体制の徹底、システム障害等に対する保守、保全、ウイルス対策等セキュリティ対策を講じておりますが、不測の事態によりシステム障害が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

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