関電工(1942)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 4,709 | 264 | 176 | -111 | 8.2 | 86.1 | — | 48.7 |
| FY2017 | 5,072 | 293 | 191 | 15 | 8.3 | 93.3 | 20.0 | 50.5 |
| FY2018 | 5,636 | 300 | 197 | 181 | 8.0 | 96.5 | 24.0 | 51.8 |
| FY2019 | 6,161 | 347 | 225 | 157 | 8.8 | 110.2 | 26.0 | 50.6 |
| FY2020 | 5,560 | 300 | 201 | 119 | 7.2 | 98.6 | 28.0 | 59.2 |
| FY2021 | 4,956 | 306 | 203 | 179 | 6.9 | 99.5 | 28.0 | 60.3 |
| FY2022 | 5,416 | 327 | 212 | 8 | 6.9 | 103.6 | 28.0 | 61.2 |
| FY2023 | 5,984 | 409 | 273 | 8 | 7.9 | 133.8 | 32.0 | 58.9 |
| FY2024 | 6,719 | 583 | 424 | 81 | 11.1 | 207.4 | 41.0 | 61.0 |
| FY2025 | 7,420 | 831 | 635 | 846 | 15.7 | 311.8 | 82.0 | 61.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
関電工は、長年の実績と信頼に基づくブランド力は一定程度存在するものの、特許や独占的な技術といった明確な無形資産は限定的。建設業という性質上、技術の模倣も比較的容易。
顧客は、過去の施工実績や信頼性、技術力、価格などを総合的に判断して業者を選定する。一度契約すると、仕様変更や業者変更に伴うコストや手間が大きいため、スイッチングコストは比較的高め。
建設業において、特定のプラットフォームやエコシステムを形成するようなネットワーク効果は限定的。協力会社との関係性は重要だが、それが直接的な競争優位に繋がるかは疑問。
建設業は、資材調達や人件費などのコスト競争が激しい。規模の経済によるコスト削減効果はあるものの、他社との明確なコスト優位性を築くことは難しい。
売上高が右肩上がりで成長しており、大規模プロジェクトの受注能力や、資材調達、人材確保において規模の経済が働く。大手ゼネコンとの連携や、地域密着型の事業展開による広範なネットワークも強み。
競合との比較優位
売上高、利益ともに大きく、総合的な開発力やブランド力で優位。関電工は電気・空調設備分野に強みを持つが、大成建設は建築・土木全般をカバー。
売上高、利益ともに大きく、技術力や研究開発力に定評がある。関電工は設備分野に特化しているが、清水建設は幅広い分野で競争力を持つ。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や都市再開発需要の継続による安定した受注
再生可能エネルギー関連工事の拡大による新たな収益源の確保
M&Aや技術提携による事業領域の拡大と収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇による採算悪化
大手ゼネコンとの競争激化や、新規参入企業による価格競争
大規模災害による一時的な需要増後の反動減や、景気後退による投資抑制
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設資材価格の高騰が継続し、人件費も上昇する中で、受注価格の転嫁が困難になる。さらに、大手ゼネコンや海外企業による低価格攻勢により、シェアを奪われ、収益性が著しく悪化する。
5年後のモート予測
インフラ投資の拡大、再生可能エネルギー関連の需要増加、DX推進による生産性向上により、売上・利益ともに年率5%以上の成長を維持。ROEも15%超を維持し、株価は堅調に推移する。
インフラ老朽化対策や都市開発需要に支えられ、売上は年率3-5%程度で安定成長。利益率は現状維持、ROEは10-12%程度で推移。株価は市場平均並みの成長を見込む。
建設資材価格の高騰、人件費上昇、競争激化により、利益率が低下。売上成長も鈍化し、ROEは8%を下回る可能性。株価は低迷するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 13,945億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 44.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 22.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.49倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準