清水建設(1803)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 15,674 | 1,288 | 989 | 1,090 | 17.2 | 126.1 | — | 33.9 |
| FY2017 | 15,194 | 1,214 | 850 | 519 | 13.0 | 108.3 | 26.0 | 36.2 |
| FY2018 | 16,650 | 1,297 | 997 | -676 | 13.6 | 127.0 | 26.0 | 39.2 |
| FY2019 | 16,983 | 1,339 | 990 | 548 | 13.4 | 128.3 | 36.0 | 38.3 |
| FY2020 | 14,565 | 1,002 | 772 | -333 | 9.4 | 101.2 | 38.0 | 42.7 |
| FY2021 | 14,830 | 451 | 478 | -115 | 5.5 | 64.1 | 30.0 | 38.7 |
| FY2022 | 19,338 | 546 | 491 | 314 | 5.4 | 66.3 | 23.0 | 34.8 |
| FY2023 | 20,055 | -247 | 172 | -266 | 1.8 | 23.6 | 21.0 | 35.0 |
| FY2024 | 19,444 | 710 | 660 | 1,669 | 7.2 | 94.8 | 20.0 | 34.1 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 38.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
清水建設は長年の歴史と実績を持つ大手ゼネコンであり、ブランド力や信頼性は一定程度存在する。しかし、特定の特許技術や強力なブランドによる価格決定力は限定的であり、競合他社との差別化は主に技術力や実績に依存している。
建設プロジェクトは、一度契約が締結されると、顧客が他の建設会社に変更する際のコストや手間が大きい。設計の変更、工程の遅延リスク、追加費用の発生などが考えられるため、一定のスイッチングコストは存在する。
建設業界では、サプライヤー、下請け業者、設計事務所などとの長年の協力関係が重要となる場合がある。しかし、清水建設固有の強力なネットワーク効果が、競合他社に対する明確な優位性となっているとは言えない。
大規模な建設プロジェクトにおいては、資材調達、重機、熟練労働者の確保などで規模の経済が働く可能性がある。また、長年の経験による効率的な施工ノウハウもコスト削減に寄与する可能性があるが、競合も同様のメリットを持つ。
清水建設は日本を代表する大手ゼネコンの一つであり、大規模プロジェクトの遂行能力、豊富な資金力、広範な事業基盤を持つ。これにより、中小企業では参入が難しい大型案件の受注や、リスク分散が可能となっている。
競合との比較優位
売上規模では清水建設に匹敵する大手ゼネコン。技術力やブランド力も同等レベルであり、特に環境技術や免震構造などで強みを持つ。両社とも大規模インフラ事業や都市開発で競合する。
清水建設と同様に、日本を代表する総合建設会社。海外事業にも積極的であり、特に大型インフラプロジェクトでの実績が豊富。技術力、ブランド力、財務基盤のいずれにおいても清水建設と競合する。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大や再開発需要の増加により、大型案件の受注が安定的に増加する。
技術革新(例:BIM、DX推進)により、生産性が向上し、収益性が改善する。
海外事業の拡大や新規事業分野(例:再生可能エネルギー関連)での成功により、新たな収益源が確立される。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が続き、収益性を圧迫する。
大型プロジェクトにおける予期せぬトラブルや遅延により、損失が発生する。
国内建設市場の長期的な縮小や、競合他社との激しい価格競争に巻き込まれる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設資材価格の高騰、人件費の上昇、及び国内建設需要の低迷が同時に発生し、収益性が著しく悪化する。特に、受注した大型案件で予期せぬコスト増が発生し、数年間にわたり赤字が続くような事態となれば、財務基盤が揺らぐ可能性がある。
5年後のモート予測
インフラ投資の活発化、都市再開発の進展、および自社の技術力・施工能力の高さを背景に、売上・利益ともに安定的に成長。ROEも改善傾向を示し、株主還元も強化される。
国内建設市場の緩やかな回復と、大型案件の着実な受注により、売上は横ばいから微増で推移。資材価格の変動リスクはあるものの、コスト管理の徹底により、利益は安定的に確保される。
資材価格の高騰、人件費の上昇、及び国内需要の伸び悩みにより、売上・利益ともに伸び悩む。予期せぬプロジェクトの遅延や損失が発生した場合、業績は悪化し、ROEも低迷する可能性がある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 19,373億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 34.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 13.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 29.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.21倍 |
合格数:3/7 部分的合格