大林組(1802)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 17,778 | 1,064 | 634 | 770 | 11.3 | 88.4 | — | 26.4 |
| FY2016 | 18,727 | 1,337 | 945 | 1,210 | 14.7 | 131.7 | — | 29.5 |
| FY2017 | 19,007 | 1,378 | 927 | 427 | 13.0 | 129.1 | 28.0 | 31.9 |
| FY2018 | 20,397 | 1,555 | 1,132 | -11 | 14.2 | 157.7 | 28.0 | 34.7 |
| FY2019 | 20,730 | 1,529 | 1,131 | 1,903 | 13.3 | 157.6 | 32.0 | 36.7 |
| FY2020 | 17,669 | 1,232 | 988 | -543 | 10.3 | 137.6 | 32.0 | 41.0 |
| FY2021 | 19,229 | 411 | 391 | 199 | 4.0 | 54.6 | 32.0 | 39.5 |
| FY2022 | 19,839 | 938 | 777 | 1,268 | 7.5 | 108.3 | 32.0 | 38.2 |
| FY2023 | 23,252 | 794 | 751 | -341 | 6.3 | 104.7 | 42.0 | 38.2 |
| FY2024 | 26,201 | 1,434 | 1,461 | 952 | 12.1 | 203.9 | 75.0 | 38.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
建設業において、ブランド力や長年の実績は一定の信頼につながるが、特許や商標による強力な独占力は限定的。公共事業や大規模プロジェクトでの実績は、新規参入への心理的障壁となる可能性はある。
顧客(発注者)側から見ると、建設業者は多岐にわたり、特定のゼネコンへの乗り換えは比較的容易。しかし、プロジェクトの進行度や技術的な要件によっては、既存の建設業者との継続的な関係が有利になる場合がある。
建設業におけるネットワーク効果は限定的。サプライヤーや下請け業者との強固な関係は存在するが、それが直接的に顧客獲得に結びつくネットワーク効果とは言えない。M&Aによる規模拡大はあり得る。
建設業においては、資材調達や重機、熟練労働者の確保において規模の経済が働く。また、長年の経験に基づく効率的な施工ノウハウは、コスト削減に寄与する可能性があるが、競合他社も同様のノウハウを持つことが多い。
売上高2兆円超、従業員数約2万人の規模は、大規模プロジェクトの受注や、資材調達における交渉力、多様な専門技術者の確保において大きな強みとなる。これにより、競合他社が参入しにくい領域での競争優位性を確立している。
競合との比較優位
売上規模では大林組に次ぐ位置。技術力や得意分野に差異はあるが、総合的な競争力は類似。近年は環境・エネルギー分野に注力。
売上規模、技術力ともにトップクラス。海外事業や不動産開発にも強みを持つ。財務基盤も比較的安定している。
非上場企業だが、建築分野に特化し高い技術力を持つ。特にオフィスビルや商業施設で高い評価を得ている。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や都市再開発、国土強靭化政策による継続的な大型案件の受注増加。
M&Aや技術開発による高収益事業(不動産開発、海外事業など)の拡大。
建設DXの推進による生産性向上とコスト競争力の強化。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が利益を圧迫。
景気後退による建設投資の冷え込みや、公共事業削減のリスク。
大規模な建設事故やコンプライア ンス違反による信用失墜と損害賠償リスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が収まらず、予定価格での受注が困難になる。また、大規模な建設プロジェクトでの不祥事や品質問題が発生し、会社の信用が失墜、受注が激減する。結果として、売上・利益が大幅に減少し、財務基盤が悪化する。
5年後のモート予測
インフラ投資の拡大、都市開発プロジェクトの推進、海外事業の成長により、売上・利益ともに年率5%以上の成長を続ける。ROEも15%超を維持し、株主還元も増加する。
堅調な国内建設需要を背景に、売上は年率3-5%程度で安定的に成長。利益率の改善は緩やかだが、ROEは10-12%程度を維持。株価はPER15-20倍程度で推移する。
景気後退や建設資材価格の高騰により、受注が伸び悩み、利益率が低下。ROEは8%を下回り、株価はPER10-15倍程度に下落するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 25,488億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 38.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 55.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.18倍 |
合格数:4/7 部分的合格