大成建設(1801)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 15,459 | 1,175 | 770 | 703 | 14.8 | 65.9 | — | 31.2 |
| FY2016 | 14,873 | 1,408 | 906 | 2,245 | 15.9 | 78.6 | — | 32.3 |
| FY2017 | 15,855 | 1,819 | 1,268 | 1,952 | 19.0 | 561.4 | 20.0 | 34.6 |
| FY2018 | 16,509 | 1,533 | 1,126 | -1,533 | 15.6 | 511.9 | — | 39.0 |
| FY2019 | 17,513 | 1,678 | 1,221 | 1,107 | 16.2 | 573.1 | 130.0 | 39.7 |
| FY2020 | 14,801 | 1,305 | 926 | 488 | 11.0 | 442.7 | 130.0 | 44.9 |
| FY2021 | 15,432 | 961 | 714 | 428 | 8.2 | 350.9 | 130.0 | 44.4 |
| FY2022 | 16,427 | 547 | 471 | 160 | 5.7 | 241.2 | 130.0 | 41.1 |
| FY2023 | 17,650 | 265 | 403 | -981 | 4.2 | 215.8 | 130.0 | 36.0 |
| FY2024 | 21,542 | 1,202 | 1,238 | -33 | 13.8 | 682.8 | 130.0 | 35.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:11/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
大成建設は長年の実績とブランド力を持つが、建設業という性質上、特許や商標による強力な無形資産は限定的。技術力は存在するが、模倣されにくいほどの独占性は低い。
顧客は建設プロジェクトごとにゼネコンを選定するため、一度採用されるとプロジェクト完了まで関係が続く。しかし、大規模プロジェクトでは設計段階から関与するゼネコンが固定される傾向があり、スイッチングコストは一定程度存在する。
建設業において、サプライヤーや下請け業者との強固なネットワークは重要だが、これは業界全体に共通する側面が強く、大成建設独自のネットワーク効果は限定的。
大規模プロジェクトにおける調達力や効率的な施工管理によるコスト優位性は存在するが、資材価格の変動や人件費の高騰など、外部要因の影響を受けやすく、持続的なコスト優位性の確立は難しい。
国内トップクラスの売上高と多数の従業員を抱え、大規模プロジェクトの遂行能力は圧倒的。これにより、他社が参入しにくい大型案件の受注が可能となる。
競合との比較優位
売上規模では大成建設に次ぐが、収益性やROEでは変動が見られる。両社とも大規模インフラ案件に強みを持つが、海外展開や特定分野への特化度合いに違いがある。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大による大型案件の継続的な受注
海外事業の成長による収益源の多様化
技術革新による生産性向上とコスト削減
弱気シナリオ(モート侵食)
国内建設市場の縮小と競争激化
資材価格や人件費の高騰による収益性の悪化
大規模災害や景気後退による建設需要の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設業特有の景気変動リスク、資材・人件費高騰、人手不足、建設技術の陳腐化、競合他社による低価格攻勢、大規模プロジェクトの遅延・中止リスクなどが、収益性と成長性を著しく損なう可能性がある。
5年後のモート予測
インフラ投資の活発化や海外事業の拡大が続けば、売上・利益ともに堅調な成長が見込める。特に、再生可能エネルギー関連や都市開発案件での強みが発揮されるだろう。
国内建設市場は緩やかな成長にとどまるが、大型プロジェクトの受注と効率的な経営により、安定した収益を維持する。ROEは中程度の水準で推移する見込み。
景気後退や資材価格の高騰が長引けば、受注の減少やコスト増により収益性が悪化する。人手不足も深刻化し、プロジェクト遂行に遅延が生じるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 26,650億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 35.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 24.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 21.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.91倍 |
合格数:3/7 部分的合格