五洋建設(1893)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 4,916 | 206 | 78 | 505 | 9.7 | 27.3 | — | 21.3 |
| FY2016 | 5,003 | 243 | 153 | 222 | 15.8 | 53.4 | — | 25.9 |
| FY2017 | 5,269 | 276 | 178 | -97 | 15.9 | 62.4 | 12.0 | 26.7 |
| FY2018 | 5,419 | 292 | 189 | -178 | 14.9 | 66.2 | 14.0 | 33.0 |
| FY2019 | 5,738 | 332 | 234 | -46 | 16.5 | 81.8 | 19.0 | 32.9 |
| FY2020 | 4,711 | 305 | 210 | 179 | 13.3 | 73.6 | 24.0 | 35.0 |
| FY2021 | 4,582 | 159 | 108 | -195 | 6.7 | 37.7 | 28.0 | 34.1 |
| FY2022 | 5,022 | 41 | 7 | 80 | 0.4 | 2.4 | 23.0 | 30.9 |
| FY2023 | 6,177 | 292 | 179 | 27 | 10.3 | 62.7 | 24.0 | 30.6 |
| FY2024 | 7,275 | 217 | 125 | -465 | 7.2 | 44.1 | 24.0 | 26.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
五洋建設は建設業であり、強力なブランドや特許などの無形資産による競争優位性は限定的。技術力やノウハウは存在するが、模倣されやすい側面もある。
建設プロジェクトは長期にわたり、顧客との関係性が重要。一度契約した顧客が他社へ乗り換えるには、新たな選定プロセスやリスクが伴うため、一定のスイッチングコストが存在する。
建設業において、ネットワーク効果による競争優位性はほとんど見られない。個別のプロジェクト遂行能力が重視される。
建設業は規模の経済が働きにくい。資材調達や建設技術におけるコスト優位性は一時的であり、他社も同様の技術や調達網を持つ可能性がある。
大規模インフラプロジェクトの受注実績や、海外展開における経験は、規模の経済と参入障壁となり得る。長年の実績に基づく信頼性も強み。
競合との比較優位
清水建設は、五洋建設と同様に総合建設業者であり、大規模インフラや建築分野で強みを持つ。技術力やブランド力は同等かそれ以上と見られるが、収益性や財務安定性で差が見られる場合がある。
大林組も大手総合建設業者で、建築・土木の両分野で高い競争力を持つ。特に、環境技術やスマートシティ関連で先行しており、五洋建設との差別化要因となり得る。
強気シナリオ
大型インフラ投資の拡大により、受注が安定的に増加する。
海外事業の成長が加速し、収益性が向上する。
技術革新やDX推進により、生産性が向上し、コスト競争力が高まる。
弱気シナリオ(モート侵食)
国内建設需要の低迷や、公共投資の削減が事業に悪影響を与える。
海外での事業リスク(政治的・経済的不安定、為替変動)が顕在化する。
資材価格の高騰や人件費の上昇が、収益性を圧迫する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
受注の減少、採算性の悪化、大規模な損失計上などが継続し、財務基盤が弱体化する。これにより、将来の成長に必要な投資ができなくなり、競争力がさらに低下する。
5年後のモート予測
インフラ投資の活発化と海外事業の拡大が牽引し、売上・利益ともに安定的に成長。ROEも15%超を維持し、株主還元も充実する見込み。
国内建設市場の緩やかな成長と、海外事業の堅調な推移により、売上は微増、利益は横ばい傾向。ROEは10%前後で推移し、安定した配当を維持する見込み。
建設需要の低迷、資材価格高騰、海外事業の不振などが重なり、売上・利益ともに減少。ROEは5%を下回り、株主還元も抑制される可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 5,368億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 25.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 274.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.68倍 |
合格数:4/7 部分的合格