オリエンタル白石(1786)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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7年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2021 | 607 | 53 | 38 | 68 | 9.7 | 32.5 | — | 64.0 |
| FY2022 | 615 | 52 | 39 | 29 | 9.4 | 33.8 | 11.0 | 62.3 |
| FY2023 | 674 | 65 | 46 | 43 | 9.3 | 35.7 | 13.5 | 68.5 |
| FY2024 | 646 | 54 | 37 | 26 | 7.3 | 28.1 | 14.5 | 66.1 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 14.5 | — |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 14.5 | — |
| FY2027 | — | — | — | — | — | — | 14.5 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
オリエンタル白石は、建設業の中でも特にプレキャストコンクリート製品の製造・販売を主力としており、特定の技術やノウハウは存在するものの、強力なブランド力や特許による独占的な優位性は限定的である。競合他社も同様の技術を有している可能性が高い。
建設プロジェクトにおいては、一度採用された工法や部材を変更することは、設計変更、追加コスト、工期遅延のリスクを伴うため、顧客(ゼネコンやデベロッパー)にとってスイッチングコストは一定程度存在する。しかし、代替材料や工法の選択肢も存在するため、絶対的なものではない。
建設業、特にプレキャストコンクリート製品の製造・販売においては、直接的なネットワーク効果はほとんど見られない。事業の性質上、顧客との直接的な関係性が重要であり、プラットフォーム型のネットワーク効果は期待できない。
大規模な生産設備への投資や、原材料の調達において、一定の規模の経済性が働く可能性がある。また、長年の経験に基づく製造ノウハウの蓄積が、効率的な生産に寄与していると考えられるが、競合他社も同様の努力をしている可能性があり、決定的なコスト優位とは言えない。
プレキャストコンクリート製品の製造・販売においては、生産規模が大きくなるほど、単位あたりの固定費が低下し、コスト競争力が高まる傾向がある。オリエンタル白石は、一定の生産能力と販売網を有しており、規模の経済による優位性をある程度享受していると考えられる。
競合との比較優位
タカノもプレキャストコンクリート製品を主力とする企業であり、オリエンタル白石と同様に規模の経済や生産技術が競争力の源泉となる。両社ともインフラ関連の需要に依存する側面があり、市場環境の変化に対する影響は類似していると考えられる。
住友林業は多角的な事業を展開しており、建材事業においてもプレキャストコンクリート製品を取り扱っている。オリエンタル白石と比較すると、事業規模や製品ラインナップの幅広さで差がある可能性があるが、特定の分野では競合となりうる。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や防災・減災投資の拡大により、プレキャストコンクリート製品の需要が継続的に増加する。
技術開発や品質向上により、高付加価値製品の提供や、他社との差別化に成功し、収益性が向上する。
M&Aや提携を通じて、事業規模を拡大し、さらなる規模の経済を追求する。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設需要の低迷や、公共投資の削減により、売上・利益が減少する。
原材料価格の高騰や、人件費の上昇が、収益性を圧迫する。
競合他社との価格競争が激化し、利益率が低下する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設需要の急激な悪化、原材料価格の制御不能な高騰、または大規模な品質問題による信頼失墜が発生し、事業継続が困難になるシナリオ。これにより、保有する生産設備や技術の価値が大幅に低下し、株価が大幅に下落する。
5年後のモート予測
インフラ投資の拡大や、防災・減災ニーズの高まりを背景に、プレキャストコンクリート製品の需要が堅調に推移し、売上・利益ともに年率5%以上の成長を達成する。高付加価値製品の開発や、生産効率の改善により、ROEも10%超を維持する。
建設市場は緩やかな成長にとどまるものの、オリエンタル白石は既存顧客との関係維持や、生産効率の改善を通じて、安定した収益を確保する。売上は年率2-3%程度の成長、営業利益率は現状維持程度で推移し、ROEは8-9%程度を維持する見込み。
景気後退や建設需要の低迷により、売上・利益が伸び悩む。原材料価格の高騰や、競争激化により、利益率が低下し、ROEは7%を下回る可能性もある。特に、公共投資の削減が業績に与える影響は大きい。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 441億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 4年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 5年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -4.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.85倍 |
合格数:3/7 部分的合格