日鉄鉱業(1515)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,073 | 80 | 73 | 60 | 7.1 | 875.8 | — | 58.5 |
| FY2017 | 1,187 | 90 | 50 | 76 | 4.7 | 599.1 | — | 58.8 |
| FY2018 | 1,234 | 75 | 54 | 74 | 5.0 | 644.2 | 90.0 | 59.8 |
| FY2019 | 1,175 | 76 | 45 | 15 | 4.3 | 543.2 | 110.0 | 57.5 |
| FY2020 | 1,192 | 87 | 37 | 29 | 3.2 | 450.4 | 90.0 | 58.9 |
| FY2021 | 1,491 | 157 | 93 | 13 | 7.3 | 1,115.5 | 100.0 | 60.7 |
| FY2022 | 1,640 | 136 | 98 | 103 | 7.0 | 587.9 | 335.0 | 63.5 |
| FY2023 | 1,669 | 112 | 66 | 26 | 4.4 | 396.9 | 217.0 | 61.3 |
| FY2024 | 1,968 | 103 | 90 | 55 | 5.9 | 546.7 | 169.0 | 58.9 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 224.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
日鉄鉱業は鉱業セクターに属し、特定の鉱床へのアクセス権や採掘技術に関するノウハウがintangible assetとなり得る。しかし、これらの資産は代替可能であったり、新たな技術開発によって陳腐化するリスクがあるため、スコアは低い。
鉱業においては、特定の鉱山から他の鉱山への切り替えコストは限定的である。顧客側も、鉱物資源の調達先を比較的容易に変更できるため、スイッチングコストは低いと言える。
鉱業ビジネスは、ネットワーク効果が働くビジネスモデルとは考えにくい。資源の採掘・販売が主であり、顧客数やサプライヤー数の増加が直接的な競争優位性に繋がる要素は少ない。
大規模な設備投資や、特定の鉱床開発における先行投資がコスト優位性をもたらす可能性がある。また、長年の操業で培われた効率的な採掘・精錬技術もコスト削減に寄与する可能性がある。
鉱業は資本集約型産業であり、大規模な操業規模がコスト削減に繋がりやすい。また、資源の埋蔵量や採掘量が多いほど、固定費の吸収や交渉力の向上に有利となるため、スケールメリットは大きい。
競合との比較優位
住友金属鉱山は、ニッケルや金などの資源開発に加え、非鉄金属製錬事業も展開しており、事業ポートフォリオの多様性で優位。日鉄鉱業は、鉄鉱石や石炭など特定の資源に強みを持つが、規模では劣る。
強気シナリオ
資源価格の長期的な上昇トレンド入り
新規鉱床の開発成功と生産量の拡大
コスト削減努力による収益性の改善
弱気シナリオ(モート侵食)
資源価格の急落
環境規制の強化による操業コストの増加
新規鉱床開発の失敗または遅延
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
資源価格の低迷が長期化し、採算が悪化。環境規制強化や新たな鉱床開発の失敗が重なり、事業継続が困難になる。結果として、PBRがさらに低下し、株価が低迷する。
5年後のモート予測
資源価格の上昇と新規鉱山開発の成功により、売上・利益ともに大幅に増加。ROEも改善し、株価はPER・PBRともに上昇する可能性。
資源価格は現状維持または緩やかな変動。既存鉱山の生産性を維持しつつ、コスト管理を徹底。ROEは過去平均並みを維持し、株価は安定的に推移。
資源価格の下落、環境規制強化、開発遅延などにより、売上・利益が減少。ROEも低下し、株価は低迷。PBRはさらに低下するリスク。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 430億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 58.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -21.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 4.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.29倍 |
合格数:3/7 部分的合格