グルメ杵屋(9850)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 386 | 5 | 4 | 2 | 2.6 | 16.4 | — | 42.3 |
| FY2016 | 394 | 4 | 4 | 5 | 2.9 | 18.9 | — | 44.4 |
| FY2017 | 405 | 6 | 8 | 14 | 5.3 | 36.4 | 14.0 | 45.9 |
| FY2018 | 410 | 7 | 3 | -30 | 2.1 | 14.6 | 15.0 | 42.3 |
| FY2019 | 390 | -3 | -11 | -7 | -7.7 | -48.3 | 12.0 | 36.9 |
| FY2020 | 222 | -46 | -51 | -61 | -57.3 | -227.0 | 0.0 | 23.1 |
| FY2021 | 233 | -22 | 5 | 28 | 5.7 | 22.6 | 0.0 | 22.0 |
| FY2022 | 299 | -4 | -12 | 3 | -14.7 | -50.3 | 0.0 | 19.8 |
| FY2023 | 370 | 4 | 11 | 20 | 12.3 | 47.9 | 0.0 | 23.2 |
| FY2024 | 421 | 9 | 6 | 1 | 6.9 | 28.4 | 6.0 | 29.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
グルメ杵屋は「杵屋」「 سافا」などのブランドを展開しているが、強力なブランドロイヤリティや特許による差別化は限定的。特定の地域や顧客層には認知されているものの、全国的なブランド力や模倣困難な無形資産の強さは見られない。
うどん・そば店は日常的な外食であり、顧客のスイッチングコストは低い。しかし、特定の店舗への愛着や、ポイントカード、アプリ会員特典などが一定の囲い込みに寄与する可能性はある。ただし、競合店の出現による影響は大きい。
グルメ杵屋のビジネスモデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接高めるようなネットワーク効果は存在しない。店舗ごとの顧客体験が中心であり、プラットフォーム型のビジネスではない。
セントラルキッチン方式による効率化や、仕入れルートの最適化により、一定のコスト管理は行われていると考えられる。しかし、外食産業全体で人件費や原材料費の高騰リスクがあり、構造的なコスト優位性は限定的。
「杵屋」「 سافا」ブランドを中心に、全国に多数の店舗を展開しており、一定の規模の経済を享受している。多店舗展開による仕入れ・運営効率化は、小規模な競合店に対する優位性となりうる。
競合との比較優位
強気シナリオ
既存店舗の収益性改善と新規出店による着実な成長
セントラルキッチンや仕入れ網の更なる効率化によるコスト競争力の維持・向上
既存顧客のロイヤリティ維持と新規顧客獲得による売上拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料費や人件費の高騰による収益性の悪化
競合他社との価格競争激化による利益率低下
消費者の嗜好の変化や外食需要の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
グルメ杵屋の投資が失敗するには、まず同社が規模の経済を活かして、競合他社に対して持続的なコスト優位性を築けていないことが挙げられる。具体的には、原材料の仕入れ価格や人件費の上昇を価格転嫁できず、利益率が低下し続ける状況である。また、セントラルキッチンや物流網の効率化が頭打ちとなり、新規出店や既存店の収益性向上に繋がらないことも考えられる。さらに、消費者の外食に対する嗜好が変化し、同社の提供するメニューや店舗形態が時代に合わなくなり、顧客離れが加速することもリスクである。これらの要因が複合的に作用し、規模の経済による優位性が失われ、競争力が低下していくシナリオが考えられる。
5年後のモート予測
既存店の収益性改善と新規出店が順調に進み、規模の経済を活かしたコスト管理も奏功。売上・利益ともに着実な成長を続ける。
緩やかな経済成長と消費動向に連動し、既存店の維持・小幅な成長と新規出店による売上増が続く。コスト管理は維持される。
原材料費・人件費の高騰、競合激化により収益性が悪化。新規出店も鈍化し、売上・利益ともに伸び悩むか、減少に転じる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 226億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 29.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 8.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 34.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.44倍 |
合格数:1/7 部分的合格