9831

ヤマダホールディングス(9831)に経済的な堀はあるか

小売業 小売

株価

現在株価
716
2026-09-01
時価総額
3,851 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 15,631 579 345 286 5.9 43.0 48.4
FY2017 15,739 388 298 490 5.1 36.8 13.0 49.8
FY2018 16,006 279 147 276 2.5 18.2 13.0 49.7
FY2019 16,115 383 246 542 3.8 28.4 13.0 54.6
FY2020 17,525 921 518 1,075 7.7 62.8 10.0 51.8
FY2021 16,194 657 506 -12 7.5 61.0 18.0 51.6
FY2022 16,006 441 318 185 5.2 40.3 18.0 47.6
FY2023 15,920 415 241 326 3.9 34.8 12.0 47.8
FY2024 16,291 428 269 164 4.2 38.9 13.0 48.1
FY2025 16,918 162 148 169 2.3 22.0 13.0 48.6

バフェット流モート診断

無形資産
●○○○○
1/5
スイッチング
●○○○○
1/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産1/5

ヤマダ電機というブランド認知度は高いが、家電量販店業界は競争が激しく、特定の特許や独占的IPによる優位性は限定的。プライベートブランドの強化は進めているものの、強力な無形資産とまでは言えない。

スイッチングコスト1/5

家電購入における顧客のスイッチングコストは低い。ポイントプログラムや会員制度はあるが、競合他社も同様の施策を行っており、顧客を強く囲い込むほどの効果は限定的。

ネットワーク効果0/5

家電小売業において、ネットワーク効果はほとんど見られない。プラットフォームビジネスではなく、個々の店舗やECサイトでの取引が中心となるため、ユーザー数の増加が直接的な価値向上に繋がりにくい。

コスト優位2/5

長年の事業展開で培われた仕入れ交渉力や物流網による一定のコスト優位性は存在する可能性がある。しかし、業界全体の価格競争が激しく、絶対的なコスト優位性を確立しているとは言い難い。

規模の経済4/5

国内有数の家電量販店チェーンであり、店舗網やECサイトの規模は大きい。スケールメリットを活かした仕入れや販売戦略は、競合他社に対する一定の優位性をもたらしている。業界内での寡占度は比較的高まっている。

競合との比較優位

ビックカメラ

両社とも家電量販店としての規模の経済を活かしているが、ビックカメラは都市部での立地や専門店の強み、ヤマダは地方への店舗網や住宅関連事業とのシナジーが特徴。競争環境は類似している。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラはECサイトの利便性と配送網に強みを持ち、ヤマダと比較してオンラインでの顧客体験に優位性を持つ可能性がある。価格競争力も高い。

Amazon

Amazonは圧倒的なプラットフォーム、物流網、データ活用能力を持ち、家電市場においても価格、利便性、品揃えで強力な競合となる。ヤマダのスケールメリットやブランド力を脅かす存在。

強気シナリオ

M&Aや事業再編による業界再編を主導し、さらなる規模の経済を追求する。

高付加価値サービスや専門店の強化により、差別化を図り収益性を向上させる。

ECサイトと実店舗の連携を強化し、オムニチャネル戦略を成功させる。

弱気シナリオ(モート侵食)

EC専業大手や異業種からの参入により、価格競争がさらに激化する。

消費者のライフスタイルの変化に対応できず、既存の店舗モデルが陳腐化する。

新規事業の失敗や不採算事業の継続により、財務体質が悪化する。

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ヤマダホールディングスが長期的に競争優位性を失うシナリオを考える。まず、家電量販店業界における規模の経済が、デジタル化の進展や異業種からの低コスト参入によって相対的に重要性を失うこと。例えば、Amazonのようなプラットフォームが、より効率的な物流と低価格で家電市場を席巻し、ヤマダのスケールメリットを無効化する。次に、顧客の購買行動が、実店舗での体験よりもオンラインでの情報収集と価格比較を重視する方向にシフトし、スイッチングコストの低さをさらに顕在化させる。さらに、ブランドロイヤリティの低下や、プライベートブランドの差別化失敗により、無形資産としてのブランド価値も希薄化する。これらの要因が複合的に作用し、ヤマダが価格競争に巻き込まれ、収益性を維持できなくなる状況が考えられる。

5年後のモート予測

強気

業界再編やM&Aを成功させ、規模の経済をさらに強化。高付加価値サービスや住宅関連事業とのシナジーを拡大し、収益性を向上させる。ECと実店舗の融合が進み、安定的な成長軌道に乗る。

中立

既存事業の維持・改善に注力し、緩やかな成長を目指す。価格競争やECシフトの影響を受けつつも、一定の規模とブランド力を活かし、市場シェアを維持する。収益性は横ばい傾向。

弱気

EC専業大手や異業種との競争激化により、価格競争に巻き込まれる。店舗網の維持コストが重荷となり、収益性が悪化。新規事業も軌道に乗らず、財務状況が悪化するリスクがある。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 3,851億
2. 健全な財務 自己資本比率 48.6%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -18.3%
6. 適度なPER PER 26.1倍
7. 適度なPBR PBR 0.60倍

合格数:3/7 部分的合格

直近の適時開示

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