クスリのアオキホールディングス(3549)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 1,887 | 107 | 82 | -43 | 22.8 | 260.2 | 7.0 | 37.5 |
| FY2018 | 2,213 | 119 | 88 | 19 | 19.9 | 280.2 | 16.0 | 37.6 |
| FY2019 | 2,509 | 141 | 106 | -67 | 19.6 | 337.9 | 18.0 | 39.9 |
| FY2020 | 3,002 | 164 | 124 | 34 | 18.8 | 393.8 | 20.0 | 38.8 |
| FY2021 | 3,059 | 166 | 121 | -117 | 15.5 | 382.6 | 23.0 | 39.6 |
| FY2022 | 3,283 | 141 | 98 | -75 | 11.3 | 312.1 | 26.0 | 37.1 |
| FY2023 | 3,789 | 153 | 123 | 90 | 12.5 | 390.9 | 29.0 | 35.9 |
| FY2024 | 4,369 | 186 | 123 | 58 | 10.5 | 130.1 | — | 36.4 |
| FY2025 | 5,015 | 266 | 178 | -89 | 12.2 | 175.4 | 14.0 | 41.4 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 56.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
クスリのアオキは北陸地方を中心に「クスリのアオキ」ブランドを展開。地域密着型の店舗運営と、PB商品の開発・販売に注力している。ただし、強力なブランド力や特許による独占的な優位性は限定的。
地域住民にとって、日常的に利用するドラッグストアの乗り換えは手間がかかる。特に、かかりつけ薬局としての機能や、ポイントプログラム、プライベートブランドの品揃えなどが、顧客の定着に寄与していると考えられる。
ドラッグストア事業において、ネットワーク効果は限定的。顧客が増えることで店舗の価値が直接的に向上する仕組みは見られない。
ドラッグストア業界は競争が激しく、スケールメリットによる仕入れコストの削減や、効率的な物流網の構築が重要。クスリのアオキも一定の規模を持つが、業界全体でコスト競争は激化しており、突出したコスト優位性は見出しにくい。
北陸地方においては、店舗網の広がりと地域内での一定のシェアを確立しており、効率的な店舗運営と仕入れを実現している。しかし、全国規模で見ると、大手競合と比較して規模の経済性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域密着戦略による顧客基盤の強固化
PB商品の開発力強化と収益性向上
M&Aや新規出店による持続的な成長
弱気シナリオ(モート侵食)
大手ドラッグストアチェーンとの競争激化
調剤薬局事業の収益性悪化リスク
地域経済の低迷による消費の落ち込み
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
クスリのアオキの投資が失敗するには、まず地域密着型ビジネスモデルの優位性が失われる必要がある。具体的には、競合他社が地域社会との関係性を急速に強化し、クスリのアオキが長年築き上げてきた顧客ロイヤルティを侵食するシナリオが考えられる。また、PB商品の開発・販売における競争力が低下し、粗利率の悪化を招くこともリスク要因となる。さらに、高齢化社会の進展や健康意識の高まりといったマクロトレンドが、同社の事業展開と逆方向に作用し、既存の店舗網やサービスが陳腐化する可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用し、成長鈍化や収益性の低下が顕著になれば、現在の企業価値を維持することは困難になるだろう。
5年後のモート予測
地域経済の活性化とPB商品強化により、既存店売上高・利益ともに堅調に成長。M&Aや新規出店も奏功し、収益基盤を拡大する。
地域内でのシェアを維持しつつ、緩やかな成長を続ける。競争環境の激化により、利益成長率はやや鈍化する可能性もある。
大手競合の攻勢や地域経済の停滞により、既存店売上・利益ともに伸び悩む。PB商品の競争力低下も重なり、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,904億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 41.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -17.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 22.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.67倍 |
合格数:2/7 部分的合格