9766

コナミグループ(9766)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

コナミグループは、ゲームやスポーツなどのエンタテインメントを通じて、人々の生活の質向上に貢献する商品・サービスを提供しています。主な収益源は、家庭用ゲームやモバイルゲームなどを手掛ける「デジタルエンタテインメント事業」、カジノ向けゲーミング機器などを開発・製造・販売する「ゲーミング&システム事業」、フィットネスクラブの運営などを行う「スポーツ事業」、そしてアーケードゲームなどを扱う「アミューズメント事業」です。これらの事業を国内外の子会社を通じて展開し、多角的なエンタテインメント企業として収益を上げています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成

コナミグループの事業セグメントは主に4つです。一つ目は「デジタルエンタテインメント事業」で、家庭用ゲーム、モバイルゲーム、カードゲームなどの企画・制作・販売・運営を国内外で行っています。二つ目は「ゲーミング&システム事業」で、カジノ向けスロットマシンやカジノマネジメントシステムなどの開発・製造・販売を主に海外で展開しています。三つ目は「スポーツ事業」で、フィットネスクラブの運営やスポーツ関連商品の販売などを国内で行っています。四つ目は「アミューズメント事業」で、アーケードゲーム機の開発・製造・販売などを手掛けています。特にデジタルエンタテインメント事業がグループ全体の収益を牽引する主要な稼ぎ頭と考えられます。

有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|995 文字
3【事業の内容】 当社グループは当社(コナミグループ株式会社)、連結子会社26社及び持分法適用会社2社により構成される企業集団であります。「『価値ある時間』をともに」をパーパスとして掲げ、ゲームやスポーツなどのエンタテインメントを通して、人々のウェルビーイングの向上に貢献する商品・サービスを提供しています。 事業の内容と当社、連結子会社及び持分法適用会社の各事業における位置付け並びに事業別セグメントとの関連は、次のとおりであります。 次の事業の区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一でありますが、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.セグメント情報」に記載のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。事業の種類 主要な会社デジタルエンタテインメント事業国内株式会社コナミデジタルエンタテインメント、他海外Konami Digital Entertainment,Inc.、Konami Digital Entertainment B.V.、Konami Digital Entertainment Limited、Konami Cross Media NY, Inc.、他アーケードゲーム事業国内株式会社コナミアーケードゲームス(注3)、他ゲーミング&システム事業海外Konami Gaming,Inc.、Konami Australia Pty Ltd、他スポーツ事業国内コナミスポーツ株式会社、リソルホールディングス株式会社(注2)、他その他国内株式会社コナミアミューズメント、他(注)1.各事業毎の主要な会社は、複数事業を営んでいる場合にはそれぞれに含めております。2.関連会社であり、持分法適用会社であります。3.2025年6月2日付で株式会社コナミアーケードゲームスを設立しております。 事業系統図以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2026時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
競争が激しく、新しい製品・サービスが次々にリリースされるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 ブランド
「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」や「SILENT HILL f」などの人気コンテンツ制作。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:新しい製品・サービスのリリースに関するリスク / 競争に関するリスク / 景気低迷に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 9 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★★☆☆
根拠:中程度ブランド・特許・許認可

「遊☆戯☆王」や「パワフルプロ野球」など、長年にわたり愛される強力なIPを複数保有。これらは新作ゲームやメディア展開を通じて継続的に収益を生み出す源泉となっている。特に「遊☆戯☆王」はカードゲーム市場でも圧倒的な地位を確立しており、IPのブランド力は非常に高い。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

家庭用ゲームやモバイルゲームのプレイヤーは、特定のゲームタイトルやプラットフォームに愛着を持つが、競合他社の魅力的な新作や無料プレイタイトルに移行する可能性も存在する。ただし、長年培われたゲーム体験やコミュニティへの帰属意識は一定のスイッチングコストを生む。

ネットワーク効果★☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

一部のオンラインゲームやeスポーツタイトルにおいては、プレイヤー数が増えることで対戦相手が見つかりやすくなるなどのネットワーク効果が見られる可能性がある。しかし、全体として事業の収益構造がネットワーク効果に強く依存しているとは言えない。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

ゲーム開発・販売においては、開発費の高騰や人件費の上昇がコスト圧迫要因となる。他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を確立している証拠は見当たらない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

ゲーム業界における大手企業として、開発リソース、販売網、マーケティング力において一定の規模の経済を享受している。特にグローバル展開においては、規模が大きいほど効率的な投資が可能となる。

コナミグループの優位性は、長年にわたるエンタテインメント事業で培われた強力なブランド力と、多様なジャンルにわたる豊富なコンテンツポートフォリオにあります。デジタルエンタテインメント事業では、人気ゲームシリーズを多数保有し、国内外で幅広い顧客基盤を確立しています。また、ゲーミング&システム事業では、カジノ市場における規制対応力と技術開発力が強みです。スポーツ事業では、健康志向の高まりに応えるサービスを提供しており、各事業が相互にシナジーを生み出し、変化の激しい市場環境においても安定した事業運営を可能にしています。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

事業リスク

コナミグループの事業にはいくつかのリスクがあります。第一に、新しい製品やサービスをタイムリーにリリースできない場合、売上や利益計画に影響が出る可能性があります。第二に、エンタテインメントおよびスポーツ市場は競争が激しく、競合他社の新しい製品やサービス、あるいは新しい形態の娯楽が登場することで、競争優位を維持することが困難になる可能性があります。第三に、消費者の嗜好が急速に変化する市場において、技術革新や製品・サービスの刷新が追いつかない場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、国内外の法的規制の変更や、サイバー攻撃による情報システム障害、個人情報漏洩なども重要なリスク要因です。

出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|3,271 文字
3【事業等のリスク】 当社及び当社グループ(以下、本項目においては当社と総称)の事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。(1) 新しい製品・サービスのリリースに関するリスク 新しい製品やサービスを適時にリリースできるかは、当社の制作リソースや生産能力だけでなく、新しい技術やプラットフォームへの適合など様々な要因が影響を及ぼすことが考えられます。これら全てに適切に対応し、お客様に満足いただける品質の製品・サービスをタイムリーに提供することができなければ、当社の売上・利益計画に影響が生じる可能性があります。(2) 競争に関するリスク当社が事業を展開するエンタテインメント及びスポーツ関連市場は競争が激しく、競合より新しい製品・サービスが次々にリリースされるだけでなく、競合となり得る新しい業態の娯楽・レジャーが続々と登場しています。これらが新たな競争を生み、市場における当社の競争優位を持続させることが困難になる可能性があります。(3) 景気低迷に関するリスク 消費者マインドを悪化させるような著しい景気の低迷は、当社が事業を展開するエンタテインメント及びスポーツに関連する製品・サービスに対する需要を減退させる可能性があります。(4) 少子高齢化に関するリスク 国内外で進展する少子高齢化は、当社が事業を展開するエンタテインメント及びスポーツ関連の市場を大きく変化させる可能性があります。(5) 消費者嗜好の変化に関するリスク エンタテインメント及びスポーツ関連市場は、テクノロジーの進化等を背景としたトレンドとブームが特徴で、消費者の嗜好が急速に変化します。急速に変化する消費者の嗜好に対応するためには、技術革新や製品・サービスの刷新をスピード感をもって行うことが必要です。消費者の嗜好の変化に対応した製品・サービスを提供し続けることができなければ、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(6) 各国の法的規制等に関するリスク 当社が事業を展開する各国において法的規制等が変更された場合、当社はこれに対応するため製品・サービスだけでなく、ビジネスモデルや戦略の変更が必要となる可能性があり、当該国での事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の事業に関連しては、消費者保護、個人情報保護、オンラインサービス規制等を含む各国の法的規制が適用される可能性があり、当該規制への対応が不十分な場合、行政処分や訴訟等の対象となる可能性があります。 なお、ゲーミング(カジノ)に関する規制、ライセンスについては「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載のとおりであります。(7) 知的財産権に関するリスク 当社の製品・サービスには、他者の著作物などの知的財産を使用しているものがあり、必要とする知的財産の使用許諾が受けられない場合、関連する製品・サービスの提供に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は、他者の知的財産権を侵害することがないよう相当の注意を払っておりますが、見解の相違等により知的財産権の侵害を巡る争いが生じる可能性があります。そのような場合、当社としての正当性を主張してまいりますが、争いの解決にあたり和解金などの金銭支出が必要となる場合や、当該知的財産権を使用できなくなる場合もあり、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(8) 製品・サービスの欠陥に関するリスク 当社が提供する製品・サービスについてはリリース前に徹底した品質の確認を行っておりますが、万が一重大な欠陥がリリース後に発見された場合、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(9) 企業買収または投資に関するリスク 当社は、持続的な成長と企業価値向上を目指して、既存事業の拡大のためだけでなく、中長期的に成長が見込まれる新しい事業も視野に入れて、企業買収等の機会を模索しております。企業買収等は、買収後の統合作業の失敗や、当初計画していたとおりの業績が見込めなくなった場合の減損損失の計上等、さまざまなリスクを伴います。実行にあたっては、入念なデューデリジェンスを実施した上で慎重に検討を進めてまいります。(10) 人材に関するリスク 当社の成長は、経営幹部及び従業員の貢献が継続すること、そして新たに有能な従業員を採用できるかによるところが大きいといえます。特にデジタル人材は、世界的な獲得競争が繰り広げられており、人材確保が極めて困難な状況にあります。また、海外での事業展開に対応するためグローバル人材の確保が急務となっております。有能な人材を採用し、継続して雇用することができなければ当社の業績に影響が生じる可能性があります。(11) 海外での事業展開に関するリスク 海外での事業展開については、テロ・紛争等による社会的混乱や予期せぬ政治的要因、各国特有の商慣習、関税や為替変動によるリスク等も考慮して事業活動を行うことが必要です。これら全てに適切な対応ができなければ当社の業績に影響が生じる可能性があります。(12) 自然災害等に関するリスク 地震、洪水、台風等の自然災害やパンデミックといった事象は社会・経済に大きな影響を与える可能性があります。また、これらが発生する場合、当社製品のサプライチェーンに影響を及ぼすことが想定されます。建物の耐震対策や防災訓練、事業所内の衛生対策、安否確認システムの構築、主要部品の代替調達先の検討等の対策を講じておりますが、当社が事業を展開する国・地域においてこれらの事象が発生する場合、業績に影響が生じる可能性があります。(13) セキュリティに関するリスク 当社は、事業活動においてインターネット、クラウドを含む様々な情報システムを活用しておりますが、可用性やセキュリティを向上させる様々な対策を検討し、導入しております。 このような対策にもかかわらず、外部からのサイバー攻撃、予期せぬ自然災害や事故の発生、電力・通信インフラの停止等により情報システムに障害が発生し、お客様へ提供するサービスが停止した場合、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(14) 個人情報管理に関するリスク 当社役職員による不適切な取扱いや、外部からの不正アクセス等によりお客様の個人情報が漏洩するような事態が万が一発生する場合、当社のブランドイメージ及び業績に大きな影響が生じる可能性があります。当社はこのような事態を未然に防止するため、厳格な情報管理規程を制定し、役職員への教育を徹底しているだけでなく、情報システムに強固なセキュリティ対策を講じております。また、世界各国の個人情報保護規則(GDPR等)に対応できる体制を整備するなど、万全を期して対策に取り組んでおります。(15) 訴訟に関するリスク 当社の事業活動が訴訟・仲裁その他の法的手続の対象とされ、当社に不利な判断が下された場合、当社の業績に影響が生じる可能性があります。(16) 不正行為に関するリスク 当社の製品・サービスを利用した不正行為に対しては、システム面での防止策を講じるだけでなく、利用規約で禁止し、お客様へ積極的に啓発を行っております。また、違反者に対しては厳正な対応を行っております。しかし、万が一、大規模な不正行為が発生した場合、当社の信頼やブランドイメージが毀損すること等により、当社の業績に影響が生じる可能性があります。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が コナミグループ の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →