京都ホテル(9723)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 107 | 6 | 3 | 5 | 12.8 | 23.7 | 3.0 | 10.9 |
| FY2017 | 127 | 6 | 3 | 10 | 11.6 | 24.3 | 3.0 | 12.7 |
| FY2018 | 106 | 6 | 2 | 8 | 7.1 | 15.7 | 5.0 | 13.8 |
| FY2019 | 96 | 1 | -3 | 2 | -14.4 | -27.3 | 3.0 | 11.4 |
| FY2020 | 38 | -26 | -20 | -16 | -279.6 | -176.3 | 3.0 | 4.1 |
| FY2021 | 43 | -20 | -7 | 1 | -61.9 | -55.7 | 0.0 | 6.4 |
| FY2022 | 74 | -0 | 1 | 8 | 5.7 | 5.2 | 0.0 | 6.8 |
| FY2023 | 91 | 10 | 9 | 13 | 47.0 | 74.2 | 0.0 | 12.1 |
| FY2024 | 94 | 9 | 8 | 12 | 29.0 | 60.6 | 5.0 | 16.0 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 3.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
京都ホテルは、京都という国際的な観光地における長年の歴史と高いブランド認知度を持つ。特に「ホテルグランヴィア京都」はJR京都駅直結という抜群の立地を活かし、国内外からの観光客やビジネス客に選ばれ続けている。この立地とブランドは、新規参入が容易ではない無形資産と言える。
高級ホテルや駅直結ホテルを利用する顧客は、利便性やブランドロイヤリティから一定のスイッチング・コストが存在する。しかし、ホテル業界全体としては選択肢が多く、価格やキャンペーン次第で乗り換えも起こりうるため、スイッチング・コストは限定的。
ホテル事業において、顧客が増えることでサービスの価値が直接的に向上するネットワーク効果は基本的に見られない。
駅直結という立地は、集客面でのコスト効率に寄与する可能性がある。しかし、人件費や維持費など、ホテル運営における構造的なコスト優位性は限定的であり、競合との差別化要因とはなりにくい。
京都ホテルは京都エリアで複数のホテルを運営しているが、国内のホテル業界全体で見ると、規模の経済による圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。業界内では中堅規模であり、寡占化の恩恵は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
インバウンド需要の回復と継続的な増加
京都というブランド価値の更なる向上
駅直結立地の優位性を活かした高稼働率の維持
弱気シナリオ(モート侵食)
競合ホテル(特に新規参入)との価格競争激化
国内外の経済情勢悪化による観光需要の低迷
パンデミック等の予期せぬ事態による需要の急減
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、京都という観光地の魅力が相対的に低下するか、あるいは京都ホテルがその立地やブランド力を活かせなくなる状況が真でなければならない。例えば、競合他社がより魅力的な立地や斬新なサービスで顧客を奪い、京都ホテルが提供する価値が陳腐化するシナリオが考えられる。また、JR京都駅周辺の再開発により、ホテルの利便性が相対的に低下したり、新たな交通網の整備で駅直結の優位性が薄れる可能性も否定できない。さらに、ホテル業界全体の構造的な収益性の悪化、例えば人件費の高騰や不動産価格の異常な上昇が、京都ホテル固有の収益性を圧迫し続ける状況も考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の競争優位性が失われることが、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
インバウンド需要の回復とブランド力により、客室単価・稼働率ともに上昇。駅直結の強みを活かし、堅調な収益成長を達成する。
コロナ禍前の水準には戻るものの、競争激化により緩やかな成長に留まる。立地優位性は維持するが、大幅な収益改善は見込みにくい。
国内外経済の悪化や競合の台頭により、客室単価・稼働率ともに低下。収益性は悪化し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 80億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 16.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 4.71倍 |
合格数:1/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-03 臨時報告書