エーアイテイー(9381)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 213 | 14 | 10 | 7 | 19.4 | 51.4 | — | 74.3 |
| FY2017 | 251 | 15 | 11 | 13 | 19.6 | 57.6 | 30.0 | 72.9 |
| FY2018 | 278 | 15 | 12 | 18 | 19.6 | 61.1 | 35.0 | 71.9 |
| FY2019 | 450 | 16 | 13 | 21 | 11.3 | 55.5 | 36.0 | 54.9 |
| FY2020 | 458 | 23 | 17 | 12 | 14.2 | 73.4 | 36.0 | 55.6 |
| FY2021 | 599 | 36 | 24 | 42 | 16.8 | 100.8 | 38.0 | 59.2 |
| FY2022 | 695 | 53 | 37 | 55 | 22.2 | 156.9 | 58.0 | 65.6 |
| FY2023 | 514 | 43 | 30 | 30 | 16.8 | 127.2 | 80.0 | 73.4 |
| FY2024 | 556 | 41 | 30 | 14 | 15.6 | 129.7 | 80.0 | 74.6 |
| FY2025 | 584 | 42 | 32 | 19 | 15.2 | 135.2 | 80.0 | 74.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
エーアイテイー(9381)は、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たりません。事業内容は倉庫・運輸関連であり、無形資産による競争優位性は限定的と考えられます。
倉庫・運輸サービスは、顧客との長期契約や、特定のシステム連携、積み上げられた信頼関係により、一定のスイッチング・コストが発生する可能性があります。しかし、代替サービスも多く、乗り換えの障壁はそれほど高くないと考えられます。
エーアイテイーの事業モデルは、ユーザーが増えることでサービスの価値が増加するネットワーク効果を生み出す構造ではありません。個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような特性は見られません。
倉庫・運輸業は一般的に設備投資や人件費がコストの大部分を占めます。エーアイテイーが他社と比較して構造的に低いコスト構造を持っているという明確な証拠はありません。規模の経済による効率化の可能性はありますが、突出した優位性とは言えません。
エーアイテイーは、東京証券取引所プライム市場に上場しており、一定の事業規模を有しています。倉庫・運輸業界は、地域やサービス内容によって寡占化が進んでいる側面があり、同社が一定の市場シェアを確保していることは、効率規模の観点から一定の優位性を示唆します。
競合との比較優位
強気シナリオ
物流DXの進展による業務効率化とサービス付加価値向上
首都圏における物流インフラの需要拡大と安定的な収益基盤
M&Aやアライアンスによる事業領域の拡大とシナジー効果
弱気シナリオ(モート侵食)
燃料費や人件費の高騰による収益圧迫
景気変動による荷動きの鈍化と設備稼働率の低下
新規参入や既存競合による価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
エーアイテイーの投資が失敗するには、まず同社が保有する倉庫・運輸インフラの価値が、競合他社や新規参入者に対して相対的に低下することが必要です。具体的には、立地条件の悪化、老朽化による維持コストの増大、あるいはより効率的な最新鋭の物流センターを競合が次々と建設し、コスト面やサービス面で圧倒的な差をつけられる状況が考えられます。また、顧客がスイッチング・コストをほとんど感じずに、より安価で高品質なサービスを提供する企業へ容易に乗り換えられるような技術革新や市場環境の変化も、同社の競争優位性を損なう要因となり得ます。さらに、DX化の遅れが致命的となり、自動化やデータ活用で先行する競合に、オペレーション効率や顧客への情報提供能力で大きく水をあけられるシナリオも考えられます。最終的には、同社の「規模の経済」が、もはや競争優位とは言えないほど陳腐化し、むしろ維持コストの重荷となる状況が到来することです。
5年後のモート予測
物流DXの推進と首都圏での需要増を背景に、高稼働率とサービス付加価値向上により、売上・利益ともに堅調に成長する。
緩やかな経済成長と物流需要の安定性を前提に、コスト管理を徹底しつつ、現状維持に近い収益水準を確保する。
燃料費・人件費の高騰、景気後退による荷動きの減少、競争激化により、収益性が悪化し、利益が減少する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 531億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 74.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -4.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.59倍 |
合格数:3/7 部分的合格