穴吹興産(8928)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 779 | 40 | 24 | 4 | 14.0 | 45.1 | 7.0 | 27.5 |
| FY2017 | 815 | 44 | 25 | -52 | 12.7 | 463.0 | — | 27.4 |
| FY2018 | 903 | 55 | 30 | -10 | 13.7 | 565.2 | 90.0 | 27.1 |
| FY2019 | 997 | 61 | 34 | 26 | 13.6 | 636.6 | 105.0 | 29.1 |
| FY2020 | 954 | 57 | 33 | -95 | 11.9 | 307.7 | 55.0 | 31.1 |
| FY2021 | 1,048 | 58 | 31 | -18 | 10.1 | 286.8 | 55.0 | 25.9 |
| FY2022 | 1,113 | 70 | 42 | 36 | 12.8 | 392.6 | 58.0 | 28.9 |
| FY2023 | 1,138 | 70 | 41 | -77 | 11.2 | 379.8 | 58.0 | 28.6 |
| FY2024 | 1,345 | 57 | 48 | -34 | 12.0 | 454.1 | 68.0 | 29.6 |
| FY2025 | 1,310 | 57 | 37 | -65 | 8.5 | 349.0 | 58.0 | 29.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
穴吹興産は不動産開発・分譲・仲介・管理などを手掛けるが、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPによる競争優位性は見られない。地域密着型ビジネスであり、無形資産による差別化は限定的。
不動産購入者は、住宅ローンや物件の特性から、一度購入した物件や関連サービス(リフォーム等)からの乗り換えには一定の手間やコストが発生する可能性がある。しかし、新規購入時の選択肢は多く、スイッチング・コストは高くない。
不動産開発・販売事業は、ユーザー数の増加によってサービス価値が向上するネットワーク効果は基本的に働かないビジネスモデルである。
不動産開発においては、土地取得コストや建築コストが重要となるが、穴吹興産が構造的に他社より圧倒的に低いコストで開発・販売できる優位性は確認できない。規模の経済によるコスト削減効果は限定的。
不動産開発・分譲事業は、一定の規模を持つことで土地調達や開発効率において有利になる側面がある。穴吹興産は一定の事業規模を有しているが、業界全体で見ると大手デベロッパーと比較して規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
首都圏・地方都市における住宅需要の底堅さ
保有不動産の賃料収入による安定的な収益基盤
新規事業(リフォーム等)の成長性
弱気シナリオ(モート侵食)
金利上昇による住宅ローン金利の上昇と需要の減退
建築資材価格の高騰による収益性の悪化
競合他社との価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、穴吹興産が保有する不動産ポートフォリオの価値が、市場全体の不動産価格下落や、金利上昇による借り入れコスト増加、空室率上昇といった複合的な要因によって、想定以上に急速かつ大幅に毀損される必要がある。特に、地方都市における人口減少とそれに伴う不動産需要の構造的な低迷が、同社の主要事業基盤を蝕み、開発・分譲事業の採算性を悪化させ、保有不動産の含み損を顕在化させるシナリオが考えられる。また、競合他社がより低コストで高品質な物件を供給し、顧客の嗜好の変化に迅速に対応することで、同社の市場シェアが奪われる可能性も無視できない。
5年後のモート予測
堅調な住宅需要と保有資産の安定収益を背景に、緩やかな成長を続ける。新規事業の拡大も寄与し、収益基盤は安定する。
市場環境の変動を受けつつも、既存事業と新規事業のバランスを取りながら、安定的な収益を維持する。
金利上昇や建築コスト高騰、需要低迷により、開発・分譲事業の採算が悪化。保有不動産の評価損も発生し、収益は低迷する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 266億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 29.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -3.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 7.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.61倍 |
合格数:3/7 部分的合格