8697

日本取引所グループ(8697)に経済的な堀はあるか

その他金融業 金融(除く銀行)

株価

現在株価
2,217
2026-09-01
時価総額
18,211 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 1,079 594 421 281 16.0 77.0 0.6
FY2017 1,207 718 505 399 18.1 94.2 47.0 0.7
FY2018 1,211 695 491 227 16.8 91.6 67.0 0.5
FY2019 1,237 685 476 474 15.6 88.9 70.0 0.4
FY2020 1,333 746 514 702 15.6 96.0 54.0 0.5
FY2021 1,354 735 500 449 15.4 94.4 68.0 0.4
FY2022 1,340 683 463 584 14.4 88.0 72.0 0.4
FY2023 1,529 874 608 724 18.0 116.9 63.0 0.4
FY2024 1,622 901 611 249 17.4 58.7 91.0 0.4
FY2025 1,987 1,163 791 925 22.1 76.8 0.5

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●○○○○
1/5
ネットワーク
●●●●○
4/5
コスト優位
○○○○○
0/5
効率規模
●●●●●
5/5

総合スコア:13/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産3/5

日本取引所グループは、東京証券取引所、大阪取引所といった国内主要証券取引所の運営主体であり、金融商品取引法に基づく免許・登録制度により、新規参入が極めて困難な規制上の参入障壁を持つ。これは強力な無形資産と言える。

スイッチングコスト1/5

証券会社や投資家が取引所を乗り換える際の直接的なスイッチングコストは低いが、長年の慣習や流動性の集中といった間接的な要因により、主要取引所からの離脱は容易ではない。

ネットワーク効果4/5

取引所は、多くの投資家、発行体、証券会社が集まることで流動性が高まり、その流動性の高さが更なる参加者を引きつけるという強力なネットワーク効果を持つ。特にデリバティブ市場では顕著。

コスト優位0/5

取引所のビジネスモデルは、取引手数料や上場料が収益源であり、構造的なコスト優位性は見出しにくい。

規模の経済5/5

日本取引所グループは、東京証券取引所と大阪取引所を統合し、国内の証券取引インフラを独占的に提供している。この規模は、効率性と競争優位性の源泉となっている。

競合との比較優位

強気シナリオ

デリバティブ市場の拡大と国際競争力の強化

DX推進による取引システム高度化とコスト効率改善

新規上場市場の活性化とグローバル企業誘致

弱気シナリオ(モート侵食)

海外取引所との競争激化によるシェア低下

サイバー攻撃等によるシステム障害リスク

低金利環境の長期化による手数料収入の伸び悩み

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

日本取引所グループの投資が失敗するには、まず、その規制上の参入障壁が崩壊し、国内外から多数の競合取引所が参入してくるシナリオが考えられる。また、強力なネットワーク効果が失われ、流動性が分散することも致命的だ。例えば、ブロックチェーン技術を用いた分散型取引所(DEX)が、既存の規制枠組みを回避しつつ、低コストかつ高速な取引を実現し、多くの参加者を引きつけるようになれば、現在の優位性は大きく損なわれるだろう。さらに、グローバルな金融市場の再編が進み、日本の市場が相対的に重要性を失う、あるいは、主要な金融センターとしての地位を明け渡すような地政学的な変化も、この投資の失敗要因となりうる。取引所の収益基盤である手数料収入が、技術革新や市場構造の変化によって根本的に侵食される可能性も否定できない。

5年後のモート予測

強気

デリバティブ市場の成長とDXによる効率化で収益拡大。新規上場も増加し、市場全体の取引高が増加する。

中立

既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長。デリバティブ市場の動向や新規上場数に左右される。

弱気

海外取引所との競争激化やシステムリスクにより、収益が伸び悩む。手数料収入の減少リスクも顕在化する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 18,211億
2. 健全な財務 自己資本比率 0.5%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -4.4%
6. 適度なPER PER 23.0倍
7. 適度なPBR PBR 5.27倍

合格数:2/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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