井筒屋(8260)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 796 | 14 | 6 | 15 | 6.4 | 53.1 | — | 15.9 |
| FY2017 | 783 | 11 | 7 | 21 | 6.7 | 58.9 | 0.0 | 17.4 |
| FY2018 | 790 | 14 | -25 | 14 | -32.2 | -214.7 | 0.0 | 14.0 |
| FY2019 | 661 | 13 | 4 | -8 | 5.0 | 35.8 | 0.0 | 16.1 |
| FY2020 | 505 | 0 | 1 | 8 | 1.3 | 9.7 | 0.0 | 17.2 |
| FY2021 | 531 | 13 | 12 | 11 | 13.0 | 102.2 | 0.0 | 19.1 |
| FY2022 | 226 | 12 | 10 | 20 | 10.1 | 89.0 | 5.0 | 21.8 |
| FY2023 | 225 | 10 | 10 | 13 | 8.8 | 85.0 | 5.0 | 24.0 |
| FY2024 | 222 | 10 | 10 | 9 | 8.4 | 88.4 | 5.0 | 26.8 |
| FY2025 | 213 | 6 | 5 | 15 | 4.0 | 44.0 | 6.0 | 28.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
井筒屋は地域に根差した百貨店としてのブランド認知はあるものの、全国的な強力なブランド力や特許、独占的IPは限定的。特定の地域(特に山口県下関市)での長年の営業実績がブランド価値を支えているが、競合との差別化要因としては弱い。
百貨店という業態の性質上、顧客は価格や品揃え、利便性で店舗を選択するため、特定の店舗への強いスイッチング・コストは発生しにくい。ポイントカードや会員制度はあるが、乗り換えを強く抑制するほどの囲い込み効果は限定的と推測される。
百貨店業態において、顧客数や店舗数の増加が直接的にサービス価値を高めるネットワーク効果は基本的に存在しない。
百貨店業界全体として、オンライン販売の台頭や消費者の価値観の変化により、価格競争力やコスト構造での優位性を確立することは困難。井筒屋も特別なコスト優位性を持つとは考えにくい。
下関市を中心に複数店舗を展開しており、地域内での一定の規模を持つ。しかし、全国的な百貨店業界や小売業界全体で見ると、規模の経済による圧倒的な優位性はなく、むしろ規模の小ささが課題となる場面もある。
競合との比較優位
強気シナリオ
地域経済の活性化に伴う百貨店需要の回復
オンラインストアや新規事業による収益源の多様化
既存顧客基盤の維持・強化による安定収益
弱気シナリオ(モート侵食)
消費者の嗜好の変化による百貨店離れの加速
オンライン競合や専門店との競争激化
地域経済の低迷による売上・利益の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
井筒屋の投資が失敗するには、まず地域経済が長期的に低迷し、主要顧客層の購買力が低下することが必要である。また、オンライン販売や他業態への適応が遅れ、既存のブランド力や店舗網が陳腐化し、競合他社(特にECサイトや郊外型ショッピングモール)に対して価格競争力や品揃えで劣後することが不可欠となる。さらに、長年培ってきた地域密着型の顧客サービスが、デジタル化の波や若年層の価値観の変化に対応できず、世代交代の波に乗れない状況が続くことも、同社の競争優位性を失わせる要因となるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、井筒屋の持続的な競争優位性は失われ、投資としての魅力は低下すると考えられる。
5年後のモート予測
地域経済の回復と新規事業の成功により、売上・利益ともに緩やかな成長軌道を描く。特にオンラインチャネルの強化が奏功し、新たな顧客層の獲得にも繋がる。
既存事業の維持に注力しつつ、緩やかな変化に対応。売上・利益は横ばい傾向で推移するが、大きな成長は見込めない。地域経済の動向に左右される。
消費者の百貨店離れが加速し、オンライン競合にシェアを奪われる。地域経済の低迷も重なり、売上・利益ともに大幅な減少に直面する。事業再編のリスクも高まる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 48億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 28.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -20.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.39倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-05-29 臨時報告書