マックスバリュ東海(8198)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,247 | 54 | 32 | 11 | 7.0 | 179.6 | — | 65.1 |
| FY2017 | 2,256 | 53 | 32 | 24 | 6.7 | 180.3 | 38.0 | 66.4 |
| FY2018 | 2,278 | 50 | 28 | 19 | 5.6 | 156.3 | 47.0 | 67.4 |
| FY2019 | 2,715 | 72 | 29 | 71 | 4.2 | 108.6 | 47.0 | 58.8 |
| FY2020 | 3,559 | 117 | 53 | 129 | 7.1 | 146.1 | 47.0 | 56.7 |
| FY2021 | 3,549 | 113 | 76 | 10 | 10.9 | 210.5 | 50.0 | 59.2 |
| FY2022 | 3,511 | 103 | 62 | 34 | 8.4 | 193.8 | 57.0 | 61.7 |
| FY2023 | 3,667 | 135 | 83 | 117 | 10.3 | 261.1 | 57.0 | 60.5 |
| FY2024 | 3,774 | 141 | 94 | -11 | 10.6 | 294.5 | 60.0 | 65.3 |
| FY2025 | 3,850 | 136 | 102 | 130 | 10.6 | 321.5 | 75.0 | 63.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
マックスバリュ東海はイオン傘下のスーパーマーケットであり、イオンブランドの認知度は高いものの、個別の店舗ブランド力やプライベートブランド(PB)の差別化は限定的。PB商品「トップバリュ」の利用はあるが、それが直接的な競争優位に繋がるほどの強固な無形資産とは言えない。
スーパーマーケットの顧客は、価格、品揃え、利便性(店舗立地、営業時間)などを総合的に判断して店舗を選択する。特定店舗への強いロイヤリティや、乗り換えに伴う大きな損失は発生しにくく、スイッチング・コストは低いと考えられる。
小売業であり、顧客が増えることでサービスの質が向上するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。ポイントカードシステムなどはあるが、限定的な顧客囲い込みに留まる。
イオングループ全体での仕入れや物流の効率化、PB商品の開発による原価低減の恩恵を受けている可能性はある。しかし、同業他社も同様の取り組みを行っており、構造的なコスト優位性は限定的と推測される。
東海地方を中心に広範な店舗網を展開しており、一定の規模の経済を享受している。地域内でのシェアは高く、寡占的な地位を築いている可能性がある。イオンリテールなどグループ内での連携による効率化も期待できる。
競合との比較優位
強気シナリオ
イオングループとのシナジー効果による仕入れ・物流コストの更なる削減。
地域密着型店舗の展開による顧客基盤の強化と売上拡大。
PB商品開発力の向上による粗利率の改善。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の積極的な出店や価格競争によるシェア低下。
人件費や原材料費の高騰による収益性の悪化。
消費者の嗜好の変化への対応遅れによる客数減少。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、マックスバリュ東海がイオングループの強力な購買力や物流網を活用できず、個々の店舗運営においても競合他社に対して価格競争力や商品開発力で劣後し続ける必要がある。また、地域社会との関係性が希薄化し、顧客の離反が加速することも考えられる。さらに、デジタル化への対応が遅れ、オンライン販売やデリバリーサービスで後塵を拝し、若年層や新しいライフスタイルを持つ層の獲得に失敗することも、持続的な競争優位性を失う要因となるだろう。イオンという巨大な後ろ盾があるにも関わらず、地域スーパーとしての個性を失い、汎用的な小売業として埋没していくシナリオが考えられる。
5年後のモート予測
イオングループとの連携強化、地域特性を活かした店舗戦略により、東海地方でのシェアを維持・拡大。PB商品強化と効率的な店舗運営で収益性を向上させる。
既存店売上の緩やかな成長と、新規出店による売上増。コスト削減努力は継続するが、競争環境の厳しさから大幅な収益改善は限定的。
競合激化や消費者の節約志向の高まりにより、既存店売上が低迷。コスト上昇圧力に抗えず、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,114億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 63.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 18.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.15倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-05-20 臨時報告書