ニチモウ(8091)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,092 | 17 | 6 | -1 | 4.8 | 17.2 | — | 19.5 |
| FY2016 | 1,140 | 24 | 9 | 42 | 6.3 | 26.9 | — | 23.6 |
| FY2017 | 1,186 | 14 | 6 | -15 | 4.2 | 177.0 | 5.0 | 20.9 |
| FY2018 | 1,288 | 24 | -27 | 32 | -18.2 | -790.0 | 50.0 | 22.6 |
| FY2019 | 1,179 | 19 | 24 | 9 | 15.3 | 690.9 | 50.0 | 24.8 |
| FY2020 | 1,133 | 22 | 15 | 51 | 8.6 | 434.6 | 100.0 | 26.4 |
| FY2021 | 1,155 | 32 | 28 | -80 | 13.7 | 805.2 | 50.0 | 26.6 |
| FY2022 | 1,268 | 29 | 24 | -4 | 10.1 | 682.6 | 100.0 | 30.6 |
| FY2023 | 1,278 | 20 | 23 | 79 | 8.3 | 283.2 | 160.0 | 34.9 |
| FY2024 | 1,339 | 30 | 27 | -33 | 8.8 | 320.1 | 180.0 | 36.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ニチモウは水産・食品卸売業であり、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスによる無形資産は限定的。一部、長年の取引で培われた信頼やノウハウは存在するが、明確な競争優位となるレベルではない。
食品卸売業においては、長年の取引関係や納入実績が顧客との関係性を強化する要因となる。しかし、競合他社も多く、価格や品揃え、サービスレベルによっては顧客が乗り換える可能性も否定できないため、スイッチング・コストは限定的。
水産・食品卸売業は、サプライヤーと小売・外食産業を結びつけるビジネスモデルであり、直接的なネットワーク効果(ユーザーが増えるほど価値が増す)は発生しにくい構造である。
規模の経済や効率的な物流網の構築により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、水産物の調達価格の変動や、競合他社との差別化が難しい中で、構造的なコスト優位を確立しているとは言い難い。
水産物・食品卸売業界において、ニチモウは一定の規模を持つプレイヤーであり、広範なサプライヤーネットワークと顧客基盤を有している。これにより、効率的な調達と販売チャネルを維持し、業界内での一定の地位を確保している。
競合との比較優位
強気シナリオ
水産物・食品の安定的な需要の継続
グローバルな調達網の強化による商品ラインナップ拡充
DX推進による物流・販売効率の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
水産資源の枯渇や価格高騰
競合他社との価格競争激化
食の安全・安心に対する懸念の高まり
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ニチモウの投資が失敗するには、まず水産物・食品という生活必需品への需要が構造的に減退することが必要である。さらに、同社が長年培ってきたサプライヤーや顧客との関係性が、競合他社のより低価格な商品や革新的なサービスによって容易に代替可能となり、スイッチング・コストが実質的にゼロに近づく状況が考えられる。また、グローバルな調達網や物流網における効率性が、テクノロジーの進化や新たなプレイヤーの参入によって陳腐化し、規模の経済による優位性が失われることも、失敗シナリオの重要な要素となるだろう。最終的には、同社が持つ既存のビジネスモデルそのものが、市場の変化に対応できず、競争力を完全に失うことが、この投資の失敗を決定づける。
5年後のモート予測
安定した需要とグローバル調達網の強化により、売上・利益は緩やかに成長。DXによる効率化で収益性も改善し、安定配当を維持する。
市場環境の変化に対応しつつ、既存事業を維持。売上・利益は横ばい傾向で推移するが、競争環境の厳しさから大きな成長は見込めない。
水産資源の減少や価格高騰、競争激化により、売上・利益は減少。収益性の悪化が続き、配当の維持も困難になる可能性がある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 192億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 36.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -26.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 7.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.64倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書