阪和興業(8078)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 15,118 | 182 | 255 | 427 | 16.3 | 122.9 | — | 25.8 |
| FY2016 | 15,140 | 234 | 164 | -145 | 9.5 | 80.2 | — | 24.5 |
| FY2017 | 17,911 | 262 | 174 | -597 | 8.5 | 427.0 | 19.0 | 21.8 |
| FY2018 | 20,746 | 289 | 139 | -52 | 6.9 | 342.4 | — | 20.2 |
| FY2019 | 19,075 | 273 | -137 | 501 | -8.2 | -336.5 | 150.0 | 20.5 |
| FY2020 | 17,455 | 292 | 196 | 148 | 10.2 | 482.7 | 100.0 | 22.9 |
| FY2021 | 21,640 | 624 | 436 | -2,957 | 18.1 | 1,073.3 | 60.0 | 13.8 |
| FY2022 | 26,682 | 641 | 515 | 2,777 | 16.7 | 1,267.4 | 100.0 | 26.2 |
| FY2023 | 24,320 | 497 | 384 | 192 | 10.8 | 944.9 | 130.0 | 30.1 |
| FY2024 | 25,545 | 615 | 455 | -117 | 11.7 | 1,125.7 | 185.0 | 32.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
阪和興業は特定のブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPに依存するビジネスモデルではない。汎用的な鋼材や非鉄金属の流通が中心であり、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
長年の取引実績や顧客ニーズへの対応力により、一定の顧客との関係性は構築されている。しかし、価格競争力や代替品の存在により、顧客が他社へ乗り換えるリスクはゼロではなく、スイッチング・コストは限定的。
阪和興業のビジネスモデルは、プラットフォーム型ではなく、サプライヤーと顧客を繋ぐ商社機能が中心である。ユーザー数の増加がサービス価値を向上させるネットワーク効果は期待できない。
鋼材・非鉄金属の流通において、長年の経験と広範なサプライヤーネットワーク、効率的な物流網を構築している。これにより、一定のコスト競争力を維持していると考えられる。特に、大量仕入れによる価格交渉力は強み。
鉄鋼・非鉄金属流通業界において、阪和興業は大手の一角を占める規模を持つ。広範な取扱品目と全国的な販売網は、中小規模の競合他社に対する優位性をもたらしている。業界内での寡占的な地位は限定的だが、規模の経済は効いている。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ投資や建設需要の継続による鋼材需要の安定
非鉄金属分野での高付加価値商材の取扱拡大
DX推進による物流・在庫管理の効率化とコスト削減
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の急激な変動リスク
国内建設市場の長期的な低迷
海外競合他社の台頭による価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
阪和興業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきたコスト優位性が失われる必要がある。具体的には、サプライヤーとの交渉力が低下し、仕入れコストが上昇すること。あるいは、物流網の非効率化や、競合他社がより革新的な物流・在庫管理システムを導入し、大幅なコスト削減を実現すること。また、顧客との関係性が、価格以外の付加価値(技術サポート、納期厳守など)で差別化できなくなり、価格のみで取引先が決定される状況に陥ること。さらに、鉄鋼・非鉄金属というコモディティ市場において、新たな代替素材や技術が登場し、同社の取扱品目の需要が構造的に減少することも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の収益性を長期的に圧迫するシナリオが考えられる。
5年後のモート予測
インフラ投資や設備投資の活発化を背景に、鋼材・非鉄金属の需要が堅調に推移。高付加価値商材の取扱拡大やDXによる効率化で、売上・利益ともに着実に成長する。
国内景気の緩やかな回復と、一部の産業分野での需要増に支えられ、安定的な収益を維持。原材料価格の変動リスクを一部吸収しつつ、堅実な経営を続ける。
世界経済の減速や地政学リスクの高まりにより、需要が低迷。原材料価格の変動や為替の影響を受け、収益性が悪化。競争激化により、シェアの維持も困難になる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 708億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 32.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 1.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 1.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.18倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-13 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-30 臨時報告書
- 2026-06-26 臨時報告書
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)