築地魚市場(8039)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 783 | -1 | 6 | -39 | 11.3 | 289.3 | — | 31.8 |
| FY2017 | 788 | -2 | 4 | -3 | 6.3 | 172.0 | 30.0 | 32.0 |
| FY2018 | 768 | -1 | -1 | 5 | -1.1 | -28.6 | 35.0 | 33.9 |
| FY2019 | 717 | -7 | -7 | 4 | -13.4 | -307.9 | 30.0 | 33.9 |
| FY2020 | 666 | 1 | 5 | 11 | 9.1 | 231.2 | 30.0 | 36.6 |
| FY2021 | 550 | 1 | 3 | 2 | 4.5 | 117.8 | 35.0 | 36.8 |
| FY2022 | 580 | 2 | 2 | -2 | 3.6 | 100.2 | 35.0 | 36.6 |
| FY2023 | 587 | 0 | 2 | 12 | 3.2 | 91.1 | 35.0 | 37.3 |
| FY2024 | 624 | 3 | 3 | -8 | 4.4 | 128.6 | 35.0 | 39.4 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 35.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
築地魚市場は卸売業であり、特定のブランド力や特許、規制ライセンスに依存する事業ではない。一般消費財メーカーのような強力な無形資産は確認できない。
一部の高級飲食店や小売店は、長年の取引関係や特定の品質・鮮度へのこだわりから、築地魚市場からの仕入れを継続する可能性がある。しかし、他の卸売業者への切り替えも比較的容易であり、スイッチングコストは限定的。
卸売業であり、プラットフォームビジネスのようなネットワーク効果は発生しない。ユーザー(買い手)が増えることで、サービス自体の価値が向上する構造ではない。
築地市場としての長年の実績と、全国の漁港・産地との広範なネットワークを活かした仕入れルートは、一定のコスト優位性をもたらす可能性がある。しかし、競合他社も同様の努力をしており、圧倒的なコスト優位とは言えない。
日本の水産物卸売市場において、築地魚市場は歴史と規模を持つプレイヤーの一つである。多くの仲卸業者や小売業者に商品を供給しており、一定の市場シェアと規模の経済を享受していると考えられる。ただし、豊洲市場への移転など、事業環境の変化も大きい。
競合との比較優位
強気シナリオ
豊洲市場への移転を契機とした事業効率の改善と、新たな顧客層の開拓が進む。
国内外への販路拡大や高付加価値商品の開発により、収益性が向上する。
長年の信頼と実績を基盤とした、強固な顧客基盤を維持・拡大する。
弱気シナリオ(モート侵食)
豊洲市場での運営コスト増加や、競合他社との競争激化により、収益性が圧迫される。
消費者の食の嗜好の変化や、生鮮食品のサプライチェーンの変革に対応できない。
水産資源の枯渇や価格変動リスクにより、安定的な仕入れが困難になる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
築地魚市場の投資が失敗するには、まず豊洲市場への移転が事業の非効率化を招き、コスト増と顧客離れを引き起こすシナリオが考えられる。また、国内の人口減少や食文化の変化により、水産物全体の需要が長期的に低迷し、同社が新たな市場(例えば海外展開や加工食品分野)を開拓できずに、既存事業の縮小を余儀なくされる可能性もある。さらに、競合他社がより先進的な物流システムやIT技術を導入し、築地魚市場の長年の経験やネットワークを凌駕する効率性とコスト競争力を実現した場合、同社の優位性は失われるだろう。特に、生鮮食品の鮮度管理やトレーサビリティに関する技術革新が、既存の卸売モデルを陳腐化させるリスクも考慮すべきである。
5年後のモート予測
豊洲市場でのオペレーション最適化と、高付加価値商材の拡販により、売上・利益ともに堅調に成長。国内外の販路拡大も進む。
市場環境の変化に対応しつつ、既存事業の維持・安定化を図る。緩やかな成長または横ばいの推移となる。
競争激化や需要低迷により、収益性が悪化。事業再編やリストラクチャリングを余儀なくされる可能性も視野に入る。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 90億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 39.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 3.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 31.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.36倍 |
合格数:0/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-30 臨時報告書