久世(2708)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 616 | 6 | 5 | 2 | 9.2 | 128.5 | — | 27.5 |
| FY2017 | 629 | 4 | 4 | 10 | 6.9 | 112.2 | 12.0 | 27.1 |
| FY2018 | 660 | 2 | 2 | 2 | 3.4 | 56.7 | 12.0 | 27.2 |
| FY2019 | 644 | -1 | -3 | -17 | -5.4 | -78.6 | 12.0 | 29.5 |
| FY2020 | 379 | -23 | -19 | -32 | -53.2 | -502.8 | 6.0 | 19.5 |
| FY2021 | 439 | -9 | -7 | 1 | -26.2 | -196.5 | 0.0 | 15.7 |
| FY2022 | 565 | 8 | 8 | 15 | 18.7 | 181.0 | 0.0 | 21.4 |
| FY2023 | 645 | 19 | 20 | 27 | 30.1 | 434.1 | 12.0 | 26.8 |
| FY2024 | 686 | 18 | 18 | 5 | 22.2 | 379.4 | 42.0 | 34.5 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 42.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
久世は主に食品卸売業であり、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという情報は公開情報からは確認できない。一般的な卸売業のビジネスモデルであり、無形資産による競争優位性は低いと考えられる。
食品卸売業においては、長年の取引関係や特定の顧客ニーズへの対応力から、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、競合他社も同様のサービスを提供可能であり、顧客が容易に乗り換えられないほどの強固な関係性は構築されていない可能性が高い。
食品卸売業は、サプライヤーと小売店・飲食店などを繋ぐBtoBビジネスであり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は基本的に発生しない。ユーザー(取引先)が増えることでサービスの価値が向上する構造ではない。
食品卸売業は、規模の経済や効率的な物流網の構築がコスト競争力に影響を与える。久世が長年の事業運営で培ってきたノウハウや、特定の地域における効率的な配送網などが、限定的なコスト優位性をもたらしている可能性はあるが、構造的な圧倒的優位性までは示唆されていない。
久世は、特定の食品分野(例:業務用食品、惣菜、弁当など)に特化し、その分野においては一定の市場シェアと規模を有していると考えられる。業界全体で見ると寡占度は高くないものの、特定のニッチ市場においては効率規模による優位性が存在する可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定食品分野におけるシェア拡大と効率化の継続
新規顧客獲得による売上成長
M&Aによる事業規模の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
食品スーパーやコンビニエンスストアなど、直接仕入れチャネルの拡大による卸売業の必要性低下
競合他社との価格競争の激化
人件費や物流費の高騰による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
久世の投資が失敗するには、まず食品卸売業というビジネスモデル自体の陳腐化が急速に進む必要がある。具体的には、食品メーカーや小売業者が直接的なサプライチェーンを構築し、中間流通業者の必要性が著しく低下するシナリオが考えられる。また、久世が持つ既存の顧客基盤や物流網が、競合他社や異業種からの参入者によって容易に模倣・代替可能となり、価格競争に巻き込まれて収益性が著しく悪化することも考えられる。さらに、久世が事業拡大や効率化のために行ってきた戦略(例:特定分野への集中、M&A)が裏目に出て、かえってリスクを高めたり、既存事業の足を引っ張ったりするような状況も、この投資の失敗に繋がるだろう。
5年後のモート予測
特定食品分野でのシェア拡大と効率的な物流網の維持・強化により、安定した収益成長を達成する。新規顧客獲得や付加価値サービスの提供で売上を伸ばす。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。市場環境の変化に対応しながら、コスト管理を徹底し、収益性を維持する。
食品業界全体の構造変化や競争激化により、売上・利益ともに伸び悩む。コスト上昇圧力に耐えきれず、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 87億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 34.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 4年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.10倍 |
合格数:2/7 部分的合格