豊田通商(8015)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 57,974 | 1,337 | 1,079 | 322 | 8.8 | 306.6 | — | 24.9 |
| FY2017 | 64,910 | 1,827 | 1,302 | 1,226 | 9.6 | 370.1 | 70.0 | 27.3 |
| FY2018 | 67,627 | 2,152 | 1,326 | 733 | 9.5 | 376.9 | 94.0 | 26.9 |
| FY2019 | 66,941 | 2,104 | 1,356 | 939 | 9.9 | 385.3 | 100.0 | 26.3 |
| FY2020 | 63,093 | 2,131 | 1,346 | 1,429 | 8.1 | 382.6 | 110.0 | 28.1 |
| FY2021 | 80,280 | 2,941 | 2,222 | -1,072 | 11.4 | 631.6 | 112.0 | 28.2 |
| FY2022 | 98,486 | 3,888 | 2,842 | 3,044 | 13.7 | 807.6 | 160.0 | 30.0 |
| FY2023 | 101,890 | 4,416 | 3,314 | 3,225 | 12.7 | 941.9 | 202.0 | 34.9 |
| FY2024 | 103,096 | 4,972 | 3,625 | 3,880 | 13.2 | 343.4 | 280.0 | 37.2 |
| FY2025 | 115,619 | 5,452 | 3,705 | 4,331 | 11.2 | 351.0 | 105.0 | 37.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
豊田通商はトヨタグループの一員としての信頼性や、長年にわたるグローバルなサプライチェーン構築で培われた信用力は無形資産と言える。しかし、特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスに依存する度合いは低い。
顧客との長期的な取引関係や、サプライヤーとの強固なネットワークは一定のスイッチング・コストを生む。特に、自動車産業や機械産業における部品調達・販売においては、代替サプライヤーへの切り替えには時間とコストがかかる可能性がある。
グローバルなサプライチェーン網は、多くの企業との関係性を構築しているが、プラットフォーム型ビジネスのような直接的なネットワーク効果(ユーザーが増えるほど価値が増す)は限定的である。
商社としてのスケールメリットによる調達コストの低減や、効率的な物流網の構築はコスト優位性につながる可能性がある。しかし、同業他社も同様の取り組みを行っており、圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。
豊田通商は、自動車、金属、機械、化学品、食品、リテールなど多岐にわたる事業領域でグローバルに事業を展開しており、その規模は業界内でも大きい。特に自動車関連事業におけるトヨタグループとの連携は、規模の経済を活かす上で強力な基盤となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車関連事業の安定的な成長と、非自動車領域(食料、リテール、ヘルスケアなど)での事業拡大による収益源の多様化。
グローバルサプライチェーンの強靭化とDX推進による効率化・高付加価値化。
M&Aや戦略的投資を通じた新規事業領域の獲得と成長加速。
弱気シナリオ(モート侵食)
世界的な自動車生産台数の低迷や、サプライチェーンの混乱による事業への悪影響。
新興国市場の景気減速や地政学リスクの高まりによる事業環境の悪化。
競争激化によるマージン低下や、新規事業の立ち上げ失敗。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
豊田通商の投資が失敗するには、まずその中核事業である自動車関連事業が構造的に衰退し、トヨタグループ自体の競争力が低下することが必要である。また、同社が注力する非自動車領域(食料、リテール、ヘルスケア等)においても、既存の有力プレイヤーや新たな競合企業が、より効率的かつ革新的なビジネスモデルを確立し、豊田通商が後塵を拝する状況が考えられる。さらに、グローバルサプライチェーンの維持・強化に不可欠な情報収集能力やリスク管理能力が、サイバー攻撃や地政学リスクの増大によって著しく損なわれ、事業継続が困難になるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の規模の経済やネットワーク効果が陳腐化し、競争優位性が失われることが、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
自動車関連事業の堅調な推移に加え、非自動車領域の成長が牽引し、売上高・利益ともに着実な成長を遂げる。DX推進による収益性向上も期待される。
自動車市場の変動や世界経済の影響を受けつつも、事業ポートフォリオの多様化により安定的な成長を維持する。サプライチェーンの効率化が継続的な収益基盤となる。
世界的な景気後退や自動車産業の構造変化により、主要事業の成長が鈍化。サプライチェーンの混乱や地政学リスクが業績に悪影響を与え、減収減益となるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 77,988億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 37.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -24.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 21.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.47倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-24 臨時報告書
- 2026-06-23 臨時報告書
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-03 臨時報告書
- 2026-05-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)