蝶理(8014)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,709 | 64 | 48 | 7 | 10.3 | 195.0 | — | 47.2 |
| FY2017 | 3,117 | 72 | 47 | 75 | 9.3 | 192.7 | 40.0 | 42.9 |
| FY2018 | 3,565 | 80 | 56 | 18 | 10.5 | 229.3 | 59.0 | 45.4 |
| FY2019 | 3,294 | 82 | 61 | 29 | 10.7 | 248.5 | 60.0 | 50.0 |
| FY2020 | 2,162 | 37 | 12 | 55 | 2.1 | 50.7 | 63.0 | 53.2 |
| FY2021 | 2,841 | 93 | 68 | -21 | 10.5 | 276.8 | 37.0 | 48.5 |
| FY2022 | 3,294 | 127 | 81 | 93 | 11.3 | 330.2 | 84.0 | 50.4 |
| FY2023 | 3,077 | 150 | 96 | 70 | 11.7 | 390.9 | 105.0 | 57.2 |
| FY2024 | 3,115 | 145 | 117 | 61 | 12.7 | 473.1 | 118.0 | 63.0 |
| FY2025 | 2,993 | 131 | 120 | 97 | 11.7 | 487.4 | 142.0 | 66.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
蝶理は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという情報は公開情報からは確認できない。事業内容はアパレル、産業資材、機械などの専門商社であり、特定の無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
専門商社としての長年の取引実績や、特定のサプライヤー・顧客との関係性は存在する可能性がある。しかし、顧客が取引先を変更する際のコストが極めて高い、あるいは乗り換えによる損失が甚大であるというレベルのスイッチング・コストは、公開情報からは明確に読み取れない。一部の取引関係に依存するリスクは存在する。
蝶理の事業モデルは、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果を生み出すものではない。サプライヤーと顧客を結びつける仲介業であり、ネットワーク効果による競争優位性は見られない。
専門商社として、長年の経験やノウハウに基づいた効率的な調達・販売チャネルを持っている可能性はある。しかし、業界全体で価格競争が激しい卸売業において、構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているという証拠は乏しい。規模の経済による効率化の余地は限定的。
蝶理はアパレル、産業資材、機械などの分野で一定の事業規模を有しており、業界内での存在感は示している。しかし、グローバルな大手商社と比較すると規模は限定的であり、業界全体に対して最適な少数寡占を形成しているとは言えない。特定のニッチ市場では一定のシェアを持つ可能性はある。
競合との比較優位
強気シナリオ
特定のニッチ市場におけるサプライヤー・顧客との強固な関係性の深化
新規事業分野(例:サステナブル素材、高機能素材)への参入成功による収益源の多様化
DX推進による業務効率化と新たな付加価値提供の実現
弱気シナリオ(モート侵食)
主要取引先への依存度が高く、取引条件の悪化や取引縮小のリスク
競合他社との価格競争激化による収益性の低下
グローバル経済の変動や地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
蝶理の投資が失敗するには、まず同社が持つ既存のサプライヤーや顧客との関係性が、競合他社との差別化要因として機能しなくなり、容易に代替可能になる必要がある。具体的には、同社が長年培ってきた専門知識やネットワークが陳腐化し、価格や条件面で劣後するようになる状況が考えられる。また、同社が注力するアパレル、産業資材、機械といった分野において、新たな技術革新やビジネスモデルの登場により、従来の商社機能の必要性が低下することも考えられる。例えば、D2Cモデルの普及や、メーカーによる直接販売網の強化が進み、蝶理のような中間流通業者の介在価値が失われるシナリオである。さらに、グローバルなサプライチェーンの再編や、特定の地域経済の急激な悪化が、同社の主要な事業基盤を揺るがすことも、投資失敗の要因となりうる。
5年後のモート予測
既存事業の安定性を基盤に、新規事業や高付加価値分野への展開が奏功し、緩やかな成長軌道を描く。収益性は維持または微増。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな市場成長を取り込む。競争環境の厳しさから、大幅な成長や収益性向上は限定的。
価格競争の激化や主要取引先の状況悪化により、売上・利益ともに低迷。新規事業の立ち上げも遅れ、収益性の低下が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,057億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 13.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.03倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-18 臨時報告書