リンテック(7966)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,060 | 166 | 115 | -240 | 6.4 | 158.7 | — | 64.9 |
| FY2017 | 2,490 | 201 | 113 | 193 | 6.0 | 156.0 | 66.0 | 63.4 |
| FY2018 | 2,509 | 180 | 129 | 126 | 6.8 | 179.2 | 66.0 | 65.3 |
| FY2019 | 2,407 | 154 | 96 | 47 | 5.0 | 133.2 | 78.0 | 68.7 |
| FY2020 | 2,359 | 170 | 114 | 202 | 5.8 | 157.8 | 78.0 | 70.2 |
| FY2021 | 2,568 | 216 | 166 | 50 | 7.9 | 232.1 | 78.0 | 69.1 |
| FY2022 | 2,846 | 138 | 115 | -62 | 5.1 | 167.9 | 88.0 | 74.2 |
| FY2023 | 2,763 | 106 | 52 | 177 | 2.3 | 76.7 | 88.0 | 69.6 |
| FY2024 | 3,160 | 246 | 145 | 90 | 5.9 | 212.0 | 88.0 | 72.1 |
| FY2025 | 3,194 | 252 | 174 | 189 | 6.7 | 264.5 | 100.0 | 75.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
リンテックは、粘着技術を核とした高機能製品群を持つが、特定の強力なブランドや特許による独占的な地位は限定的。一部製品で技術的優位性はあるものの、広範な無形資産による競争優位性はまだ発展途上と言える。
半導体製造プロセス用テープやディスプレイ用光学フィルムなど、顧客の製造ラインに組み込まれる製品が多く、仕様変更にはコストと時間がかかる。特に、高度な品質管理が求められる分野では、サプライヤー変更のハードルは高い。
リンテックの事業モデルは、直接的なネットワーク効果を生み出す性質のものではない。製品の価値は個々の性能や品質に依存し、ユーザー数の増加によって価値が増幅するような構造は見られない。
製造プロセスの効率化や材料調達の最適化を進めているが、競合他社も同様の努力を行っており、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。一部製品で規模の経済によるコスト削減の可能性はある。
粘着製品分野では一定の市場シェアを持つが、グローバルな大手化学メーカーと比較すると、規模の面で劣る部分がある。ただし、特定のニッチ市場においては、効率的な規模を活かせる可能性も秘めている。
競合との比較優位
強気シナリオ
高機能粘着製品の需要拡大
新規用途開発による市場シェア拡大
M&Aによる事業ポートフォリオ強化
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社の技術革新による代替品の登場
主要顧客の生産拠点移転や需要低迷
原材料価格の高騰による収益性悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
リンテックの競争優位性が失われるシナリオは、まず、同社が長年培ってきた粘着技術や製品開発力において、競合他社に決定的な差をつけられることである。特に、顧客の製造プロセスに不可欠な製品群において、より高性能で低コストな代替品が他社から登場し、スイッチング・コストを上回るメリットを顧客に提供できるようになれば、リンテックの優位性は揺らぐ。また、主要顧客との強固な関係性が、技術的な問題や品質問題、あるいは価格交渉の失敗によって崩壊し、顧客が競合他社へ乗り換える事態も考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、特定の地域への過度な依存が、事業継続性にリスクをもたらす可能性もある。
5年後のモート予測
高機能粘着製品の需要増と新規用途開拓により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。特に、半導体やディスプレイ関連分野でのシェア拡大が牽引役となる。
既存事業の安定成長に加え、新規事業の育成により緩やかな成長を見込む。市場環境の変化にはある程度対応できるが、大きな飛躍は限定的となる。
技術革新の遅れや競合激化により、既存事業の競争力が低下。原材料価格の高騰も重なり、収益性が悪化し、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 3,534億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 16.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 20.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.37倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-23 臨時報告書