ニッピ(7932)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 420 | 22 | 11 | -3 | 4.5 | 79.5 | — | 38.7 |
| FY2016 | 390 | 24 | 19 | 8 | 7.0 | 131.7 | — | 40.9 |
| FY2017 | 421 | 20 | 9 | 11 | 3.4 | 330.1 | 12.0 | 40.1 |
| FY2018 | 437 | 8 | 2 | -12 | 0.6 | 59.8 | 60.0 | 40.4 |
| FY2019 | 424 | 19 | 13 | 16 | 4.5 | 441.9 | 50.0 | 41.4 |
| FY2020 | 356 | 9 | 42 | 61 | 12.8 | 1,467.1 | 50.0 | 46.7 |
| FY2021 | 393 | 18 | 11 | 12 | 3.4 | 398.0 | 70.0 | 48.8 |
| FY2022 | 448 | 15 | 12 | 18 | 3.3 | 406.8 | 60.0 | 49.5 |
| FY2023 | 490 | 36 | 25 | 36 | 6.7 | 886.0 | 80.0 | 52.0 |
| FY2024 | 491 | 36 | 25 | 38 | 6.1 | 854.5 | 220.0 | 56.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
ニッピはコラーゲンペプチドや化粧品原料などを製造販売する企業だが、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産による明確な競争優位性は見られない。競合他社も同様の製品を開発・販売しており、参入障壁は低いと考えられる。
ニッピのコラーゲンペプチドは、食品・飲料メーカーや化粧品メーカーに原料として供給されている。一度採用された原料は、品質や供給安定性の観点から、切り替えには一定の手間やコストが発生する可能性がある。しかし、代替原料の選択肢も存在するため、スイッチング・コストは限定的である。
ニッピの事業は、原料供給が中心であり、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。BtoBビジネスであり、プラットフォーム型ビジネスとは性質が異なる。
ニッピは長年の経験と技術蓄積により、一定の生産効率を維持していると考えられる。しかし、同業他社も同様の技術を有しており、原料調達コストや製造プロセスにおいて、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。価格競争に巻き込まれるリスクは存在する。
ニッピはコラーゲンペプチド市場において一定のシェアを有しており、原料メーカーとしての規模の経済性は一定程度存在する。しかし、グローバル市場全体で見ると、ニッピの規模が圧倒的な優位性を築くほどではない。少数寡占市場とは言えず、競争は比較的激しい。
競合との比較優位
強気シナリオ
健康志向の高まりによるコラーゲンペプチド需要の持続的な拡大
高付加価値製品(機能性表示食品原料など)の開発・販売による収益性向上
海外市場への積極的な展開による売上増加
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や新技術の登場
原料価格の変動や供給不安による収益圧迫
健康食品・化粧品市場におけるトレンドの変化や規制強化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ニッピの投資が失敗するには、まずコラーゲンペプチド市場そのものが期待外れに終わることが必要である。具体的には、健康効果に対する科学的根拠の不足が露呈したり、消費者の嗜好が急速に変化して代替成分への関心が高まるケースが考えられる。また、ニッピが技術革新やコスト削減に失敗し、競合他社(特に海外の安価な供給業者)に市場シェアを奪われ続けるシナリオも考えられる。さらに、原料調達におけるサプライチェーンの脆弱性が露呈し、安定供給能力を失うことも、ニッピの競争力を大きく損なう要因となるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、ニッピの現在の事業基盤が揺らぎ、投資としての魅力を失う可能性がある。
5年後のモート予測
健康志向の高まりと高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。海外展開も奏功し、市場シェアを拡大する。
市場の成長に合わせて緩やかに売上・利益を伸ばす。新製品開発やコスト効率化で一定の競争力を維持する。
価格競争の激化や代替品へのシフトにより、売上・利益ともに伸び悩む。海外展開も苦戦し、市場シェアを失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 325億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 56.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 29.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.82倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書