A&Dホロンホールディングス(7745)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 403 | 11 | 4 | 6 | 3.1 | 21.0 | — | 32.4 |
| FY2016 | 402 | 11 | 5 | 9 | 3.2 | 22.4 | — | 32.4 |
| FY2017 | 441 | 24 | 18 | 26 | 11.5 | 89.2 | 12.0 | 33.6 |
| FY2018 | 483 | 28 | 19 | 8 | 10.5 | 92.7 | 12.0 | 33.6 |
| FY2019 | 492 | 37 | 16 | 32 | 8.5 | 76.9 | 17.0 | 34.9 |
| FY2020 | 484 | 44 | 33 | 30 | 14.3 | 161.9 | 20.0 | 38.4 |
| FY2021 | 517 | 55 | 36 | -6 | 13.2 | 172.9 | 25.0 | 40.8 |
| FY2022 | 590 | 75 | 55 | 27 | 17.0 | 201.3 | 25.0 | 46.8 |
| FY2023 | 620 | 80 | 53 | 52 | 14.0 | 192.9 | 35.0 | 52.3 |
| FY2024 | 671 | 88 | 65 | 46 | 15.1 | 235.6 | 35.0 | 61.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
A&Dは、計測機器や医療機器分野で長年の実績と一定のブランド認知を持つ。特に、特定のニッチ市場における専門性と技術力は無形資産となり得るが、汎用性の高い技術や強力な特許ポートフォリオの開示は限定的であり、明確な差別化要因としての強度はまだ弱い。
同社の計測機器や医療機器は、特定の用途に特化しており、顧客は導入済みのシステムや運用ノウハウとの互換性を考慮する必要がある。しかし、競合製品への切り替えコストが極端に高いわけではなく、代替技術の登場リスクも存在する。
A&Dの事業モデルは、製品の利用者が増えることでサービスの価値が向上するようなネットワーク効果を生み出す構造ではない。各顧客は独立して製品を利用する。
精密機器製造において、一定の生産効率やサプライチェーン管理によるコスト抑制努力は行われていると考えられる。しかし、競合他社と比較して構造的に著しく低いコスト構造を持つという明確な証拠はない。
A&Dは、特定の計測機器や医療機器分野において一定の市場シェアを持つが、業界全体を支配するような圧倒的な規模の経済性を持っているとは言えない。ニッチ市場での存在感はあるものの、グローバルな大手企業と比較すると規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
IoT対応や高機能化による計測・医療機器の付加価値向上
新興国市場など、成長が見込まれる地域での販売拡大
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である産業機器メーカーの設備投資低迷
中国メーカーなど、低価格帯競合の台頭による価格競争激化
技術革新への対応遅れによる製品陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
A&Dホロンホールディングスへの投資が失敗するには、同社が持つニッチ市場での専門性やブランド力が、急速な技術革新や低価格帯競合の参入によって陳腐化し、顧客が容易に代替製品へ移行できるようになる必要がある。具体的には、同社が強みを持つ分野で、より安価で同等以上の性能を持つ製品が、特に中国などの新興メーカーから大量に供給され始め、既存顧客の乗り換えコストを吸収するほどの魅力を持つようになるシナリオだ。また、同社が注力する医療機器分野において、規制当局の承認プロセスが長期化したり、予期せぬ品質問題が発生したりすることで、新製品投入や市場拡大が阻害される可能性も考えられる。さらに、主要な取引先である産業機器メーカーが、景気後退や構造的な需要減退により、A&D製品の調達を大幅に削減することも、収益基盤を揺るがす要因となり得る。
5年後のモート予測
IoT化や高付加価値化が進む計測・医療機器分野で、新興国市場を中心に着実に売上を伸ばす。M&Aも活用し、ニッチ市場での競争優位性を維持・強化する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。技術革新への対応は一定程度進むが、競争激化により利益率は横ばい。
産業機器市場の低迷や低価格競合の台頭により、売上・利益ともに伸び悩む。新製品開発の遅れや品質問題が顕在化するリスクも抱える。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 699億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 10.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.63倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書