ノーリツ鋼機(7744)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 432 | 20 | -30 | 217 | -5.6 | -83.0 | — | 51.1 |
| FY2016 | 500 | 46 | 43 | -70 | 7.3 | 120.5 | — | 49.3 |
| FY2017 | 571 | 50 | 90 | 17 | 11.7 | 251.9 | 10.0 | 50.8 |
| FY2018 | 639 | 55 | 30 | 55 | 3.8 | 82.9 | 15.0 | 50.1 |
| FY2019 | 651 | 38 | 13 | 57 | 1.5 | 36.2 | 15.0 | 49.0 |
| FY2020 | 411 | 58 | 99 | -164 | 8.3 | 278.0 | 20.0 | 44.7 |
| FY2021 | 753 | 107 | 53 | -366 | 4.2 | 148.7 | 38.0 | 42.1 |
| FY2022 | 735 | 13 | 1,015 | 1,051 | 52.7 | 2,848.4 | 152.0 | 62.7 |
| FY2023 | 916 | 145 | 102 | -84 | 5.0 | 285.9 | 115.0 | 73.5 |
| FY2024 | 1,065 | 205 | 161 | 326 | 7.2 | 451.6 | 181.0 | 74.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
ノーリツ鋼機は、半導体製造装置分野で長年の実績と一定の技術的ノウハウを有するが、特許やブランド力で圧倒的な優位性を持つ競合他社と比較すると、無形資産による競争優位性は限定的である。特定のニッチ分野での技術蓄積は存在するものの、それが広範な市場で独占的な地位を築くほどではない。
半導体製造装置は、導入・保守に多額のコストと専門知識が必要であり、顧客企業が装置メーカーを頻繁に変更することは考えにくい。しかし、装置の性能や信頼性が最重要視されるため、他社製品への乗り換え障壁は、例えばソフトウェアのように顧客の業務プロセスに深く組み込まれている場合に比べて低い可能性がある。
ノーリツ鋼機の事業は、特定の顧客との個別契約に基づいており、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果が発生する構造ではない。ユーザーが増えることで製品やサービスの価値が向上するようなビジネスモデルではないため、ネットワーク効果は期待できない。
精密機器製造においては、一定の生産効率やサプライチェーン管理が重要となるが、ノーリツ鋼機が他社に対して構造的に大幅なコスト優位性を確立しているという明確な証拠はない。為替変動や原材料価格の動向に影響を受けやすく、コストリーダーシップを維持することは容易ではない。
半導体製造装置市場は、一部の大手企業が市場シェアの大半を占める寡占市場の傾向がある。ノーリツ鋼機は、この市場において一定の規模を持つプレイヤーではあるが、市場全体を支配するような規模の経済性を享受しているとは言えず、効率規模による優位性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体製造装置市場の成長に乗じた業績拡大
特定のニッチ分野での技術的優位性の確立とシェア拡大
M&Aによる事業ポートフォリオ強化とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
半導体市場の周期的な低迷による需要減少
大手競合他社との技術開発競争における遅れ
主要顧客の設備投資抑制や代替技術の台頭
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ノーリツ鋼機の投資が失敗するには、まず同社が持つ技術的優位性が陳腐化し、競合他社がより優れた代替技術を開発・提供できるようになる必要がある。また、半導体製造装置市場全体が構造的に縮小するか、あるいは同社がターゲットとするニッチ市場が消滅するシナリオも考えられる。さらに、主要顧客である半導体メーカーが、装置メーカーとの関係性を変え、内製化を進めたり、より強力な交渉力を持つ少数のサプライヤーに集中したりする可能性も、同社の競争環境を悪化させる要因となり得る。為替リスクや原材料価格の高騰といった外部要因への対応力が低下し、収益性が悪化することも、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
半導体市場の旺盛な需要と、同社が強みを持つ分野での技術的優位性を活かし、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。特に先端プロセス向け装置の需要増が追い風となる。
半導体市場の変動の影響を受けつつも、既存顧客との関係維持と一部新規分野への展開により、緩やかな成長を維持する。技術開発投資が収益性を圧迫する可能性もある。
半導体市場の長期的な低迷や、競合他社との激しい競争により、売上・利益ともに減少する。技術革新への対応遅れが響き、市場シェアを失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,173億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -62.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.96倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-05-21 変更報告書
- 2026-07-03 臨時報告書
- 2026-06-05 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)