ナカニシ(7716)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 318 | 85 | 53 | 62 | 9.5 | 183.5 | 60.0 | 90.0 |
| FY2017 | 343 | 95 | 73 | 12 | 11.7 | 254.3 | 78.0 | 90.4 |
| FY2018 | 365 | 97 | 76 | 70 | 11.3 | 87.6 | 31.0 | 91.2 |
| FY2019 | 354 | 93 | 71 | 27 | 9.8 | 82.0 | 30.0 | 93.2 |
| FY2020 | 331 | 85 | 65 | 78 | 8.5 | 74.5 | 30.0 | 92.3 |
| FY2021 | 449 | 138 | 101 | 78 | 12.2 | 116.7 | 37.0 | 87.5 |
| FY2022 | 487 | 154 | 125 | 15 | 13.7 | 145.5 | 46.0 | 88.8 |
| FY2023 | 597 | 143 | 228 | -106 | 20.2 | 268.0 | 50.0 | 80.2 |
| FY2024 | 770 | 146 | 86 | 74 | 7.1 | 101.4 | 52.0 | 76.3 |
| FY2025 | 812 | 141 | -24 | 80 | -2.1 | -28.7 | 54.0 | 71.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ナカニシは、歯科用ハンドピースやマイクロモーターといった精密機器分野で、長年の経験と技術蓄積による「Nakanishi」ブランドの信頼性を有する。特に、歯科医療従事者からの高い評価は無形資産となりうるが、特許やライセンスによる明確な独占性は限定的。
歯科用ハンドピースは、歯科医の使い慣れたメーカーからの乗り換えには、操作感やメンテナンスへの習熟、場合によっては新たなトレーニングが必要となる。また、既存の診療機器との互換性も考慮されるため、一定のスイッチング・コストが発生する。
ナカニシの製品はBtoBの精密機器であり、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に見られない。
精密機器の製造においては、品質管理や高度な生産技術が求められるため、他社が容易に追随できないコスト構造を築くことは難しい。規模の経済によるコスト優位性も限定的。
歯科用ハンドピース市場において、ナカニシは主要プレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを確保している。これにより、生産・販売における効率性をある程度享受できていると考えられる。しかし、グローバル市場全体で見ると、寡占度はそれほど高くない。
競合との比較優位
強気シナリオ
歯科医療の高度化・需要増加によるハンドピース市場の拡大
新興国市場におけるブランド認知度向上と販売網拡大
高付加価値製品(例:電動モーター、画像診断関連機器)の開発・投入成功
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格製品の攻勢とシェア低下
新興国市場での販売チャネル構築の遅れや現地メーカーの台頭
技術革新への対応遅れや、代替技術の登場による製品陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ナカニシの投資が失敗するには、まず歯科用ハンドピース市場が成熟し、成長が鈍化することが必要である。さらに、同社の強みである「使い慣れたブランド」への信頼が、技術革新や低価格志向の波によって相対的に陳腐化し、スイッチング・コストを乗り越えてでも競合製品に乗り換える動きが加速しなければならない。特に、中国などの新興国市場で、現地企業が急速に品質を向上させ、低価格でナカニシのシェアを奪うシナリオが考えられる。また、歯科医療機器のデジタル化や、AIを活用した診断支援システムなどが普及し、ハンドピース単体の重要性が低下するような技術的ブレークスルーが起これば、同社の競争優位性は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
歯科医療需要の堅調な伸びと、新興国市場でのシェア拡大により、売上・利益ともに安定成長を続ける。高付加価値製品の貢献も増加し、収益性が向上する。
既存市場での緩やかな成長と、新興国市場での販売拡大が続く。為替変動や一部競合との価格競争の影響を受けつつも、安定した収益基盤を維持する。
新興国市場での競争激化や、低価格製品の台頭により、シェアと利益率が低下する。技術革新への対応が遅れ、主力製品の競争力が低下するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,533億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 76.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 29.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.09倍 |
合格数:2/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-05 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-06 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-05 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)