良品計画(7453)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 3,333 | 383 | 258 | 99 | 16.5 | 975.0 | — | 71.3 |
| FY2017 | 3,796 | 453 | 301 | 327 | 17.3 | 1,147.0 | 293.0 | 71.3 |
| FY2018 | 4,097 | 447 | 338 | 182 | 17.3 | 1,289.2 | 345.0 | 73.3 |
| FY2019 | 4,387 | 364 | 233 | -70 | 11.2 | 88.5 | 387.0 | 66.6 |
| FY2020 | 1,794 | 9 | -169 | -60 | -9.2 | -64.3 | 5.0 | 52.4 |
| FY2021 | 4,537 | 424 | 339 | 479 | 15.8 | 128.9 | 40.0 | 53.9 |
| FY2022 | 4,962 | 328 | 246 | 67 | 10.0 | 93.2 | 40.0 | 60.5 |
| FY2023 | 5,814 | 331 | 221 | 344 | 8.3 | 83.5 | 40.0 | 58.1 |
| FY2024 | 6,617 | 561 | 416 | 308 | 14.0 | 157.1 | 40.0 | 57.5 |
| FY2025 | 7,846 | 738 | 508 | 324 | 15.1 | 95.9 | 50.0 | 59.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
「無印良品」ブランドは、シンプルで機能的なデザイン、サステナビリティへの配慮といった独自の価値観を確立しており、国内外で高い認知度と好感度を持つ。このブランド力は、競合他社との差別化要因となっている。
既存顧客は無印良品の世界観や商品ラインナップに愛着を持っているが、衣料品や生活雑貨など代替品の選択肢は多く、他社ブランドへの乗り換えに対する心理的・経済的ハードルは低い。
現時点では、顧客の利用が増えることでサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は、事業モデルにおいて顕著ではない。
SPA(製造小売業)モデルを採用し、企画から製造、販売まで一貫して行うことで、中間マージンを排除し、一定のコスト管理を実現している。しかし、グローバルなサプライチェーンの複雑化はコスト増リスクも内包する。
国内外に多数の店舗を展開し、EC事業も強化することで、一定の規模の経済を享受している。特にアジア市場での店舗網拡大は、規模の優位性を高める要因となりうる。
競合との比較優位
強気シナリオ
「MUJI」ブランドのグローバル展開加速と、それに伴う売上・利益の拡大。
ライフスタイル提案型店舗の強化や、サブスクリプションサービスなど新規事業の成功。
サステナビリティへの注力が、環境意識の高い消費者層からの支持をさらに獲得。
弱気シナリオ(モート侵食)
円安や原材料価格高騰によるコスト増が、価格競争力の低下を招く。
競合他社のデザイン模倣や、より低価格なPB商品の台頭による競争激化。
海外市場での政治的リスクや、消費者の嗜好の変化への対応遅れ。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
良品計画の競争優位性が失われるシナリオは、まず「無印良品」というブランド価値が毀損されることである。これは、品質問題の発生、倫理的なスキャンダル、あるいは競合他社がより魅力的なデザインやサステナビリティを低価格で提供し始めた場合に起こりうる。また、グローバル展開におけるサプライチェーンの混乱や、特定の地域での政治的リスクが事業継続を困難にする可能性も考えられる。さらに、消費者の価値観が大きく変化し、無印良品が提供するシンプルさやサステナビリティへの関心が薄れた場合も、現在の優位性は失われるだろう。これらの要因が複合的に作用し、ブランドイメージの低下、顧客離れ、収益性の悪化を招くことが、投資の失敗につながる。
5年後のモート予測
グローバルブランド力の強化と新規事業の成長により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。特にアジア市場でのシェア拡大が寄与する。
既存事業の安定成長と、限定的な新規事業の成功により、緩やかな成長軌道を描く。為替や原材料価格の変動リスクを管理しつつ、収益性を維持する。
競争激化やコスト増により、国内・海外ともに既存店売上が伸び悩み、利益率が低下する。新規事業も期待通りの成果を上げられず、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 17,811億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 59.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 0.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 35.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 5.37倍 |
合格数:2/7 部分的合格