全国保証(7164)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 359 | 281 | 195 | 398 | 21.7 | 284.0 | — | 34.2 |
| FY2017 | 396 | 312 | 221 | 57 | 20.4 | 320.7 | 62.0 | 36.7 |
| FY2018 | 432 | 342 | 241 | -14 | 19.0 | 350.9 | 80.0 | 39.5 |
| FY2019 | 452 | 354 | 244 | 325 | 16.8 | 355.2 | 87.0 | 38.9 |
| FY2020 | 478 | 382 | 270 | 159 | 16.3 | 392.5 | 95.0 | 41.8 |
| FY2021 | 488 | 395 | 278 | -87 | 15.1 | 404.9 | 117.0 | 44.4 |
| FY2022 | 503 | 399 | 286 | -73 | 13.9 | 416.0 | 133.0 | 46.4 |
| FY2023 | 516 | 391 | 288 | -247 | 12.8 | 419.1 | 148.0 | 48.2 |
| FY2024 | 570 | 420 | 321 | 340 | 13.4 | 236.5 | 170.0 | 48.5 |
| FY2025 | 587 | 414 | 325 | -95 | 13.3 | 243.7 | 212.0 | 48.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
保証業務は参入障壁が低いわけではないが、全国保証のブランド力や長年の実績は一定の無形資産となりうる。しかし、特許や強力なIPは確認できない。
金融機関(住宅ローン提供者)にとって、保証会社の切り替えはシステム改修や審査基準の再構築など、一定のスイッチング・コストが発生する。特に既存の取引関係は容易に変えられない。
保証業務は基本的にBtoBであり、ユーザーが増えることでサービス価値が向上するようなネットワーク効果は期待できない。
保証料率の競争は存在するが、全国保証が圧倒的なコスト優位を持つという情報は乏しい。規模の経済によるコスト削減の可能性はあるが、顕著ではない。
住宅ローン保証というニッチ市場において、全国保証は主要プレイヤーの一つであり、一定の規模の経済を享受していると考えられる。しかし、業界全体が巨大ではないため、極端な寡占状態ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
住宅ローン市場の安定的な成長
金融機関との強固なリレーションシップの維持・強化
保証料率の緩やかな上昇圧力
弱気シナリオ(モート侵食)
低金利環境の長期化による住宅ローン需要の鈍化
新規参入者による保証料率引き下げ競争の激化
金融機関による保証業務の内製化や代替保証商品の普及
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、住宅ローン市場が予想以上に縮小するか、あるいは全国保証が競合他社に対して価格競争力やサービス面で劣後することが真実でなければならない。特に、金融機関がリスク管理の観点から、より安価な代替保証サービスや自社での保証体制を構築する動きが加速した場合、全国保証の既存のスイッチング・コストの優位性は急速に失われるだろう。また、保証料率の引き下げ圧力が強まり、収益性が著しく悪化することも考えられる。さらに、全国保証の持つブランドや長年の実績といった無形資産が、新たなテクノロジーやビジネスモデルを持つ競合によって陳腐化させられるシナリオも想定される。
5年後のモート予測
住宅ローン需要の堅調な伸びと、金融機関との関係維持により、保証残高は着実に増加。保証料率も安定的に推移し、緩やかな増収増益を達成する。
住宅ローン市場は緩やかな成長を続けるが、競争激化により保証料率の上昇は限定的。安定的な収益基盤を維持しつつ、微増益を続ける。
低金利環境の長期化や競争激化により、保証料率が低下。新規参入や内製化の動きも進み、保証残高の伸びが鈍化。収益性は悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,045億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 48.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -16.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.64倍 |
合格数:4/7 部分的合格