京セラ(6971)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 14,228 | 1,045 | 1,038 | 521 | 4.3 | 282.6 | — | 75.1 |
| FY2017 | 15,770 | 956 | 818 | 1,058 | 3.4 | 222.4 | 110.0 | 74.0 |
| FY2018 | 16,237 | 948 | 1,032 | 1,729 | 4.4 | 284.9 | 120.0 | 76.3 |
| FY2019 | 15,991 | 1,002 | 1,077 | 691 | 4.4 | 297.4 | 140.0 | 74.8 |
| FY2020 | 15,269 | 706 | 902 | 370 | 3.5 | 248.9 | 160.0 | 74.2 |
| FY2021 | 18,389 | 1,489 | 1,484 | 1,225 | 5.1 | 411.2 | 140.0 | 73.3 |
| FY2022 | 20,253 | 1,285 | 1,280 | 104 | 4.2 | 356.6 | 180.0 | 73.9 |
| FY2023 | 20,042 | 929 | 1,011 | 1,107 | 3.1 | 71.6 | 200.0 | 72.2 |
| FY2024 | 20,145 | 273 | 241 | 874 | 0.7 | 17.1 | 200.0 | 71.3 |
| FY2025 | 20,702 | 1,181 | 1,410 | 3,008 | 4.2 | 102.7 | 50.0 | 71.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:null/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
京セラは、創業以来培ってきた「京セラフィロソフィ」という独自の企業文化と、それを支える人間関係資本が強固な無形資産となっている。これは、従業員のエンゲージメントやイノベーション創出の源泉となり、他社が容易に模倣できない競争優位の基盤となっている。特に、困難な状況下でも粘り強く目標達成を目指す姿勢は、組織全体に浸透している。
京セラは、セラミックス技術を基盤とした多角的な事業を展開しており、特に電子部品や産業機器分野では、顧客の生産ラインに組み込まれる製品が多く、仕様変更やサプライヤー変更には一定のコストと時間を要する。しかし、製品ラインナップが多岐にわたるため、全ての顧客にとって乗り換えコストが極めて高いとは言えない。
京セラは、個々の製品やソリューションが直接的にネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。各事業は独立性が高く、ユーザー数の増加が製品価値を指数関数的に高めるような構造は見られない。
京セラは、長年にわたる製造業での経験と、徹底した原価管理、そして「全員参加の経営」による生産性向上の取り組みにより、コスト競争力を維持している。特に、自社工場での一貫生産体制や、熟練した技術者による効率的な生産プロセスが、コスト優位性を支えている。
競合との比較優位
強気シナリオ
「京セラフィロソフィ」に根差した組織文化が、変化の激しい時代においても従業員の高いエンゲージメントとイノベーションを維持し、持続的な成長を牽引する。
半導体製造装置や自動車関連部品など、成長分野における技術力と生産能力の強化が、さらなる市場シェア拡大と収益性向上に繋がる。
新規事業への積極的な投資と、既存事業とのシナジー創出により、新たな収益の柱を確立する。
弱気シナリオ(モート侵食)
グローバルな競争激化により、特に価格競争において優位性を維持することが困難になる。
主要顧客であるスマートフォン市場の低迷や、自動車産業のEVシフトへの対応遅れが業績に影響を与える。
技術革新のスピードに追随できず、競合他社に主要技術や製品で後れを取るリスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
京セラへの投資が失敗するには、まず「京セラフィロソフィ」が陳腐化し、従業員の士気低下やイノベーションの停滞を招くことが考えられる。また、同社が強みを持つセラミックスや電子部品分野において、競合他社がより革新的な素材や製造技術を開発し、京セラが技術的優位性を失うシナリオも考えられる。さらに、グローバルサプライチェーンの混乱や地政学リスクの高まりが、同社の多角化された事業ポートフォリオ全体に悪影響を及ぼし、規模の経済やコスト優位性を損なう可能性もある。特に、中国などの新興国メーカーが、低コストと急速な技術開発力で京セラを凌駕するような状況になれば、同社の競争環境は大きく変化するだろう。
5年後のモート予測
「京セラフィロソフィ」による組織力と、成長分野への投資が奏功し、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。特に、次世代通信や自動運転関連で存在感を増し、高収益を維持する。
既存事業の安定的な収益基盤を維持しつつ、新規分野への緩やかな拡大を図る。市場環境の変化に対応しながら、安定した配当と緩やかな株価上昇を目指す。
グローバル競争の激化や技術革新への対応遅れにより、主要事業の収益性が低下。新規事業も軌道に乗らず、売上・利益ともに低迷するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 39,587億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 71.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -34.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 28.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.14倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-02 変更報告書
- 2026-06-11 変更報告書
- 2026-07-06 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-29 臨時報告書
- 2026-06-25 臨時報告書
- 2026-06-11 臨時報告書
- 2026-06-04 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-21 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)