レーザーテック(6920)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 153 | 44 | 32 | 27 | 14.8 | 143.2 | 51.0 | 84.2 |
| FY2017 | 174 | 50 | 36 | 29 | 14.5 | 78.8 | 28.0 | 74.1 |
| FY2018 | 213 | 57 | 44 | 22 | 16.1 | 96.8 | 34.0 | 70.9 |
| FY2019 | 288 | 79 | 59 | 48 | 19.1 | 131.6 | 47.0 | 62.1 |
| FY2020 | 426 | 151 | 108 | 144 | 27.6 | 120.0 | 78.0 | 47.9 |
| FY2021 | 702 | 261 | 193 | 68 | 34.9 | 213.5 | 75.0 | 46.5 |
| FY2022 | 904 | 325 | 249 | -89 | 34.2 | 275.6 | 97.0 | 40.7 |
| FY2023 | 1,528 | 623 | 462 | 200 | 42.3 | 511.9 | 180.0 | 40.2 |
| FY2024 | 2,135 | 814 | 591 | 297 | 39.0 | 655.1 | 230.0 | 55.8 |
| FY2025 | 2,515 | 1,228 | 847 | 755 | 40.3 | 938.6 | 329.0 | 63.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
レーザーテックは、EUV露光用マスクブランクス欠陥検査装置において、世界で唯一のサプライヤーとしての地位を確立している。これは、高度な技術力と長年の研究開発の賜物であり、他社が容易に模倣できない強力な無形資産となっている。特に、ASML社との強固なパートナーシップが、この優位性を支えている。
EUV露光用マスクブランクス欠陥検査装置は、半導体製造プロセスの中核を担うため、一度導入すると他の装置への切り替えは、製造ライン全体の再構築や歩留まり低下のリスクを伴う。しかし、装置の仕様や性能が特定の製造プロセスに最適化されている場合、他のサプライヤーの装置への乗り換えコストは発生するものの、技術革新のスピードが速いため、将来的な乗り換えの可能性はゼロではない。
同社の事業は、個々の顧客(半導体メーカー)との直接的な取引であり、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果は発生しない。
同社の製品は高度な技術を要する特殊な装置であり、コスト競争よりも技術的優位性が重視されるため、コスト優位性は見られない。
EUV露光用マスクブランクス欠陥検査装置というニッチ市場において、事実上の独占状態を築いており、その市場規模に対しては最適な少数寡占状態と言える。しかし、市場全体の規模が限定的であるため、規模の経済による優位性は限定的である。
競合との比較優位
強気シナリオ
EUV露光技術の普及拡大に伴う検査装置需要の継続的な増加
次世代半導体製造技術への対応による新製品開発と市場シェア維持
ASML社との強固な関係性を基盤とした安定的な受注確保
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社によるEUV検査技術の開発成功と市場参入
半導体市場全体の急激な冷え込みによる需要の低迷
主要顧客である半導体メーカーの製造プロセス変更や生産縮小
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
レーザーテックの投資が失敗するには、まず、同社が持つEUV露光用マスクブランクス欠陥検査装置における技術的優位性が、競合他社によって覆される必要がある。具体的には、競合企業が同等以上の性能を持つ装置を開発し、かつ、ASML社との関係性を凌駕するほどの強固なパートナーシップを築き、主要な半導体メーカーからの受注を獲得することだ。また、半導体製造技術の進化がEUVから別の技術へと急速にシフトし、レーザーテックの既存技術が陳腐化するシナリオも考えられる。さらに、主要顧客であるTSMCやIntelなどの半導体メーカーが、レーザーテック以外のサプライヤーの装置を積極的に採用し、同社の市場シェアが著しく低下することも、投資の失敗につながるだろう。これらの要因が複合的に発生した場合、同社の持続的な競争優位性は失われる。
5年後のモート予測
EUV需要の拡大と技術的優位性により、売上・利益ともに大幅な成長を続ける。新技術への対応も順調に進み、市場シェアを維持・拡大する。
EUV需要は堅調に推移するものの、一部競合の参入や技術進化のペースにより、成長率は緩やかに鈍化する可能性がある。安定した収益基盤は維持する。
競合の台頭や半導体市場の低迷により、需要が減少し、売上・利益ともに減少する。技術的な優位性が揺らぎ、市場シェアを失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 34,641億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 63.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 50.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 40.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 16.51倍 |
合格数:4/7 部分的合格