6861

キーエンス(6861)に経済的な堀はあるか

電気機器 電機・精密

株価

現在株価
82,280
2026-09-01
時価総額
187,180 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 3,163 1,698 1,207 434 10.2 995.1 50.0 94.7
FY2017 5,268 2,929 2,106 -773 15.3 1,736.7 75.0 92.9
FY2018 5,871 3,179 2,261 40 14.2 1,864.9 100.0 94.4
FY2019 5,518 2,776 1,981 -193 11.3 816.9 200.0 95.8
FY2020 5,381 2,768 1,973 152 10.3 813.5 200.0 95.2
FY2021 7,552 4,180 3,034 2,603 14.0 1,250.8 200.0 93.5
FY2022 9,224 4,989 3,630 191 14.6 1,496.6 200.0 94.0
FY2023 9,673 4,950 3,696 1,451 13.2 1,524.1 300.0 94.7
FY2024 10,591 5,498 3,987 1,289 12.8 1,643.8 300.0 94.5
FY2025 11,693 5,958 4,452 1,183 12.8 1,835.6 350.0 94.6

バフェット流モート診断

無形資産
●●●●○
4/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
○○○○○
0/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:11/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産4/5

キーエンスは、独自の「直販モデル」と、顧客の課題解決に深く入り込むコンサルティング営業スタイルを長年培ってきた。これにより、他社が模倣しにくい高度な技術的知見と顧客との強固な信頼関係を無形資産として構築している。このノウハウは、高付加価値製品の開発と販売を支える強力な源泉となっている。

スイッチングコスト3/5

キーエンスの製品は、工場の生産ラインの自動化・効率化に不可欠なセンサーや計測機器、画像処理システムなど多岐にわたる。これらの製品は、既存の生産ラインに組み込まれ、特定の仕様やソフトウェアと連携している場合が多い。そのため、他社製品への切り替えは、ライン全体の再設計や再調整、生産停止リスクを伴う可能性があり、顧客にとって一定のスイッチングコストが発生する。

ネットワーク効果0/5

キーエンスのビジネスモデルは、個々の顧客との直接的な関係構築と製品提供に主眼が置かれており、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果は限定的である。

コスト優位0/5

キーエンスは高付加価値製品を提供しており、コスト競争力よりも製品の性能やソリューション提供能力に強みがある。構造的に他社より安価に生産・提供できる優位性は見られない。

規模の経済4/5

キーエンスは、FA(ファクトリーオートメーション)分野において、グローバルでトップクラスのシェアと売上を誇る。特に、産業用センサーや計測機器などのニッチながらも高付加価値な分野で、圧倒的な規模の経済を活かし、広範な製品ラインナップとグローバルな販売網を構築している。これにより、競合他社が追随しにくい効率的な事業運営と市場支配力を維持している。

競合との比較優位

強気シナリオ

高付加価値製品と直販モデルによる高い収益性・成長性の維持

FA市場の拡大と自動化ニーズの高まりによる恩恵

グローバル市場でのさらなるシェア拡大とブランド力強化

弱気シナリオ(モート侵食)

景気後退によるFA投資の減速

競合他社による高付加価値製品へのキャッチアップ

新興国市場での価格競争の激化

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

キーエンスへの投資が失敗するには、同社の強みである「直販モデル」と「高付加価値製品」が、その競争優位性を失うシナリオが現実となる必要がある。具体的には、顧客がキーエンスの製品を導入する際のスイッチングコストが大幅に低下し、競合他社が容易に模倣できるような汎用的な技術やソリューションが普及することだ。また、キーエンスの営業担当者が持つ、顧客の潜在ニーズを引き出し、最適なソリューションを提案する高度なコンサルティング能力が、AIやデジタル化によって代替可能になり、付加価値が低下する可能性も考えられる。さらに、グローバル市場における価格競争が激化し、キーエンスがこれまで維持してきた高い粗利率と営業利益率を維持できなくなることも、モートの侵食につながるだろう。これらの要因が複合的に作用し、キーエンスの「売れる理由」が失われれば、その高い評価は維持できない。

5年後のモート予測

強気

FA市場の持続的な成長とキーエンスの技術的優位性、グローバル展開の加速により、売上・利益ともに年率10%以上の成長を維持し、高い収益性を保つ。

中立

世界経済の変動を受けつつも、自動化・省人化ニーズを背景に、堅調な成長を継続。売上・利益は年率5-10%程度で伸長し、高い収益性を維持する。

弱気

世界的な景気後退や地政学リスクの高まりにより、FA投資が停滞。競合の追い上げも激化し、成長鈍化と収益性の低下が見られる。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 187,180億
2. 健全な財務 自己資本比率 94.6%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 7.0%
6. 適度なPER PER 42.1倍
7. 適度なPBR PBR 5.39倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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