池上通信機(6771)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 228 | -32 | -27 | 36 | -24.6 | -45.8 | — | 38.8 |
| FY2017 | 263 | 7 | 6 | -25 | 4.7 | 9.3 | 2.0 | 42.8 |
| FY2018 | 250 | 11 | 8 | 25 | 6.8 | 140.8 | 3.0 | 44.8 |
| FY2019 | 232 | 8 | 7 | 8 | 5.4 | 112.2 | 30.0 | 50.1 |
| FY2020 | 219 | 4 | 4 | 4 | 3.3 | 69.6 | 30.0 | 53.9 |
| FY2021 | 185 | 3 | 2 | -26 | 1.3 | 28.0 | 15.0 | 50.0 |
| FY2022 | 221 | -10 | -11 | -15 | -8.5 | -168.0 | 10.0 | 43.9 |
| FY2023 | 216 | 8 | 7 | 19 | 5.0 | 106.2 | 10.0 | 44.7 |
| FY2024 | 207 | 3 | 2 | -41 | 1.7 | 36.8 | 30.0 | 47.4 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 12.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
池上通信機は放送用カメラや計測器分野で長年の実績と一定のブランド認知を持つが、特許や独占的IPによる明確な優位性は限定的。競合他社も類似技術を有しており、無形資産による強固な参入障壁は低い。
放送業界や計測分野では、導入済みのシステムとの互換性やオペレーターの習熟度から、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、技術革新により代替製品への移行も比較的容易な場合がある。
同社の製品は個別の機器としての提供が中心であり、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。
長年の製造ノウハウはあるものの、グローバルな競争環境下で顕著なコスト優位性を確立している証拠は乏しい。特に、部品調達や人件費において、アジアの競合他社に対する絶対的な優位性は期待しにくい。
放送機器や計測器市場において、池上通信機は一定のシェアを持つが、グローバル市場全体で見ると、ソニーやパナソニックなどの大手と比較して規模の経済性は限定的。少数寡占市場を形成しているとは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
放送業界におけるデジタル化・高画質化ニーズの継続
新興国市場における放送インフラ整備の需要
特定のニッチ市場での技術的優位性の確立
弱気シナリオ(モート侵食)
大手競合他社による低価格攻勢
急速な技術革新への追随遅延
放送業界全体の広告収入減少による設備投資抑制
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
池上通信機への投資が失敗するシナリオは、同社が持つ技術的優位性が陳腐化し、競合他社がより低コストで高性能な製品を迅速に市場投入できるようになることである。特に、中国などの新興国メーカーが、政府の支援や規模の経済を背景に、品質を維持しながらも大幅に低い価格で放送機器を提供し始めた場合、池上通信機の価格競争力と市場シェアは急速に失われるだろう。また、放送業界全体が、ストリーミングサービスへの移行や広告モデルの変化により、新たな放送インフラへの投資意欲を失い、市場そのものが縮小する可能性も考えられる。さらに、同社が注力するニッチ市場においても、代替技術が登場し、顧客のニーズが変化した場合、既存の製品ラインナップが通用しなくなるリスクがある。
5年後のモート予測
デジタル放送の高画質化・高機能化需要を取り込み、新興国市場でのシェア拡大に成功。特定分野での技術的優位性を維持し、緩やかな成長を遂げる。
既存事業の安定性を維持しつつ、技術革新への対応に追われる。市場シェアは横ばいか微減で、収益性は現状維持に留まる。
競合他社の低価格攻勢や技術革新への遅れにより、市場シェアと収益性が急速に悪化。放送業界全体の縮小も重なり、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 43億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 47.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.32倍 |
合格数:3/7 部分的合格