研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
- |
29 |
| 2024-03 |
- |
27 |
| 2023-03 |
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26 |
| 2022-03 |
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52 |
| 2021-03 |
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36 |
研究開発活動(本文)
FY2025|2,164 文字
6【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」をスローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを進めています。当連結会計年度は、各事業において中期経営計画で掲げる「パワーエレクトロニクス」・「モビリティ」・「IoT」という3つの成長市場に向けた製品開発を進めると共に、既存の事業部門の枠を越えた全社未来開発を推進しました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりです。セグメントの名称金額(百万円)電子部品関連事業35電子化学実装関連事業325情報機器関連事業118報告セグメント計479全社(共通) (注)433合計913(注) 「全社(共通)」の区分は、各セグメントに配分できない未来開発研究費用です。① 電子部品関連事業パワーエレクトロニクスとモビリティ関連において、市場拡大が期待される製品の開発を強化しました。・大電力パワースイッチング半導体の駆動に使用するゲートドライバモジュールの開発を進めています。IGBT、SiC-MOSFETのどちらにも対応可能で、機器の設計が大幅に簡素化されます。次世代パワー半導体での使用を想定した、高耐圧・高周波対応モデルの開発を進めています。・電流センサは、省エネ・創エネ・蓄エネなどの場面で使用されることを想定して開発を進めています。電流レンジ・精度レンジなどのラインナップを充実させました。・EV急速充電器や燃料電池などに向け、小型高密度化を実現し、輻射ノイズ(近傍磁界)を50%削減したスイッチングトランス(Heat dissipation ferrite switching transformer。以下、「HDF SWトランス」)を開発しました。HDF SWトランスは、独自のコア形状の採用により近傍磁界を50%低減しました。放熱性に優れた構造で、小型高密度化を実現しています。また1次/2次巻線間の磁気結合面積を小さくする分割巻き構造を採用しており、回路上最適な10%~20%程度のリーケージインダクタンスを容易に確保できます。これにより回路上の共振コイルが不要となり、コストの削減、取り付け床面積の縮小による機器の小型化につながります。研究開発費用は、3千5百万円です。② 電子化学実装関連事業パワーエレクトロニクス・モビリティ・IoTの各領域に対して、電子化学材料から実装装置までの幅広い分野で、技術開発・製品開発を推進しました。・ロジック半導体の性能向上の要求により、従来工法よりも優位な新しいはんだ付け工法、および接合材の研究開発を推進しています。・パワー半導体チップ接合や基板下接合用に、新たな高耐熱接合材の開発を進めています。SiC、GaN、酸化ガリウムなど、高性能化が期待される次世代パワー半導体での適用を目指しています。・車載機器用の高耐熱高信頼ソルダーレジストの開発を進めています。・高密度化・高機能化・薄型化するフレキシブル基板向けに、カバーレイとソルダーレジスト機能を併せ持つ、感光性カバーレイ(PICC)を開発しました。高まる効率化要求に対応し、伝送損失をさらに低減する製品の開発を進めています。・リフロー装置は、更なる省エネ化、高速段取り替えや予防予知機能などに関して開発を進めています。研究開発費用は、3億2千5百万円です。③ 情報機器関連事業ネットワーク化や多様化する情報サービスのニーズに対応した製品開発を推進しました。・ラジオ局での生放送等の音声制作に適したコンパクトな音声調整卓(ミキサー)を開発しました。コンパクトミキサー「エフ100」は、放送局向けミキサーで培った信頼性を継承しつつ、ラジオ番組制作現場の声をもとに機能を厳選しました。音声処理を行うエフコア、フェーダーユニット、パネルPCを分離してフリーレイアウト を実現し、フェーダーは最少6フェーダーから最多24フェーダーまでオプションで変更できます。操作性を考慮したシン プルなデザインで、パネルPCにはタッチスクリーンを採用しました。オプションで電源の二重化に対応しており、生放送の信頼性を高めます。研究開発費用は、1億1千8百万円です。④ 未来開発関連事業当社創業100周年の次を支える新製品新市場の創出に向けて。事業部横断による研究開発を進めています。・カーボンニュートラル社会の実現に向け、ワイドバンドギャップパワー半導体が期待されていますが、その性能を十分に発揮するためには、トランス・リアクタなどの磁性部品や、パワーエレクトロニクス回路の技術進化が必要不可欠です。特に、当社が保有する素材技術に着目し、独自のコア技術の強みを生かすことで、高周波化や大電流化が進む将来のエレクトロニクス市場において期待される新製品の開発を産学共同で進めています。・高効率・高電力・高周波駆動の受動デバイスおよびその関連素材の研究開発推進を目的に、国立大学法人東北大学産学連携先端材料研究開発センターに研究室「株式会社タムラ製作所 仙台アドバンスドラボ」を開設しました。2030年頃の次世代磁性受動部品およびその関連製品の事業化を目指し、研究開発を強化・推進します。研究開発費用は、4億3千3百万円です。
FY2024|1,841 文字
6【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」をスローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを進めています。当連結会計年度は、各事業において中期経営計画で掲げる「パワーエレクトロニクス」・「モビリティ」・「IoT」という3つの成長市場に向けた製品開発を進めると共に、既存の事業部門の枠を越えた全社未来開発を推進しました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりです。セグメントの名称金額(百万円)電子部品関連事業54電子化学実装関連事業314情報機器関連事業55報告セグメント計424全社(共通) (注)363合計788(注) 「全社(共通)」の区分は、各セグメントに配分できない未来開発研究費用です。 ① 電子部品関連事業パワーエレクトロニクスとモビリティ関連において、市場拡大が期待される製品の開発を強化しました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりです。・大電力パワースイッチング半導体の駆動に使用するゲートドライバモジュールの開発を進めています。IGBT、SiC-MOSFETのどちらにも対応可能で、機器の設計が大幅に簡素化されます。次世代パワー半導体での使用を想定した、高耐圧・高周波対応モデルの開発を進めています。・電流センサは、省エネ・創エネ・蓄エネなどの場面で使用されることを想定して開発を進めています。電流レンジ・精度レンジなどのラインナップを充実させました。・世界的なEV市場の拡大に向けて、充電用トランス・コイル(車載用・定置用)の開発を進めました。研究開発費用は、5千4百万円です。② 電子化学実装関連事業パワーエレクトロニクス・モビリティ・IoTの各領域に対して、電子化学材料から実装装置までの幅広い分野で、技術開発・製品開発を推進しました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりです。・パワー半導体チップ接合や基板下接合用に、新たな高耐熱接合材の開発を進めています。SiC、GaN、酸化ガリウムなど、高性能化が期待される次世代パワー半導体での適用を目指しています。・車載機器用の高耐熱高信頼ソルダーレジストの開発を進めています。「DSR-2200ACRシリーズ」は、次世代車載基板に要求される過酷環境下での耐塗膜クラック性、耐熱性、絶縁信頼性、密着性などの長期信頼性に優れている製品です。・リフロー装置は、更なる省エネ化、高速段取り替えや予防予知機能などに関して開発を進めています。研究開発費用は、3億1千4百万円です。③ 情報機器関連事業ネットワーク化や多様化する情報サービスのニーズに対応した製品開発を推進しました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりです。・フルIP対応音声調整卓「NTXシリーズ」を開発しました。NTシリーズで培った、システム内の電源、伝送経路、同期信号の2重化などの信頼性を継承し、信号処理部の集約化を図ったモデルです。音声通信には、ST-2110を採用しIP化を実現しました。信号処理部(X-CORE)の冗長構成、信頼性を確保。PTPマスターを持たないシステムへ対応できるよう独自の音声同期モードに対応します。・「NT MATRIX」は、DSPエンジンを搭載し、純粋な音声信号分配、PCからルーティングマトリックスだけではなくミックスおよび信号処理も可能な汎用オーディオインターフェースユニットです。国際放送機器展2023では、新たに開発したリモートフェーダー、スイッチパネルとの組み合わせによるOTC(One Touch Controller)システムおよび直感的な操作でカスタマイズが可能なGUIソフトウェア「Custom UI」を展示しました。研究開発費用は、5千5百万円です。④ 未来開発関連事業当社創業100周年とその先を支える新製品新市場の創出に向けて。事業部横断による研究開発を進めています。カーボンニュートラル社会の実現に向け、ワイドバンドギャップパワー半導体が期待されていますが、その性能を十分に発揮するためには、トランス・リアクタなどの磁性部品や、パワーエレクトロニクス回路の技術進化が必要不可欠です。特に、当社が保有する素材技術に着目し、独自のコア技術の強みを生かすことで、高周波化や大電流化が進む将来のエレクトロニクス市場において期待される新製品の開発を産学共同で進めています。研究開発費用は、3億6千3百万円です。
FY2023|1,532 文字
6【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」をスローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを進めています。当連結会計年度は、各事業において中期経営計画で掲げる「パワーエレクトロニクス」・「モビリティ」・「IoT」という3つの成長市場に向けた製品開発を進めると共に、既存の事業部門の枠を越えた全社未来開発を推進しました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりです。セグメントの名称金額(百万円)電子部品関連事業59電子化学実装関連事業305情報機器関連事業91報告セグメント計455全社(共通) (注)301合計757(注) 「全社(共通)」の区分は、各セグメントに配分できない未来開発研究費用です。① 電子部品関連事業パワーエレクトロニクスとモビリティ関連において、市場拡大が期待される製品の開発を強化しました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりです。・電流センサは、省エネ・創エネ・蓄エネなどの場面で使用されることを想定して開発を進めています。電流レンジ・精度レンジなどのラインナップを充実させました。・大電力パワースイッチング半導体の駆動に使用するゲートドライバモジュールの開発を進めています。IGBT、SiC-MOSFETのどちらにも対応可能で、機器の設計が大幅に簡素化されます。再生可能エネルギー向けの採用が高まっています。・世界的なEV市場の拡大に向けて、充電用トランス・コイル(車載用・定置用)の開発を進めました。研究開発費用は、5千9百万円です。② 電子化学実装関連事業パワーエレクトロニクス・モビリティ・IoTの各領域に対して、電子化学材料から実装装置までの幅広い分野で、技術開発・製品開発を推進しました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりです。・パワー半導体チップ接合や基板下接合用に、新たな高耐熱接合材の開発を進めています。SiC、GaN、酸化ガリウムなど、高性能化が期待される次世代パワー半導体での適用を目指しています。・車載機器用の高耐熱高信頼ソルダーレジストの開発を進めています。DSR-2200ACRシリーズは、次世代車載基板に要求される過酷環境下での耐塗膜クラック性、耐熱性、絶縁信頼性、密着性等の長期信頼性に優れている製品です。・非日系顧客ニーズに応えるフレキシブルな機能設計を実現したリフロー装置TNUシリーズを開発しました。機種切替時の温度変更時間は、当社従来品比で3分の1を実現。生産効率の向上と省エネに貢献します。研究開発費用は、3億5百万円です。③ 情報機器関連事業ネットワーク化や多様化する情報サービスのニーズに対応した製品開発を推進しました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりです。・フルIP対応音声調整卓「NTXシリーズ」を開発しました。NTシリーズで培った、システム内の電源、伝送経路、同期信号の2重化などの信頼性を継承し、信号処理部の集約化を図ったモデルです。音声通信には、ST-2110を採用しIP化を実現しました。信号処理部(X-CORE)の冗長構成、信頼性を確保。PTPマスターを持たないシステムへ対応できるよう独自の音声同期モードに対応します。研究開発費用は、9千1百万円です。④ 未来開発関連事業当社創業100周年とその先を支える新製品新市場の創出に向けて。事業部横断による研究開発を進めています。特に、当社が保有する素材技術に着目し、独自のコア技術の強みを生かすことで、高周波化や大電流化が進む将来のエレクトロニクス市場において期待される新製品の創出を目指しています。研究開発費用は、3億1百万円です。
FY2022|2,388 文字
5【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」を経営スローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを目指して、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度における研究開発活動は、当社グループの中期経営計画で成長戦略に掲げる「車載」・「パワーエレクトロニクス」・「IoT・次世代通信」という3つの市場で期待される技術開発を中心に実施いたしました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)電子部品関連事業195電子化学実装関連事業301情報機器関連事業220報告セグメント計717全社(共通) (注)234合計951(注) 「全社(共通)」の区分は、各セグメントに配分できない未来開発研究費用であります。① 電子部品関連事業主に車載とパワーエレクトロニクス関連において、将来の市場拡大が期待される製品の開発を強化しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・世界的に市場拡大の著しい電動化車両用途として、ハイブリッド自動車・プラグインハイブリッド車・燃料電池車・電気自動車などの基幹システムである昇降圧チョッパー回路に適用される「車載用リアクタ」の開発を進めております。宇宙用途等で長年培ってきた高信頼性製品のノウハウが応用され、リアクタ用途に特化した自社開発コア(鉄心)を使用した、小型・高性能・低損失なリアクタであります。・電動化の進む車載市場に向けて、電流センサの開発を進めております。電流レンジ・精度レンジの充実したラインナップを揃えました。省エネ・創エネ・蓄エネなどの場面で使用されることを想定しております。・インバータなどで使用される大電力パワースイッチング半導体の駆動に使用する「ゲートドライバモジュール」を開発しております。IGBT、SiC-MOSFETのどちらにも対応可能で、機器の設計が大幅に簡素化されます。環境エネルギーのニーズの高まりを背景に、風力発電向けで採用が始まっております。研究開発費用は、1億9千5百万円であります。② 電子化学実装関連事業車載・パワーエレクトロニクス・IoTの各領域に対して、電子化学材料から実装装置までの幅広い分野で、コア技術開発・製品開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・パワー半導体チップ接合や基板下接合用に、新たな鉛フリーはんだ接合材を開発いたしました。本開発品は、市場で要求の高い無加圧接合対応のシート状で提供し、還元リフローや減圧リフローと組み合わせてボイド抑制ができます。また、独自の組成により200℃高温動作に対応するチップと接合層の界面強化がなされております。SiC、GaN、酸化ガリウムなど、高性能化が期待される次世代パワー半導体への適用試験も進めております。・実装業界では放熱改善のためのQFN下面電極のボイド低減やBGAの未融合改善、酸化が進行した電子部品へのぬれ性の確保など、多種多様な要求がお客様から寄せられております。一般実装向けPbフリーソルダーペースト「TLF-204シリーズ」は、こうした様々なニーズに応える製品ラインナップを取りそろえました。・既存の印刷工法では位置合わせの難しいFPC基板、印刷難度の高いキャビティを有する基板、立体的な基板のはんだ付といった用途における、非接触のはんだ塗布としてジェットディスペンス工法があります。「JDSシリーズ」は、塗布径に合わせてSAC305で2種のソルダーペーストを製品化し、ジェットディスペンスにおける吐出安定性と飛び散り低減に対応しております。・車載機器用の高耐熱高信頼ソルダーレジスト「DSR-2200ACRシリーズ」は、次世代車載基板に要求される過酷環境下での耐塗膜クラック性、耐熱性、絶縁信頼性、密着性等の長期信頼性に優れております。ハロゲンフリーで、セミマットタイプも開発いたしました。・フレキシブル基板用写真現像型白色液状ソルダーレジスト「RPW-300シリーズ」は、先進樹脂設計技術により優れた折り曲げ性能、高反射率、高解像性、低露光量を実現した白色ソルダーレジストです。ミニLEDバックライト基板などの次世代ディスプレイ用途や高意匠性車載LED用途に適しております。・リフロー装置「TNV VersionⅢ」は、炉内の汚れを大幅に低減し、メンテナンスサイクルの延長・改善を実現いたしました。最新の革新技術により、生産機会損失を大幅に低減いたします。③ 情報機器関連事業ネットワーク化や多様化する情報サービスのニーズに対応した開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・フルIP対応音声調整卓「NTXシリーズ」を開発いたしました。IP伝送規格「SMPTE ST 2110」に対応しており、コンソールサーフェースのサイズは「NTX800」・「NTX600」・「NTX300」の3サイズを用意。フルIPシステムを採用し、使用用途に合わせて柔軟なシステム運用が可能な製品であります。研究開発費用は、2億2千万円であります。④ 未来開発関連事業当社のカーブアウトベンチャーであり、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の技術移転ベンチャーとしての認定会社である、㈱ノベルクリスタルテクノロジーと共同で酸化ガリウムを用いたパワーデバイスの開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・酸化ガリウムを使ったパワーデバイスは低コストと高性能を両立できる製品であります。省エネ型社会の実現に向けて、超低損失大電流のパワーデバイスの開発を進めております。研究開発費用は、2億3千4百万円であります。
FY2020|2,752 文字
5【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」を経営スローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを目指して、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度における研究開発活動は、当社グループの中期経営計画で成長戦略に掲げる「車載」・「パワーエレクトロニクス」・「IoT・次世代通信」という3つの成長市場で期待される技術開発を中心に積極的に進めました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)電子部品関連事業142電子化学実装関連事業329情報機器関連事業187報告セグメント計658全社(共通) (注)376合計1,035(注)「全社(共通)」の区分は、各セグメントに配分できない未来開発研究費用であります。① 電子部品関連事業電子部品関連事業は、車載関連・エネルギー関連など、将来の市場拡大が期待される製品の開発を強化しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・将来の市場拡大が期待される電動化車両用途として、宇宙用途等で長年培った高信頼性製品のノウハウを応用し、ハイブリッド自動車・プラグインハイブリッド車・燃料電池車・電気自動車などの基幹システムである昇降圧チョッパー回路に適用される「車載用リアクタ」の開発・生産を進めております。・独自開発コア・新規構造の採用により低騒音化を実現した「低騒音タイプ高周波リアクタ」を開発しました。・大電流に対応し、エアコン、太陽光発電向けパワコン、UPSなどの環境配慮型電力変換装置のセット効率向上に貢献する「高周波リアクタ トロイダルエッジワイズ TEシリーズ」を開発しました。・大電流測定用電流センサでは、「L40S/L40S_Cシリーズ」「L51Sシリーズ」「F26Pシリーズ」を開発し、ラインナップを拡充させました。・昨今普及が加速しているSiC・IGBTパワーモジュールを駆動させるための「ゲートドライバ」について、高耐圧・低寄生容量化した低背型ゲートドライバ「2DMB/2DUBシリーズ」、再生可能エネルギー市場向けに普及が拡大している大容量次世代パワーモジュールに対応したゲートドライバ「4DUC/2DUDシリーズ」等、顧客ニーズに適した新規製品の開発を進めております。研究開発費用は、1億4千2百万円であります。② 電子化学実装関連事業電子化学実装関連事業は、車載市場・IoT市場を中期成長戦略に掲げ、電子化学材料から実装装置まで、エレクトロニクス実装における幅広い分野においてコア技術開発・製品開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・ハイブリッド自動車・電気自動車のECU/PCUではより一層厳しいヒートサイクル基準が求められており、新規高耐熱鉛フリー合金「#287」では、-40⇔125℃/3000CycleにてSAC305比較ではんだ接合部に発生する亀裂進展を大幅に抑制することが可能になりました。・車載機器基板向けに開発した、高信頼性アルカリ現像タイプ液状ソルダーレジスト「DSR‐2200ACRシリーズ」は、高温低温の過酷環境下での塗膜クラックの発生を抑え、更に耐熱性、絶縁信頼性、密着性などの長期信頼性を向上させております。・既存の印刷工法では位置合わせが難しいFPC基板、印刷難度の高いキャビティを有する基板、立体的な基板等のはんだ付けにおいて非接触はんだ塗布のジェットディスペンス工法の適用が検討されており、ジェット対応鉛フリーソルダーペースト「JDSシリーズ」は、ジェットディスペンスにおける吐出安定性と飛び散り(サテライト)低減に対応しています。・優れた柔軟性と高絶縁信頼性を持つフレキシブル基板用写真現像型ソルダーレジスト「PAF-800シリーズ」「TPL-800シリーズ」は、EMIシールドフィルムの貼り付け可能。部品実装部と配線部へのソルダーレジストの一括形成を提案し、一括形成による製造工程削減、ベゼルレスディスプレイに要求される基板の薄膜化、組み込み時の形状保持(低反発特性)を実現します。・リフロー装置「TNV VersionⅢ」は、最新の革新技術により炉内の汚れを大幅に低減し、メンテナンスサイクルの延長・改善を実現することで、生産機会損失低減への貢献を目指す製品です。研究開発費用は、3億2千9百万円であります。③ 情報機器関連事業情報機器関連事業では、2018年12月に開始された4K/8K本放送や、国際的スポーツイベントに向けた放送関連設備の設備投資需要や、多様化する情報サービスのニーズに対応した開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・汎用オーディオインターフェイスユニット「NT MATRIX」は、DSPエンジンを搭載し、純粋な音声信号の分配やルーティングマトリックスだけでなく、ミックス及び信号処理も可能です。新たに開発したリモートフェーダー、スイッチパネルとの組み合わせによるOTC(One Touch Controller)システム及びGUIソフトウェア「Custom UI」により、直感的な操作でカスタマイズが可能です。・可搬型DECT方式インターカムシステム「MK-H96」は、128×H130×D36(mm)のコンパクトサイズながら10台の子機MK-B96が接続でき、更に2グループの通話設定にも対応したポータブルサイズのメインコントローラーです。研究開発費用は、1億8千7百万円であります。④ 未来開発関連事業未来開発関連事業では、当社のカーブアウトベンチャーであり、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の技術移転ベンチャーとしての認定会社である、㈱ノベルクリスタルテクノロジーと共同で酸化ガリウムを用いたパワーデバイスの開発を推進しております。なお、㈱ノベルクリスタルテクノロジーは、次世代パワーデバイスとして期待されている酸化ガリウム(β-Ga2O3)の大口径単結晶製造技術や基板上へのホモエピタキシャル成長技術を確立し、デバイス事業への展開を進めていることが評価され、2020年3月にJEITAベンチャー賞を受賞しました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・㈱ノベルクリスタルテクノロジー及び佐賀大学と共同でβ型酸化ガリウムエピタキシャル膜の高品質化技術を開発いたしました。・逆回復時間が極めて短い「超低損失・超高速 β-Ga2O3 SBD(ショットキーバリアダイオード)」の開発に成功しました。研究開発費用は、3億7千6百万円であります。
FY2019|2,652 文字
5【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」を経営スローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを目指して、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度における研究開発活動は、車載・IoT・エネルギー関連など、当社グループの中期経営計画で成長戦略に掲げ、市場で期待される技術開発を中心に積極的に進めました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。セグメントの名称金額(百万円)電子部品関連事業192電子化学実装関連事業339情報機器関連事業168報告セグメント700全社(共通) (注)366合計1,067(注)「全社(共通)」の区分は、各セグメントに配分できない未来開発研究費用であります。① 電子部品関連事業電子部品関連事業は、車載関連・エネルギー関連など、将来の市場拡大が期待される製品の開発を強化しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・世界的に市場拡大の著しい電動化車両用途として、ハイブリッド自動車・プラグインハイブリッド車・燃料電池車・電気自動車などの基幹システムである昇降圧チョッパー回路に適用される「車載用リアクトル」の開発を進めております。また、リアクトル用途に特化した自社開発コア(鉄心)を使用した小型・高性能・低損失なリアクトルを開発し、様々な電動化車両への採用が進展しております。・電動化の進む車載市場に向けて、電流センサの開発を進めております。車載充電器用に開発した「磁気平衡式フラックスゲートVF03PxxxS05シリーズ」は、計測器にも使用されるフラックスゲート回路方式を採用し、超高精度・低温度ドリフトを実現しました。電動化車両のインバータ制御、充電制御用に開発した「磁気比例式VL06PxxxS05シリーズ」は、高信頼性ASICを採用し、高速応答性・高耐dv/dtノイズ性能を実現しております。・昨今普及が加速しているSiC・IGBTパワーモジュールを駆動させるための「ゲートドライバ」について、当社従来製品2DMシリーズの製品バリエーション拡大し、よりお客様のニーズに適した新規製品の開発を進めております。高耐圧・低寄生容量化した低背型ゲートドライバ「2DMB/2DUBシリーズ」、再生可能エネルギー市場向けに普及が拡大している大容量次世代パワーモジュールに対応したゲートドライバ「4DUC/2DUDシリーズ」は、ゲート駆動回路設計に掛かる工数を大幅に削減する当社新製品です。研究開発費用は、1億9千2百万円であります。② 電子化学実装関連事業電子化学実装関連事業は、車載市場・IoT市場を中期成長戦略に掲げ、電子化学材料から実装装置まで、エレクトロニクス実装における幅広い分野においてコア技術開発・製品開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・ハイブリッド自動車・電気自動車などの機電一体化ECU向けに開発した高信頼性ソルダーペースト「TLF‐GTS‐VR6シリーズ」は、-40⇔125℃/3000Cycleの過酷な条件でも連結亀裂の未発生を達成しました。合金組成は、SAC305及び高耐熱はんだ組成をラインナップ化しており、新規高耐熱はんだでは、-40⇔125℃/3000CycleにてSAC305比較で亀裂進展を大幅に抑制しています。・過酷環境下において信頼性が要求される車載機器基板向けに開発した、高信頼性アルカリ現像タイプ液状ソルダーレジスト「DSR‐2200ACRシリーズ」は、高温低温の過酷環境下での塗膜のクラックの発生を抑え、更に耐熱性及び絶縁信頼性、密着性などの長期信頼性を向上させております。・ウェアラブル実装に適した「可逆伸縮性接合材REシリーズ」を開発いたしました。低温実装(150℃)や高密度実装(0201Chip、0.15㎜P-WLP)にも対応可能であり、接合部に金属接合を導入していますが可逆伸縮性(5%:当社比)を実現しています。繰り返し曲げ環境での高信頼性を実現した可逆伸縮性接合材です。・炉内の汚れを大幅に低減し、メンテナンスサイクルの延長・改善を実現する「リフローTNV VersionⅢ」を開発いたしました。最新の革新技術により、生産機会損失低減への貢献を目指す製品です。研究開発費用は、3億3千9百万円であります。③ 情報機器関連事業情報機器関連事業では、2018年12月に開始された4K/8K本放送や、国際的スポーツイベントに向けた放送関連設備の設備投資需要や、多様化する情報サービスのニーズに対応した開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・新たなDECT方式(ARIB STD-T101 2.0版) に準拠した「DECT規格インターカムシステム」を開発いたしました。直観的に使用できる操作性はそのままに、利便性の向上と大規模なシステムの構築が可能となります。1システムに4グループの音声系統を組むことが可能です。・DSPエンジンを搭載した汎用性のあるオーディオインターフェイスユニットの新製品「NT MATRIX」を開発いたしました。純粋な音声信号の分配やルーティングマトリックスだけでなく、ミックス及び信号処理も可能です。専用のアプリケーションソフトを使用することで、お客様のニーズに合わせたシステム構築を実現いたします。研究開発費用は、1億6千8百万円であります。④ 未来開発関連事業未来開発関連事業では、当社のカーブアウトベンチャーであり、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の技術移転ベンチャーとしての認定会社である、㈱ノベルクリスタルテクノロジーと共同で酸化ガリウムを用いたパワーデバイスの開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・㈱ノベルクリスタルテクノロジー及び佐賀大学と共同で、β型酸化ガリウムエピタキシャル膜の高品質化技術を新開発いたしました。今回、ハライド気相成長法を応用した独自の酸化ガリウム膜形成技術及びその評価手法を開発し、酸化ガリウム膜中の結晶欠陥を当社従来品の1/100に低減することに成功しました。これにより、酸化ガリウムパワーデバイスのリーク電流が大幅に減少し、数10A級の大電流素子の製造が可能になりました。研究開発費用は、3億6千6百万円であります。
FY2018|2,211 文字
5【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」を経営スローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを目指して、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度における研究開発活動は、車載・IoT・エネルギー関連など、当社グループの中期経営計画で成長戦略に掲げ、市場で期待される技術開発を中心に積極的に進めました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。なお、研究開発費については、各セグメントに配分できない未来開発研究費用4億5千8百万円が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は12億6千8百万円となっております。① 電子部品関連事業電子部品関連事業では、車載関連・エネルギー関連など、将来の市場拡大が期待される製品の開発を強化しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・ハイブリッド自動車・電気自動車・燃料電池車などの環境対応車には燃費対策のみならず走行・加速性能も求められ、モーター高出力化が鍵となります。そのためにバッテリ電圧を高める昇圧コンバータが必要となり、この中枢を担うのが「昇圧リアクタ」です。市場のニーズに応える、小型・低損失・静音化を実現した高信頼製品の開発を進めております。・電流センサでは、超高精度、極小温度ドリフトが特長のフラックスゲート式において、新たに貫通型の「F26シリーズ」を開発しました。また、車載充放電装置の電流監視に最適な「VF03P」や、動作温度範囲を拡張し、大容量PVインバータに適した「L34Tシリーズ」(1500A/105℃)の他、飽和電流をアップさせた「L40Sシリーズ」などのラインアップを揃えました。研究開発費用は、1億2千4百万円であります。② 電子化学実装関連事業電子化学実装関連事業では、車載市場・IoT市場を中期成長戦略に掲げ、電子化学材料から実装装置まで、エレクトロニクス実装における幅広い分野においてコア技術開発・製品開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・ハイブリッド自動車・電気自動車などにおける機電一体化ECUでは、より一層厳しいヒートサイクル基準が求められます。高信頼性ソルダーペースト「TLF‐GTS‐VR6シリーズ」では、-40⇔125℃/3000Cycleの過酷な条件でも連結亀裂の未発生を達成しました。・過酷環境下において信頼性が要求される車載機器基板向けに、高信頼性アルカリ現像タイプ液状ソルダーレジスト「DSR‐2200ACR」を開発いたしました。ハロゲンフリーで印刷タイプのソルダーレジストです。高温低温の過酷環境下での塗膜のクラックの発生を抑え、更に耐熱性及び絶縁信頼性、密着性などの長期信頼性を向上させております。研究開発費用は、3億4百万円であります。③ 情報機器関連事業情報機器関連事業では、平成30年12月の4K/8K本放送開始や、その先の東京オリンピック・パラリンピックに向けた放送関連設備の設備投資需要や、多様化する情報サービスのニーズに対応した開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・音声調整卓のラインアップに「NT880Gシリーズ」を新たに加えました。「NT880Gシリーズ」は、オーディオネットワーク(IP)対応となっており、20フェーダー単位のフレームに操作パネルを自由にレイアウトする設計となっております。またスイッチングハブを経由することで、操作卓から離れた場所にも操作パネルを設置することができます。大・中・小3種類のフレームを用意しており、一番大きなフレームは、フェーダーユニットを縦2列に並べるデュアルフェーダースタイルにすることも可能です。研究開発費用は、3億8千2百万円であります。④ 未来開発関連事業未来開発関連事業では、当社のカーブアウトベンチャーであり、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の技術移転ベンチャーとしての認定会社である、㈱ノベルクリスタルテクノロジーと共同で酸化ガリウムを用いたパワーデバイスの開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・㈱ノベルクリスタルテクノロジーと共同で、酸化ガリウムを用いた超低消費電力ショットキーバリアダイオードの開発に成功しました。開発した電力用ダイオードは、現在市販されているシリコンカーバイド(SiC)を用いたダイオードよりも消費電力を40%低減することができ、さらに低コストで製造可能なことから、これまでシリコン(Si)やSiCが用いられてきた家電製品から大電力の産業機器まで、様々な電気機器の大きな省エネルギー効果が期待できます。・㈱ノベルクリスタルテクノロジーと共同で、酸化ガリウムホモエピタキシャル膜を用いたトレンチMOS型パワートランジスタの動作実証に世界で初めて成功しました。本成果により酸化ガリウムダイオードとトランジスタが揃ったことで、パワーデバイスの応用先として最も市場の大きなインバータの作製が可能となり、酸化ガリウムパワーデバイスの本格普及に向けて大きく前進しました。超高輝度・ハイパワー白色光源に適したYAG単結晶蛍光体の開発を推進しております。研究開発費用は、4億5千8百万円であります。
FY2017|1,995 文字
6【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」を経営スローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを目指して、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度における研究開発活動は、車載・IoT・エネルギー関連など、成長市場で期待される技術開発を中心に積極的に進めました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。なお、研究開発費については、各セグメントに配分できない未来開発研究費用4億1千6百万円が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は12億9百万円となっております。① 電子部品関連事業電子部品関連事業では、車載関連・エネルギー関連など、未来に繋がる分野を見極めると共に、グローバルに事業展開を進めているタムラグループならではの、地域に根差して製品開発から客先承認取得までをスピーディーに展開する「地開(開発)地承(承認)」の取り組みを強化しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・フラックスゲート回路方式を採用し、超高精度、極小温度ドリフト、従来方式では難しかった交流重畳の微少直流電流も測定可能となった電流センサ「F23シリーズ」を開発いたしました。また、パワーインバータに適した大電流に対応する「L34シリーズ」(オープンループ型)「S30シリーズ」「S42シリーズ」(クローズループ型)、更には車載環境に適応した電流センサ「VF03P」などのラインナップを揃えました。・リアクタの巻き線部分をパイプ状の管のように加工し、その中に水を通しながら冷やす直冷式を採用することで、お客様の仕様にあわせたリアクタの小型化を可能とした、直流送電用の水冷式可飽和リアクタの開発を推進しております。研究開発費用は、7千2百万円であります。② 電子化学実装関連事業電子化学実装関連事業では、車載市場・IoT市場を中期成長戦略に掲げ、電子化学材料から実装装置まで、エレクトロニクス実装における幅広い分野においてコア技術開発・製品開発を推進しております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・ハイブリッド自動車・電気自動車などにおける大電流化や、電子制御ユニットのエンジン直載化などにより生じる、高温や冷熱サイクルが激しい状況においても信頼性の高い車載用高耐熱ソルダーペースト「TLF-286シリーズ」を開発いたしました。電子化学事業のオリジンである独自のフラックス技術と新規開発した耐久性をもたせた合金を組み合わせることにより、従来のSAC305製品と比較して冷熱サイクル後のクラック率や合金層の成長を抑制することが可能となりました。・過酷環境下において、信頼性が要求される車載機器基板向けに、卓越した耐クラック性、耐熱性、耐湿性及び絶縁信頼性を実現した、高信頼性ソルダーレジスト「DSR-2200-ACRシリーズ」を開発いたしました。・異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペースト(ACP)、コネクターの代替品として、フレキシブル基板とリジッド基板や、フレキシブル基板とフレキシブル基板の接合において、対向電極間の導電性と隣接電極間の絶縁性を可能にした導電性接合材「SAM32シリーズ」の狭スペース対応製品「SAM32-401F-13」、「SAM32-401SF-13」を開発いたしました。研究開発費用は、3億7千3百万円であります。③ 情報機器関連事業情報機器関連事業では、多様化する情報サービスのニーズに対応した開発を推進いたしました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・16本の物理フェーダーを持ち標準実装の16アナログ入出力、2AES入出力と拡張スロットによる入出力の追加機能を備えたポータブルミキサー「NT110」を開発いたしました。「NT110」の投入により、フラッグシップモデルの大型デジタルミキサー「NT880」、中規模スタジオ向け「NT660」とあわせて、大型からコンパクトサイズまでトータルにラインナップを揃え、多様化するお客様のニーズに応える製品ラインナップを揃えました。・ワイヤレスマイクでは難しかった防滴性能IPX4を追加し、従来品よりも堅牢、高耐久性を実現しつつ従来品と同等の音声を保持した駅用ワイヤレスマイク「WTH-326Xシリーズ」の新製品、乗務員用マイク「WTH-3262」と構内駅員用マイク「WTH-3260」を開発いたしました。研究開発費用は、3億4千7百万円であります。④ 未来開発関連事業・次世代パワーデバイス材料として有望な酸化ガリウムエピウエハの開発を推進しております。・超高輝度・ハイパワー白色光源に適したYAG単結晶蛍光体の開発を推進しております。研究開発費用は、4億1千6百万円であります。
FY2016|1,726 文字
6【研究開発活動】当社グループは、「オンリーワン・カンパニーの実現」を経営スローガンに、タムラならではの「オンリーワン技術」で市場ニーズに応える製品づくりを目指して、研究開発活動を推進しております。当連結会計年度における研究開発活動は、環境・エネルギー関連製品や、スマートフォン・タブレット関連、車載関連など、成長市場で期待される技術開発を積極的に進めました。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。なお、研究開発費については、各セグメントに配分できない未来開発研究費用3億9千9百万円が含まれており、当連結会計年度の研究開発費の総額は12億4千万円となっております。① 電子部品関連事業“環境”・“エネルギー”など、未来に繋がる分野を見極め、素材開発からユニット製品まで幅広く開発を進めております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・リアクタの巻き線部分をパイプ状の管のように加工し、その中に水を通しながら冷やす直冷式を採用することで、お客様の仕様にあわせたリアクタの小型化を可能とした、直流送電用の水冷式可飽和リアクタを開発いたしました。・電線と抵抗器本体の接続箇所を内蔵したメタルクラッド抵抗器「TS30Gシリーズ」を開発いたしました。自動車や産業機器などの電源向けに販売を開始いたしました。研究開発費用は、8千9百万円であります。② 電子化学実装関連事業電子化学材料から実装装置まで、エレクトロニクス実装における幅広い分野においてコア技術開発・製品開発を推進しております。スマートフォン・タブレットPC市場、車載市場、太陽光などのエネルギー市場の3分野をターゲットに、市場ニーズに応える製品の開発を進めております。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・感光性樹脂の感度を高め、感光波長域の広帯域化を行うことにより、必要な露光量が50mJ/cm2と少ない、ダイレクトイメージング向けソルダーレジストを開発いたしました。・スマートフォンなどのタッチパネル向けに、酸化インジウムスズの透明導電膜にインクジェット方式で塗布できる透明絶縁材を開発いたしました。・流線型のフォルムに進化したN2リフロー装置「TNV-Ver.Ⅱシリーズ」を開発いたしました。フラックス回収ボックスを大型化し冷却能力を高めて回収能力を向上させました。それによりメンテナンス周期の長期化に貢献しています。また、効率よく加熱できるパネル装備を取り入れ、加熱力を要する多層基板などの生産への対応力を上げ、窒素消費量の削減も実現いたしました。研究開発費用は、4億2百万円であります。③ 情報機器関連事業設備投資需要の緩やかな回復を背景に、多様化する情報サービスのニーズに対応した開発を推進いたしました。主な研究開発内容と開発成果は次のとおりであります。・当社と日本放送協会(NHK)様でデジタル音声卓(ミキサー)「NT900」を共同開発いたしました。デジタル音声調整卓「NT900」は、音質、機能、デザイン、操作性の全てにこだわったデジタル音声卓「NTシリーズ」の機能を受け継ぎつつ、スーパーハイビジョン番組制作、「22.2マルチチャンネル音響」の音声収録、編集に適した製品です。研究開発費用は、3億4千7百万円であります。④ 未来開発関連事業・当社コアテクノロジー本部と株式会社光波、国立研究開発法人物質・材料研究機構は共同で、青色LD(レーザーダイオード)を励起光源とした超高輝度でハイパワーな白色照明に最適な、温度特性の優れたYAG単結晶蛍光体の開発に成功いたしました。・当社コアテクノロジー本部、情報通信研究機構(NICT)、東京農工大学は共同で次世代パワーデバイス材料として有望な酸化ガリウムエピウエハの開発に成功いたしました。当社からのカーブアウトベンチャーであり、NICT技術移転ベンチャーでもある株式会社ノベルクリスタルテクノロジーがこの成果を事業化し、今後成長が見込まれるパワーエレクトロニクスに向け、大学・研究機関・メーカーなどへ供給を開始いたしました。研究開発費用は、3億9千9百万円であります。