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ダイフク

機械 機械

研究開発費(時系列)

年度R&D費用(億円)設備投資(億円)
2025-12 - 333
2024-12 - 155
2024-03 - 214
2023-03 - 168
2022-03 - 116

研究開発活動(本文)

FY2025|3,267 文字
6 【研究開発活動】当社グループでは、「保管」「搬送」「仕分け・ピッキング」の機能を持つ機械設備とそれを支える電子機器の新システム・新製品の開発に取り組んでいます。また、企業に求められる社会的責任が、経済的価値の創出に加え、環境・社会への配慮を含む概念へと拡大していることから、環境負荷の低減や安全性に配慮したシステム・製品の開発にも努めています。これらの活動によって創出した知的財産については、オープン戦略とクローズ戦略を適切に使い分けながら、権利網の構築を進めています。近年は、競争力の高い技術を中心に早期の権利化をグローバルで推進するとともに、権利化後の利活用にも注力しています。また、新規事業の創出に向けて、IPL(Intellectual Property Landscape)の活用、戦略的なフレームワークに基づく知財ミックス戦略の推進、情報の証拠力を高めるために電子公証の活用を進めています。引き続き、各事業部等と連携しながら、知的財産活動を通じて当社グループの競争優位性の強化を図っていきます。当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は、13,195百万円です。なお、前連結会計年度は決算期変更により2024年4月1日から2024年12月31日までの9カ月間となっています。報告セグメントごとの内訳は次のとおりです。(単位:百万円)セグメントの名称2024年12月期2025年12月期株式会社ダイフク7,48410,479コンテックグループ9451,167Daifuku North America, Inc.(DNA)グループ343907Clean Factomation, Inc.(CFI)339411大福自動搬送設備(蘇州)有限公司(DSA)2440その他202188合計9,34013,195 報告セグメントごとの研究開発活動は次のとおりです。なお、大福自動搬送設備(蘇州)有限公司(DSA)の研究開発活動は小規模であり記載を省略しています。 (1) 株式会社ダイフク① 一般製造業・流通業向け製品アパレル業界等の個配・通販の配送センターにおいて使用されるピース仕分システム「パウチソータ」の販売を開始しました。本システムは、天井空間を有効活用し、仕分け機能に加えて、バッファ、荷合わせ機能を備えることで、多機能・コンパクト・高能力を実現しています。なお、2026年3月に初号機の納入を予定しています。また、自律走行搬送ロボットについては、SOTR-S、SOTR-M、SOTR-Lに続き、フォークリフトタイプの「ソーティングトランスファーロボット-F(SOTR-F)」の販売を開始しました。本製品は、パレット形状を選ばず、床への直置きのほか、コンベヤ上、荷受台へのアクセスも可能です。業界最小クラスの旋回半径により、狭いエリアにおいても高い走行性能を発揮します。LiDAR(センサー)による周囲状況の認識と、自律走行制御を行うSLAM(スラム)技術を採用しており、フレキシブルなレイアウトにも対応可能です。② 半導体生産ライン向け製品前工程に加え、後工程でも先端パッケージ分野における自動化ニーズが増加しています。搬送物が多種多様なため、これらに対応した新たな搬送・保管システムの開発を進めています。前工程の最先端分野については、2ナノ向け工場への納入実績が加わりました。現在は1.4ナノライン向けにAIを組み込んだ高い信頼性と省エネ技術を駆使した製品開発を進めています。③ 自動車生産ライン向け製品組立ラインにおける変更ニーズに柔軟に対応可能な台車けん引式AGVシステムの製品力を強化しました。工場内部品物流システム向け商品は、トラック自動移載装置の製品力強化を実施。さらに、ラインサイドへ自動で部品を供給するオーバーヘッド搬送システムの開発に取り組んでいます。また、搬送システムと自動化設備をトータルで提供できる当社の強みをお客さまに訴求するために、滋賀事業所内のデモラインにサスペンションとバッテリーをボディへ自動搭載する装置を追加設置しました。 ④ 空港向け製品空港業界においては、コロナ禍以降、旅客数は増加傾向にある一方で、働き手が戻らず慢性的な人員不足に悩まされており、引き続き省人化を推進するシステムの開発を進めています。国内においては、国内初となるEBS(Early Baggage Storage:早期チェックイン手荷物保管システム)の納入が完了し運用が開始されました。SBD(Self Bag Drop:セルフ手荷物預け入れ機)と組み合わせることで、旅客が空港到着後速やかに手荷物を預け入れることが可能となり、チェックインカウンターにおける待ち行列の緩和に寄与しています。北米市場においては、従来外部調達していたベルトコンベヤ用カーブコンベヤ及び高速分岐装置の内製化を実現しました。北米トップクラスの空港インフラ向けコンサルティング・エンジニアリング会社からの認証を受け、販売を開始しました。これにより安定した価格、納期、品質を北米市場に提供することが可能となりました。⑤ 洗車機設置スペースはそのままで間口を従来機比200㎜拡大し2,600mmにすることで、大型乗用車の進入性を向上させたドライブスルー洗車機「トレウス ワイド」を開発しました。同機には、従来比10dB以上の騒音低減とソフトな洗浄を両立した静音ブラシ、最終すすぎ工程のみに適切な純度の水を使用する設計により、生成能力を最適化した純水生成装置、紫外線による劣化を抑制し無塗装樹脂やヘッドライトを保護するケミカルなど、業界初となる3つの新機能を搭載しています。以上に記載の①~⑤を中心に、当社が支出した研究開発費の総額は10,479百万円です。 (2) コンテックグループ産業用コンピュータ製品では、AI処理に優れた性能を発揮するプロセッサを搭載した超小型のビジネスコンピュータを開発し、2025年8月より販売を開始しました。本製品は、CPU にNPU(ニュートラル・プロセッシング・ユニット)を統合したAI処理機能を内蔵しており、生産現場や、店舗のPOS端末、病院の業務端末としての利用に加え、エッジAIデバイスとしての活用も可能です。また、当社の課題であった24時間365日オンサイト保守サービスを実現するFAコンピュータを開発し、2025年9月より販売を開始しました。パートナー企業の全国サービス拠点を活用することで、全国で均一水準の訪問修理サービスを提供します。IoT機器製品では、CONPROSYS® nano シリーズのEther CAT プロトコルに対応した小型コントローラ向けカプラユニットを開発し、2025年9月より販売を開始しました。本製品は、デジタル信号やアナログ信号の入出力に対応するI/O モジュールを最大8台まで接続可能で、最小通信周期125マイクロ秒の低遅延な計測制御ネットワークを構築することができます。当グループが支出した研究開発費の金額は1,167百万円です。 (3) Daifuku North America, Inc.(DNA)グループ一般製造業・流通業向けシステムでは、ピッキングやソーティングシステムの開発に注力しています。自動車生産ライン向けシステムでは、PRB(パワーローラーベッド)システムのテストを完了し、コスト製造工程等を意識した改良を継続しています。当グループが支出した研究開発費の総額は907百万円です。 (4) Clean Factomation, Inc.(CFI)韓国の半導体メーカーのお客さまに密着して、より効率の高い窒素パージ保管システムや、後工程のパッケージング分野向けの搬送・保管機器の開発などを実施しています。また、過去に納めたシステムのリニューアル開発なども行っています。当子会社が支出した研究開発費の総額は411百万円です。

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