椿本チエイン(6371)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,988 | 216 | 146 | 120 | 9.3 | 78.0 | — | 57.1 |
| FY2017 | 2,157 | 207 | 147 | 103 | 8.6 | 77.5 | 24.0 | 58.7 |
| FY2018 | 2,385 | 218 | 138 | -79 | 7.9 | 364.0 | 24.0 | 56.8 |
| FY2019 | 2,264 | 161 | 116 | 60 | 6.6 | 308.7 | — | 59.3 |
| FY2020 | 1,934 | 89 | 87 | 183 | 4.6 | 235.2 | 120.0 | 60.5 |
| FY2021 | 2,159 | 178 | 145 | 119 | 6.9 | 392.9 | 75.0 | 62.5 |
| FY2022 | 2,516 | 190 | 137 | 121 | 6.1 | 371.1 | 120.0 | 64.9 |
| FY2023 | 2,668 | 213 | 186 | 294 | 7.1 | 511.7 | 130.0 | 66.0 |
| FY2024 | 2,792 | 229 | 221 | 95 | 8.4 | 212.7 | 160.0 | 69.9 |
| FY2026 | — | — | — | — | — | — | 80.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
長年の歴史と実績に基づくブランド力や、特定の産業分野における技術的ノウハウは存在するが、特許や規制ライセンスによる明確な独占性は限定的。研究開発投資は継続しているものの、競合他社も同様の技術開発を進めている。
自動車や産業機械向けに、同社のチェーンや部品は高い信頼性が求められ、一度採用されると仕様変更や他社製品への切り替えには、設計変更や認証プロセスなど、顧客にとって大きなコストと時間がかかる。特に、過酷な環境下で使用される製品では、実績のある同社製品からの乗り換えはリスクが高い。
同社の事業モデルは、直接的なネットワーク効果を生み出すプラットフォーム型ではない。製品の普及が直接的に製品価値を高める構造ではない。
長年の量産実績とサプライチェーンの最適化により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、原材料価格の変動や、新興国メーカーの台頭による価格競争圧力も存在する。
伝動機器分野、特に自動車用タイミングチェーンシステムや産業用ローラチェーンにおいて、グローバル市場で高いシェアを誇る。主要な自動車メーカーや産業機械メーカーとの長年にわたる取引実績は、規模の経済と業界内での確固たる地位を示唆している。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車の電動化・高効率化に対応した新製品開発の成功
産業機械分野における自動化・省力化ニーズの高まりによる需要拡大
グローバルサプライチェーンの強靭化による安定供給体制の維持
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格製品の台頭とシェア低下
自動車業界におけるEVシフトの加速による内燃機関向け製品の需要減少
新興国市場での技術力・品質面でのキャッチアップによる競争激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
椿本チエインの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた顧客との関係性、特にスイッチング・コストの高さが、想定以上に早く陳腐化することが必要である。例えば、自動車業界におけるパワートレインの急激な変化(EV化の加速)が、同社のコア技術であるチェーンやギアの需要を構造的に減少させ、かつ、顧客が代替技術(例えばベルト駆動や直接駆動)への移行を迅速に進める場合、スイッチング・コストの優位性は失われる。また、競合他社が、同社と同等以上の信頼性を持ちながら、より低コストで、かつ新しいパワートレインに対応したソリューションを迅速に提供できるようになることも、同社の優位性を脅かす要因となる。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱が長期化し、同社の安定供給能力が損なわれ、顧客が代替サプライヤーを積極的に模索する状況も考えられる。
5年後のモート予測
EVシフトへの対応や産業機械分野での需要増により、売上・利益は安定的に成長。高付加価値製品へのシフトが進み、収益性が向上する。
既存事業の安定性を維持しつつ、新技術への対応を進める。緩やかな成長が見込まれるが、競争環境の厳しさから利益成長は限定的となる。
EVシフトへの対応遅れや競争激化により、既存事業の収益が悪化。新分野での成長が鈍く、売上・利益ともに減少傾向となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,861億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 69.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -18.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.09倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-30 臨時報告書
- 2026-06-26 臨時報告書
- 2026-06-26 臨時報告書