オークマ(6103)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,627 | 156 | 102 | 3 | 7.1 | 63.9 | — | 66.1 |
| FY2017 | 1,821 | 225 | 142 | 174 | 8.8 | 443.9 | 18.0 | 65.8 |
| FY2018 | 2,117 | 276 | 185 | 67 | 11.0 | 578.6 | — | 68.0 |
| FY2019 | 1,721 | 150 | 107 | -55 | 6.3 | 339.3 | 125.0 | 77.3 |
| FY2020 | 1,234 | 48 | 21 | 131 | 1.2 | 66.2 | 130.0 | 76.9 |
| FY2021 | 1,728 | 145 | 116 | 75 | 6.0 | 366.9 | 35.0 | 71.5 |
| FY2022 | 2,276 | 248 | 192 | 95 | 9.0 | 616.0 | 90.0 | 70.8 |
| FY2023 | 2,280 | 254 | 194 | -73 | 8.2 | 629.8 | 180.0 | 76.6 |
| FY2024 | 2,068 | 147 | 96 | 25 | 4.0 | 158.5 | 200.0 | 76.3 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 150.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
オークマは工作機械メーカーとして、長年の実績と技術力に裏打ちされたブランド力を持つ。特にNC旋盤やマシニングセンタ分野での信頼性は高いが、特許やIPの独占性は限定的であり、競合他社も類似技術を有している。
オークマの工作機械は、導入に多額の設備投資が必要であり、オペレーターの習熟度も求められるため、顧客が他社製品へ乗り換える際の初期コストや学習コストは無視できない。しかし、特定の生産ラインに最適化された場合、乗り換えのハードルは高まるものの、汎用的な機械ではスイッチングコストは相対的に低い。
工作機械業界において、ユーザーが増えることで機械の価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。オークマの製品も、個々の機械の性能やサポート体制が重視される。
オークマは長年の生産ノウハウとサプライチェーン管理により、一定のコスト競争力を有していると考えられる。しかし、工作機械業界全体として、材料費や人件費の変動の影響を受けやすく、構造的な圧倒的コスト優位を確立しているとは言えない。
オークマは工作機械業界において、DMG森精機、ヤマザキマザック、ファナック(制御装置含む)などと共に、主要なプレイヤーの一角を占める。グローバルな販売・サービス網を持ち、一定の市場シェアを確保していることから、効率規模の経済性は高いと言える。
競合との比較優位
強気シナリオ
インダストリー4.0やIoT化の進展によるスマートファクトリー需要の取り込み
高付加価値製品(複合加工機など)へのシフトによる収益性向上
新興国市場でのシェア拡大とサービス事業の成長
弱気シナリオ(モート侵食)
世界的な景気後退による工作機械需要の低迷
中国メーカーなど新興勢力との価格競争激化
為替変動リスクや原材料価格高騰による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
オークマの競争優位性が失われるシナリオは、まずグローバルな工作機械市場の構造変化が挙げられる。例えば、中国などの新興国メーカーが、技術力とコスト競争力を兼ね備え、急速にシェアを拡大し、オークマの主要市場である先進国市場においても安価で高品質な製品を提供するようになった場合、オークマの価格決定力や市場シェアは大きく低下するだろう。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波に乗り遅れ、単なるハードウェアメーカーに留まり、ソフトウェアやサービスによる付加価値提供で競合に後れを取ることも考えられる。さらに、主要顧客である自動車産業や半導体産業などの設備投資が長期的に低迷し、オークマの成長機会が枯渇することも、モートの侵食につながるだろう。
5年後のモート予測
スマートファクトリー化の加速と高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。特に海外市場でのシェア拡大が寄与する。
工作機械市場の緩やかな回復と、オークマの既存顧客基盤を活かした安定的な成長が見込まれる。新興国での販売網強化が鍵となる。
世界経済の減速や激化する競争により、需要が低迷し、価格競争に巻き込まれる。収益性は悪化し、成長が停滞するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,902億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 76.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -24.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 30.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.28倍 |
合格数:2/7 部分的合格