住友重機械工業(6302)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 6,743 | 484 | 336 | 123 | 8.2 | 54.9 | — | 50.0 |
| FY2017 | 7,910 | 699 | 347 | 333 | 7.8 | 282.8 | 16.0 | 48.1 |
| FY2018 | 9,031 | 752 | 457 | 2 | 9.8 | 372.6 | — | 47.5 |
| FY2019 | 8,645 | 568 | 328 | -215 | 6.9 | 267.8 | 112.0 | 46.7 |
| FY2020 | 8,491 | 513 | 268 | 204 | 5.3 | 218.5 | 91.0 | 47.6 |
| FY2021 | 9,440 | 657 | 441 | 120 | 7.8 | 359.6 | 65.0 | 50.4 |
| FY2022 | 8,541 | 448 | 58 | -159 | 1.0 | 47.2 | 90.0 | 49.5 |
| FY2023 | 10,815 | 744 | 327 | 221 | 5.2 | 267.3 | 120.0 | 51.6 |
| FY2024 | 10,711 | 551 | 77 | -367 | 1.2 | 63.9 | 125.0 | 50.8 |
| FY2025 | 10,669 | 515 | 309 | 43 | 4.5 | 257.4 | 125.0 | 51.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
住友重機械工業は、600年以上の歴史を持つ住友グループの一員であり、そのブランド力は一定の信頼を得ている。しかし、個別の特許やIPが突出して競争優位に直結しているというよりは、総合的な技術力と信頼性に依存している側面が強い。具体的な強力な無形資産の開示は限定的。
同社製品は、プラント設備や産業機械など、導入に多額の投資と時間を要するものが多く、一度導入すると他社製品への切り替えは容易ではない。特に、特定の生産ラインに最適化されたカスタムメイドの設備の場合、スイッチングコストは高くなる傾向がある。
住友重機械工業の事業は、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するようなネットワーク効果は基本的に見られない。個々の製品・サービスが独立して機能するBtoBビジネスが中心である。
長年の製造業としての経験と、グループ内でのシナジー、効率的な生産体制の構築により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、グローバルな価格競争が激しい分野もあり、圧倒的なコスト優位を確立しているとは言えない。
造船、建機、精密機械、エネルギー・環境などの多岐にわたる事業を展開しており、各分野で一定以上の市場シェアを確保している。特に、特定のニッチ市場においては、規模の経済を活かした効率的な生産・供給体制を構築しており、寡占的な地位を築いている可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
M&Aや事業再編によるポートフォリオ強化と収益性向上
高付加価値製品・サービスへのシフトによる利益率改善
再生可能エネルギー関連事業の成長加速
弱気シナリオ(モート侵食)
グローバル景気後退による設備投資の低迷
主要事業における競合他社との価格競争激化
地政学リスクやサプライチェーンの混乱による事業継続性のリスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
住友重機械工業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきた規模の経済や、特定の事業分野における寡占的な地位を維持できなくなる状況が真実でなければならない。具体的には、グローバルな競合他社が、より革新的な技術や圧倒的な低コスト構造を武器に、住友重機械工業の主要市場を侵食し、シェアを奪っていくシナリオが考えられる。また、同社が注力する成長分野(例:洋上風力発電、半導体製造装置関連)において、技術革新のスピードについていけず、後発企業に追い抜かれる、あるいは新規参入企業に市場を奪われる可能性も否定できない。さらに、事業ポートフォリオの分散が裏目に出て、各事業が中途半端な競争力しか持たなくなり、全体として収益性が悪化する可能性も考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の持続的な競争優位性が失われることが、投資の失敗につながる。
5年後のモート予測
高付加価値製品へのシフトと成長分野への投資が奏功し、売上・利益ともに堅調に成長。特に、環境・エネルギー関連事業が牽引役となり、収益性が大きく改善する。
景気変動の影響を受けつつも、既存事業の競争力を維持し、新規事業も緩やかに成長。安定した収益基盤を保ちながら、緩やかな成長を続ける。
グローバル経済の減速や激しい価格競争により、主要事業の収益性が悪化。新規事業の成長も鈍化し、全体として厳しい業績推移となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 6,509億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 51.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 76.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 21.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.95倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-03 臨時報告書
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)