平田機工(6258)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 805 | 82 | 59 | -73 | 21.4 | 624.4 | 100.0 | 30.9 |
| FY2018 | 942 | 94 | 67 | -64 | 14.3 | 640.7 | 125.0 | 48.1 |
| FY2019 | 773 | 62 | 46 | 86 | 9.9 | 440.9 | 125.0 | 50.9 |
| FY2020 | 656 | 27 | 17 | 55 | 3.7 | 168.2 | 40.0 | 54.4 |
| FY2021 | 653 | 50 | 41 | -17 | 7.8 | 392.7 | 65.0 | 55.5 |
| FY2022 | 671 | 39 | 27 | -45 | 4.9 | 258.4 | 65.0 | 54.8 |
| FY2023 | 784 | 59 | 43 | -77 | 7.2 | 411.2 | 90.0 | 51.7 |
| FY2024 | 828 | 60 | 43 | -68 | 6.7 | 418.3 | 100.0 | 49.7 |
| FY2025 | 885 | 69 | 48 | 74 | 6.9 | 154.3 | 120.0 | 52.7 |
| FY2026 | 949 | 83 | 61 | 128 | 7.9 | 198.5 | 70.0 | 58.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。一般的に、産業用ロボット・自動化装置メーカーは技術開発力や顧客との信頼関係が重要ですが、現時点では定量的な根拠を示せません。
産業用ロボットや自動化装置は、導入に多額の初期投資と、既存の生産ラインとの連携、オペレーターの習熟が必要となるため、顧客が他社製品へ乗り換える際のコストは一定程度存在すると考えられます。特に、カスタマイズされたソリューションの場合、スイッチング・コストは高まります。
産業用ロボット・自動化装置の市場において、明確なネットワーク効果(ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を向上させる構造)は一般的に見られません。個々の顧客の生産効率向上に貢献するものであり、プラットフォーム型ビジネスとは異なります。
製造業全般に言えることですが、規模の経済や効率的な生産プロセスによるコスト優位性は競争力の源泉となり得ます。しかし、平田機工が競合他社に対して構造的に著しく低いコストで生産・提供できるという明確な証拠は現時点では確認できません。
産業用ロボット・自動化装置市場は、特定の分野で高度な技術と実績を持つ企業が寡占化する傾向があります。平田機工は、自動車産業を中心に長年の実績とノウハウを蓄積しており、一定の規模と専門性を持つことで、効率的な事業運営と顧客への対応力を確保していると考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車産業における自動化投資の継続的な需要
半導体、ヘルスケアなど他分野への事業拡大の可能性
技術開発力による高付加価値製品の提供
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車産業の景気変動リスク
競合他社による技術革新や価格攻勢
主要顧客の生産拠点移転や海外メーカーへのシフト
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
平田機工の投資が失敗するには、まず、主要顧客である自動車産業が、自動化投資を大幅に抑制するか、あるいは海外の安価な代替ソリューションへ急速にシフトすることが考えられます。また、同社が長年培ってきた技術やノウハウが陳腐化し、競合他社がより革新的な技術や低コストな製品を短期間で開発・提供できるようになるシナリオも考えられます。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱が長期化し、部品調達コストが著しく上昇したり、主要顧客の海外生産拠点が政治的リスクや地政学的な問題で操業停止に追い込まれたりすることも、同社の競争優位性を損なう要因となり得ます。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な成長が阻害される可能性があります。
5年後のモート予測
自動車産業の自動化需要と新規市場開拓が順調に進み、高付加価値製品の販売が拡大。売上・利益ともに堅調に成長し、市場シェアを維持・拡大する。
自動車産業の需要変動の影響を受けつつも、新規分野への展開や既存顧客との関係維持により、安定した業績を維持。緩やかな成長が見込まれる。
自動車産業の低迷や競合激化により、受注が減少し、価格競争に巻き込まれる。新規事業の立ち上げも遅延し、業績が悪化する。