研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
|---|---|---|
| 2025-11 | - | 5 |
| 2024-11 | - | 3 |
| 2023-11 | - | 3 |
| 2022-11 | - | 5 |
| 2021-11 | - | 9 |
研究開発活動(本文)
FY2025|1,434 文字
6 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様化、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,391百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業 繊維機械全般の開発テーマとして、「SDGs、省エネルギー、省資源、高生産性」を掲げ特徴のある製品を開発、市場投入し、顧客利益に繋げる活動を進めている。最新機種として生産性、省エネ性能を向上させたエアジェットルーム「ZAX001neo Terry」を開発し製品化した。また「ZAX001neo」の製品群を、2025年度に製品化した「ZAX001neo Plus」に統一した。ZAX001neo Terryは、従来モデルに比べ高速性能10%向上、省エネ性能15%削減を達成した。高効率緯入れノズルや、オサ打ちシステムを新開発し、織物品質の向上、生産性の向上、織物生産ランニングコストを低減した。産業資材仕様機では、高張力、高打ち込み、高付加価値を狙い、開発を進めた。経糸準備機械関連では、2021年に市場投入した新型スパンサイザー「TTS30S」にて高生産性・省資源を実現でき、顧客から高い評価を得ている。引き続きTTS30Sの製品ラインナップ拡充を進め、受注を伸ばしている。また、フィラメント分野では、産業資材用に高付加価値を狙った高張力仕様を開発・市場投入し、生産品種の多様化に対応した。ならびに高生産性を狙った仕様を市場投入し、生産効率UP&省エネルギー化に対応した。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,044百万円である。 (2) 工作機械関連事業主力製品であるNCロータリテーブルの新機種として「TWB-450」を開発した。中大型の傾斜2軸テーブルであるTWBシリーズは、すでにφ320、φ630、φ1000をラインアップしているが、今回その中間サイズを補完するφ450を追加した。近年、大型部品加工の需要拡大に伴い、5軸加工を実現する同シリーズへの引き合いが国内外で高まっている。 今回の開発により、シリーズ全体のさらなる販路拡大が期待される。また、2025年10月に開催された展示会「MECT2025」では、標準機とダイレクトドライブテーブルを組み合わせた傾斜2軸テーブルを展示した。大型ワークにも柔軟に対応できる設計思想を提示し、当社の技術力を広くアピールする機会となった。自動化需要への対応として、「MECT2025」では自社開発の小型マシニングセンタ用「オートワークチェンジャ(AWC)」の試作モデルを出展した。本装置は自動でワーク交換を行うだけでなく、導入しやすい価格帯を実現するため、搬送部を内製化した。直感的な操作が可能なオペレーションシステムを採用している。今後はストッカ数の拡大などの改良を進め、2026年度中の販売開始を目指す。また、好評発売中の小型加工機「TSUDAKOMA i-CUBE」については、昨年のATC搭載仕様に続き、新たに開発した小型傾斜2軸円テーブルをオプションに追加した。「MECT2025」での実機展示でも大きな反響を呼んでいる。当社は今後も、自動化・省人化ニーズに応え、高付加価値化に寄与する設備・装置の研究開発を推進していく。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は346百万円である。
FY2024|1,320 文字
6 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様化、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,267百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業 繊維機械全般の研究開発テーマとして、「SDGs、省エネルギー、省資源、高生産性」を掲げ特徴のある製品を開発、市場投入し、顧客利益に繋げる活動を進めている。最新機種として省エネ性能を向上させたエアジェットルーム「ZAX001neo Plus」を開発し製品化した。また同モデルのラインナップ展開を進めた。ZAX001neo Plusは、従来モデルに比べ省エネ性能15%削減を達成した。緯糸を挿入するための空気消費量を削減する高効率ノズル等の装置や制御ソフトを新開発するとともに、織機駆動装置の高効率化により、織物生産ランニングコストを低減した。ラインナップの展開には、高生産性、省エネルギーを特徴として、客先要求に応じた付加価値を加え、様々な織物・分野に対応した開発を行った。経糸準備機械関連では、2021年に市場投入した新型スパンサイザー「TTS30S」にて高生産性・省資源を実現でき、顧客から高い評価を得ている。引き続きTTS30Sの製品ラインナップ拡充を進め、受注を伸ばしている。また、フィラメント分野では、産業資材用に高付加価値を狙った高張力仕様を開発・市場投入し、生産品種の多様化に対応した。ならびにガラス市場での販売拡大を狙い、ガラス用の一斉サイジング方式(スラッシャ・サイザ―)を開発・市場投入した。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は934百万円である。 (2) 工作機械関連事業主力製品であるNCロータリテーブルの新機種として、RWBシリーズの両面板仕様を追加した。また、ロータリジョイント等の標準オプションも準備し、スムーズな受注提案、短納期に貢献できる製品とした。本機種は両面板となり生産性アップに寄与する製品として北米などから多くの引き合いが集まっている。2024年11月に行われたJIMTOF2024では、上記機種「RWB-320K,DF」を展示するとともに、実際の小型マシニングセンタに、旋削、位置決め両方の加工を行える、「TDB-200」を搭載して展示し、当社の技術力の高さを大いにアピール出来た。新製品の商材として、JIMTOF2024では、ロボットを付帯した歯車用バリ取り機を出展した。また5軸バイスを搭載した円テーブルの活用としてワーク搬入から、加工、バリ取り、計測の一連の工程を想定したユニットも展示し、好評を得た。発売中の小型加工機は仕様拡大としてATC搭載仕様を新たに開発し、製品化した。また、更なる顧客ニーズにこたえるため、傾斜2軸円テーブルの追加オプションも開発中である。当社として今後は少子高齢化に伴う労働人口の縮小に対応すべく自動化、省人化への対応や高付加価値を資する設備装置などの研究・開発も加速させている。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は333百万円である。
FY2023|1,605 文字
6 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様化、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,292百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業 繊維機械全般の研究開発テーマとして、「SDGs、省エネルギー、省資源、高生産性」を掲げ特徴のある製品を開発、市場投入し、顧客利益に繋げる活動を進めている。最新機種であるエアジェットルーム「ZAX001neo」のラインナップ展開と、「省エネルギー」をテーマとした装置開発を進めた。ZAX001neoは、従来モデルに比べ回転数が10~20%多く、ラインナップの開発には、様々な仕様に搭載される装置にも高速回転性能が必要であり、これに対応するとともに、顧客要求に応じた付加価値を加え、市場投入した。省エネルギーでは、ヨコ糸をジェットで飛ばす圧縮空気の使用量削減を更に追及し、ヨコ入れノズル等の装置の効率化を図り、制御ソフト面でも、これまでの経験から確立したデータを利用し、使用量削減に貢献した。また、顧客から高評価を得ている圧縮空気使用量削減を目的とした新開発の「オサ打ち」機構の適用織物範囲を拡大し、あらゆる織物においても「省エネルギー」を実現した。経糸準備機械関連では、2021年に市場投入した新型スパンサイザー「TTS30S」にて高生産性・省資源を実現でき、顧客から高い評価を得ている。引き続きTTS30Sの製品ラインナップ拡充を進め、受注を伸ばしている。また、フィラメント・ガラス用サイザーでは高付加価値を狙った高張力仕様を開発し、市場に投入した。生産品種の多様化に対応させた。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は941百万円である。 (2) 工作機械関連事業主力製品であるNCロータリテーブルの新機種として、傾斜円テーブルのワーク旋回可能径を拡大した「TWSシリーズ」の開発を行った。これは、今後需要が増すEV(電気自動車)関連部品の加工をターゲットとしたモデルで、従来機よりも大径のEV関連部品を小型マシニングセンタで加工することが可能となる。同シリーズは、φ130とφ160の2機種をラインナップした。また、平置きの大型テーブル「RCH-1600」を開発した。同機種は最大φ2500の面板径までの対応が可能な設計となっており、同機種の開発伴い、大型のNCロータリテーブル市場要求へのラインナップが拡充した。昨年、名古屋で開催されたMECT2023では前述の「TWSシリーズ」の展示を行った。また、一昨年開発を行った旋削、ミーリングの複合加工が可能である「TDB-200」を実際の小型マシニングセンタに搭載し、デモ加工展示を行い、多くの顧客に好評を得た。海外では世界三大工作機械展示会の一つであるEMO2023にて前述の「TWSシリーズ」と「TDB-200」を展示し、当社の技術力をアピールした。当社として事業価値の更なる向上と中期経営計画の目標達成に資するために、新しいマーケットに向けた新商材開発にも注力している。 前述のMECT2023では当社ブースとして初めて3Dプリンタ造形品の後加工向け「小型加工機」の出展を行い、様々な業種から注目された。「小型加工機」については既に販売実績もあり、更なる仕様追加の開発や3Dプリンタの造形品加工以外の異業種への参入も進めている。昨年は機械加工において発生するバリの除去工程を自動で行う装置の開発を行い、検証を進めながら販促活動を行っている。また、今後迎える少子高齢化に伴う労働人口の縮小をから自動化、省人化への対応や高付加価値を資する設備装置などの研究・開発も進めている。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は351百万円である。
FY2022|1,649 文字
5 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様化、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,399百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業繊維機械全般の研究開発テーマとして、「SDGs、省エネルギー、省資源、高生産性」を掲げ特徴のある製品を開発、市場投入し、顧客利益に繋げる活動を進めている。2021年に市場投入した主力製品であるエアジェットルームの新機種「ZAX001neo」のラインナップ展開と、「省エネルギー」をテーマとした装置開発を進めた。ZAX001neoは、従来モデルに比べ回転数が10~20%多く、ラインナップの開発には、様々な仕様に搭載される装置にも高回転対応が求められ、母体性能に見合った仕様、装置群となるように開発、付加価値を加え、市場投入した。省エネルギーでは、ヨコ糸をジェットで飛ばす圧縮空気の使用量削減を更に追及し、ヨコ入れノズル等の装置の効率化を実現した。また、織機自体の重要な動作を行う「オサ打ち」機構を新開発し、織機動作1サイクル当りのヨコ糸挿入時間の最適化を実現し、合わせて圧縮空気使用量の削減に成功した。顧客からの高評価を得ている。経糸準備機械関連では、2021年に市場投入した新型スパンサイザー「TTS30S」にて高生産性・省資源を実現でき、顧客から高い評価を得ている。引き続きTTS30Sの製品ラインナップ拡充を進め、受注を伸ばしている。また、フィラメントサイザー「TSE30F」では高生産性を狙った広幅仕様の糊付機を開発し市場に投入した。従来比で20%の広幅化を達成し、生産性を向上させた。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,039百万円である。 (2) 工作機械関連事業主力製品であるNCロータリテーブルの機種展開として、空圧クランプ仕様のRWA、RWE、RBSシリーズに新たに開発した油圧クランプユニットを組み込んだ「RWH、RBHシリーズ」の開発を行った。また、回転軸は当社開発の高速ダイレクトドライブモータを採用し、傾斜軸はダイレクトモータとボールドライブの2種が選択可能な小型NC傾斜円テーブル「TDB-200、TDS-200」を開発した。同機は、小型3軸マシンに搭載することが出来、回転軸旋回速度は、MAX3000min-1の性能を有している。同時5軸、位置決め、旋削の各種加工に対応出来る事により、EV関連部品、医療関連部品などにおいて大幅な工程集約が可能となり、自動化にも対応可能な機種となっている。新型コロナウイルス感染拡大により国内では4年ぶりの対面での開催となったJIMTOF2022では、前述の「TDS-200」、新規開発を行った5軸機用バイス「V5X-80S、V5X-80L」などの展示を行った。また、当社ブースでは開発中の油圧5軸機用バイスとNC傾斜円テーブルを組み合わせた生産性向上と利益をもたらす自動化ソリューションの提案や、IoT機能を付加した開発機を展示を行い、顧客に好評を得た。 海外では、世界三大工作機械展示会の一つであるIMTS2022にて前述の「TDB-200」を出展し、当社の技術力と開発力をアピールすることが出来た。事業価値の更なる向上と中期経営計画の目標達成に資するために、新しいマーケットに向けた新商材開発にも注力している。特に3Dプリンタ造形品の後加工向け小型加工機の開発においては試作機を前述のJIMTOF2022に出展し、顧客の要望から更なる改良を行っている。また機械加工において発生するバリの除去工程を自動で行う装置の開発も継続している。当部門としては顧客にとっての価値を検証した上で市場に投入するというスタンスでその他にも様々な開発を進めている。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は359百万円である。
FY2021|1,927 文字
5 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様化、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,595百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業 繊維機械全般の研究テーマとしては、「省エネルギー、省人化、省資源」をSDGs貢献へのテーマとして取組むと共に、特徴のある製品をサブテーマとして顧客利益に繋げる活動を進めている。エアジェットルームの新機種「ZAX001neo」とウォータジェットルームの新機種「ZW8200」を開発し、販売開始した。ZAX001neoは、最高常用回転数1350回転という超高速化とともに、従来機比20%の省エネを実現した。ソレノイドバルブと補助メインノズルボディーの一体化により、残圧低減と緯入れ搬送力の向上を実現。加速性能を大幅に向上させたことで、起動時や多色自由交換時の貯留量変化を抑え、緯入れが安定化する。新バルブシステムを使うことにより省エネを実現した。従来の緯入れタイミング制御(角度)に、時間による自動補正機能を追加し、無駄な空気消費を省く。フレームは全く新しい構造として振動を従来比30%抑えた。単純な平板状、箱状ではなく立体凹凸に富む形状で、高い剛性と動部材の軽量化を両立させた。リンク機構の最適化で、従来よりも疑似ドエルを拡大。同じ開口量の条件で飛走角を従来比5%広げ、開口不良の低減と稼働向上につなげた。ZW8200は、従来比10%の高速化に加え、水使用量は10%削減、排水へのグリス混入は70%削減した。搭載するUH型ノズルは安定した緯入れを実現し、噴射水の空気中への飛散を大幅に削減する。ノズル間距離を短縮し、安定した高速緯入れを実現し、新型モーターと送り機構で多様な緯入れに対応する。従来機よりもおさ打ちストロークを短縮し、第1枠位置を織口に近接させることで高い織物品位と高速性を両立した。IoTにおいては、客先の織機と津田駒工業をインターネット経由で結び、稼働改善、生産性向上、予防保全を実現する「TISS」(津田駒インターネットサポートシステム)の製品化を行った。経糸準備機械では、新型スパンサイザー「TTS30S」を市場に投入した。新開発の糊付装置(シャワー&ディップ方式)や高効率乾燥装置で省資源、省エネルギーをアピールした。新納入した客先からの評価も高く高品位経糸供給により織機の高稼働を支援した。SDGsへの貢献として準備機械製造・稼働のノウハウを活かした新分野での商品開発に着手した。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,209百万円である。 (2) 工作機械関連事業主力製品である傾斜NCロータリテーブルのプラットフォーム化展開として、中型部品加工向けのTN-320を標準設計適用製品としてフルモデルチェンジした「TWB-320」を開発した。また、高付加価値製品として回転軸を高速ダイレクトドライブモータで駆動し、旋削加工にも対応可能な小型傾斜テーブル「RTT-134,AA」を開発した。同機は、小型3軸マシンに搭載することが出来、回転軸旋回速度は、MAX3000min-1の性能を有している。同時5軸、位置決め、旋削の各種加工に対応出来る事により、小物加工品などにおいて大幅な工程集約が可能となり、自動化にも対応可能となっている。新型コロナウイルス感染拡大により国内では2年ぶりの対面での開催となったMECT2021では、前述の「RTT-134,AA」、当社独自技術であるBallDrive機のRBS、TBSシリーズ、信頼性が高い当社のウォーム駆動機であるRWA、TWAシリーズなど、客先に生産性向上と利益をもたらす数々の製品を展示し好評を得た。海外では、世界三大工作機械展示会の一つであるEMO MILANO 2021にて前述の「TWB-320」を初出展した。また、同展示会ではIoT機能を付加した開発機を展示して当社の技術力と開発力をアピールすることが出来た。事業価値の更なる向上と新中計目標達成に資するために、新しいマーケットに向けた新商材開発にも注力している。特に円テーブルの付属品となる高速回転継手の開発や、機械加工において発生するバリの除去工程を自動で行う装置の開発に注力してきた。まず社内工程や評価機において機能面、性能面での優位性を確認し、顧客にとっての価値を検証したうえで市場に投入するというスタンスで様々な開発を進めている。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は386百万円である。
FY2020|1,379 文字
5 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様化、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,654百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業繊維機械事業では、「省エネルギー、省人化、省資源」を主要な開発テーマとして、SDGsへの貢献も視野に取り組むと同時に、「特徴のある製品」をサブテーマとして、競合他社との差別化を図ることでシェアの拡大と、顧客利益に繋がる製品の研究・開発を行っている。エアジェットルームにおいては、新開発のヨコ入システムであるサブノズル、補助メインノズル、オサによる省エアを、またウォータジェットルームにおいても省水、省エネをテーマに開発を進めている。令和2年10月に中国・上海で開催予定であった国際展示会ITMA-ASIA及び12月のインド・ニューデリーでの展示会ITMEがいずれも新型コロナウイルスの影響で2021年に開催延期となる中、新製品の開発を継続した。また、IoT分野の製品開発を進め、お客様の織機と当社をインターネットで結び、稼働改善、生産性向上、予防保全を実現する「TISS」(津田駒インターネットサポートシステム)を製品化した。また、ジェットルームの稼働向上に欠かすことができない経糸準備機械(糊付け機)では、新型スパンサイザー(スパン糸用糊付け機)を開発した。新しい糊付け方式や高効率乾燥装置で、省資源、省エネルギーを達成する機械として市場にアピールしている。IoT分野では、ジェットルームと同様にリモートメンテナンスを実現する「T-NSS」の製品化を行った。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,280百万円である。 (2) 工作機械関連事業工作機械関連事業では、設計のプラットフォーム化による納期とコストの短縮による競争力強化を開発のテーマの一つに掲げている。当連結会計年度においてはその適用範囲を拡大し、主力製品である傾斜NCロータリテーブルにおいて、当社の強みでもある大型部品加工用製品のラインアップの充実を図った。また、航空宇宙、金型分野の大型部品の同時5軸加工用として、テーブル径630mmの「TWB-630」を標準設計適用製品として刷新した。また、高付加価値製品として、小型傾斜テーブル「RTT-131,AA」を開発した。これにより、医療分野、小型金型分野の小物加工品を高精度、高効率に加工出来、無人化対応システムの構築を容易とした。新型コロナウイルス感染拡大によりオンラインでの開催となったJIMTOF2020 Onlineでは、前述の「RTT-131,AA」、マルチスピンドルタイプ傾斜NCロータリテーブルTWMシリーズなど、お客様に生産性向上と利益をもたらす製品をオンライン展示でPRし、大勢の来訪者の視聴を得た。 近年、工作機械分野でも重要テーマとされているIoT/AI関連の開発にも着手し、現在、稼働データの収集と分析を進め、故障の将来予想の判断基準としての活用を目的とした取り組みを進めている。また、新しいマーケットに向けた新商材開発にも注力した。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は374百万円である。
FY2019|1,563 文字
5 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様性、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,814百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業当社が中心となり、スペイン・バルセロナで開催された国際繊維機械展示会「ITMA 2019」において、「スマートエコロジー 環境と生産の調和」をテーマとして、エアジェットルーム「ZAX9200i MASTER」3台を出展し好評を得た。3台のエアジェットルーム出展機では細番手モノフィラメント資材織物、異種異番手のインテリアクロス、高級ジャカードバスタオルの製織を実演展示。ともに同織物では過去最高の回転数を達成し圧倒的な高速性能と高品位に注目を集めた。同時に新開発のサブノズル、リード、新型補助メインノズルを搭載し、省エネに対する津田駒の弛まない取り組みをアピールした。また、インターネットサポートシステムTISSを出展、お客様の織機をインターネット経由で当社と結び、稼働改善、生産性向上、予防保全等IoTテクノロジーをアピールした。経糸準備機械では、新型スパンサイザーの開発に注力した。新しい糊付け方式や高効率乾燥装置で省資源、省エネルギーをアピールしていく。IoTの分野ではリモートメンテナンスを実現する「T-NSS」の製品化を行った。繊維機械全般の研究テーマとしては、従来の「省エネルギー、省人化、省資源」をメインテーマとして継続すると共に、特徴のある製品をサブテーマとして顧客利益に繋げる活動を進めている。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,394百万円である。 (2) 工作機械関連事業当社が中心となり、当事業の主幹製品であるNCロータリテーブルのラインナップ拡充、新製品の研究・開発に注力した。新製品としては、高効率で生産性の高い機種の需要に応えマルチスピンドルタイプのTWM-250-2(2連傾斜円テーブル)とRWM-250,320(多連円テーブル)の開発を進めた。製品開発においては従来品からのスペックアップと標準設計(標準ユニット、標準モジュール)の採用による設計・製造ステージでの生産効率アップ、リードタイム短縮、余剰在庫の削減などの可能化を主眼として、当事業と顧客の双方にとって大きなメリットが見込める機種を目指している。 また、IoT・AI関連や高速DD(ダイレクトドライブ)テーブルの技術向上などの研究・開発も進めている。2019年9月にドイツで開催された欧州国際工作機械展「EMO 2019」においては、上述の新型機TWM-160-2(2連傾斜円テーブル)を初出展し、高生産性指向の強い欧米で好評を得た。また、既存機種であるRBS-250(BallDrive円テーブル)のIoT対応モデルも参考出展し、当事業におけるIoTへの取組み姿勢のアピールに繋がった。好評を博している高速・高精度のハイエンドモデルであるBallDriveシリーズの大径レンジRBB-320,400は評価を終え、2020年度の市場投入を目標に鋭意開発中である。また、マルチスピンドルタイプのTWA-100-2(2連傾斜円テーブル)を2020年度に発売予定している。高速・高機能化や予知保全などスマートファクトリー化を睨んだ需要のさらなる高まりに備え、上述のIoT・AI関連技術や高速DD(ダイレクトドライブ)技術開発の成果をNCロータリテーブルの新規開発のみならず、新しい市場や、新たな顧客の開拓に向けた新製品開発においても有効活用してゆく。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は420百万円である。
FY2018|1,436 文字
5 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様性、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,825百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業当社が中心となり、中国・上海で開催された国際繊維機械展示会「ITMA_ASIA+CITME2018」において、「スマートエコロジー 環境と生産の調和」をテーマとして、エアジェットルーム「ZAX9200 MASTER」、及びウォータジェットルーム「ZW8100」を出展し好評を得た。 エアジェットルームではタオル、デニムの製織を実演展示。ともに同織物では過去最高の回転数を達成し圧倒的な高速性能と高品位に注目を集めた。同時に新開発の省エアサブノズル、省エアリード、新型補助メインノズルを搭載し、省エネに対する津田駒の弛まない取り組みをアピールした。ウォータジェットルームでは、新型ノズル、上下二重ビームと4色の採用により、高難度織物での高速性能をアピールした。 また、中国子会社 津田駒機械製造(常熟)有限公司からウォータジェットルーム「ZW508」を、中国合弁企業 経緯津田駒紡織(咸陽)有限公司からエアジェットルーム「ZAX-GSi」を当社グループとして同一ブースに出展し、より多くのユーザーに津田駒ブランドを使い頂けるようアピールした。 経糸準備機械では、スパンサイザーの新型糊付け方式の研究に取り組んでいる。また、顧客利益につなげる活動として、タオル用サイザーでは生産速度20%の向上、ガラス用サイザーでは各部の張力制御の精度UPを実現した。 繊維機械全般の研究テーマとしては、従来の「省エネルギー、省人化、省資源」をメインテーマとして継続すると共に、特徴のある製品をサブテーマとして顧客利益に繋げる活動を進めている。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,293百万円である。 (2) 工作機械関連事業当社が中心となり、当事業の主力製品であるNCロータリテーブル、マシンバイスなどの把持系製品のラインナップの拡充、新製品の研究・開発に注力した。また、ここ3年に渡って進めてきた製品の設計標準化(ユニット化・モジュール化)を、既存製品に展開する活動に着手した。設計・調達・生産の効率化とともに、納期の短縮を可能にするなど、当社とお客さま双方にとってのメリットを期待している。 2018年11月に東京で開催されたJIMTOF2018においては、上述の標準設計適用モデルとして、高い生産性を提供する多連傾斜テーブルTWN-160を出展し好評を得た。シリーズとしてTWN-200もリリースしており、高生産性指向の強い欧米での拡販に注力する。また、ハイエンドモデルであるボールドライブ駆動NC円テーブルは、大径レンジ仕様のRBB-300、400の試作機が完成し、2019年度の市場投入に向けて評価中である。 さらに新市場、新しい顧客の開拓に向けて、当社が有する旋回軸技術にIoTを取り込んだ新たな製品の研究開発に注力している。ソサイエティ5.0や自動車業界の新しい潮流(CASE:コネクテッド化、自動化、シェアリング、電動化)など、製造業を取り巻く変化に対応したノウハウと知見を蓄積していく。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は531百万円である。
FY2017|1,723 文字
6 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様性、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,615百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業当社が中心となり、織機では、ウォータジェットルームはZW8100、エアジェットルームはZAX9200i、準備機では、スパンサイジングマシンはTTS10S、TTS20S、フィラメントサイジングマシンはTSE30Fを製品展開しており、これらの性能向上を目指し、開発に取り組んでいる。 近年のユーザーの要望として、生産性、省エネルギー、省資源(ウォータジェットルームでは省水、エアジェットルームでは省エア、サイジングマシンでは省蒸気)に加え、省人化を挙げられており、これらの要望に応えるべく注力している。また、衣料分野だけでなく、産業資材分野への開発にも注力している。 ウォータジェットルームでは、新型ノズルを開発した。ノズルの内部形状を見直し、ヨコ糸を搬送する噴射水の収束性を向上させた。従来のノズルに比べ、約10%の省水、約10%の回転数アップを実現、アピールできた。 エアジェットルームでは、筬切断不要のニードルレスタッカを開発し、高速性、高生産性をアピールした。従来のニードル付タッカでは、高速性に制限があり、従来のニードルレスタッカでは、織物幅に応じて筬を切断する必要があったが、これらの問題を解決した。 サイジングマシンでは、糊箱からの放熱を少なくし、蒸気消費量の削減を達成した。具体的には、糊箱上部の解放部を小さくし、従来機に比べ約20%の蒸気消費量削減を実現、アピールできた。 また、IoT対応として、これまでの展示会で発表した織機向けTISS(津田駒・インターネット・サポート・システム)、準備機向けT-NSS(T-Tech・ネットワーク・サポート・システム)の開発を進めており、ユーザーのニーズに応えてゆく。 今後も、ユーザーニーズに対応し、トップブランドを目指し、新たなテーマにスピーディーに挑戦していゆく。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,104百万円である。 (2) 工作機械関連事業既存製品であるロータリテーブル、マシンバイスの市場シェア拡大と顧客満足度のより一層の向上を目的とした高性能化、市場対応力強化に繋がる開発を積極的に推進した。また、長年培った旋回軸技術や高精度位置決め技術などを活かしての既存市場の枠を超えるための新製品の開発にも積極的に取り組んだ。 さらに、成長分野参入と新規顧客の取り込みを目的とした研究開発活動として、少子高齢化による人手不足解消や生産性向上策として今後需要の高まりが見込まれるロボット自動化システムの市場投入に向け、提案力と開発力を高めるべく知見とスキルの習得に注力した。 当事業の主力であるロータリテーブル、バイスに関する研究開発活動は以下のとおり。 当社が中心となり、超薄型ダイレクトドライブ(DD)ロータリテーブル『RDS-200』を制御可能な1軸数値制御装置「TPC-DD」を開発、2017年10月に名古屋で開催されたMECT2017に出展して、DDテーブルを既存の工作機械に容易に後付け出来る点をアピールし注目を集めた。従来駆動機構のウォームドライブ、次世代駆動機構の「BallDrive」、そして、「RDS-200」によってより身近な存在となったダイレクトドライブの3駆動要素を手掛ける唯一のメーカーとして市場のニーズに応えてゆきたい。また、同展にはマシンバイスメーカとしてのノウハウを盛り込んだ5軸加工用センタリングバイスも出展。来場者の目を引いた。 また、IoT関連の取組として、当社が主体となり、ロータリテーブルにセンサーを組込んでの波形取得、解析などの将来に活かせる技術の積極的な研究開発に取み組んだ。引き続き市場要求の高度化・多様化に後れを取らないための研究開発に注力してゆく。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は510百万円である。
FY2016|1,639 文字
6 【研究開発活動】研究開発については、世界市場での優位性を確保するため、引き続き多様性、高度化するマーケットニーズに応え戦略製品の開発に取り組んでいる。当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は1,520百万円である。当連結会計年度における主な事業の研究開発活動は次のとおりである。 (1) 繊維機械事業当社が中心となり、2016年は、10月にITMA ASIA+CITME 2016(中国 上海)、12月にITME 2016(インド ムンバイ)という2つの国際繊維機械展示会が開催され、当社はこの両方に出展し、世界中のユーザーにブランド力、技術力をアピールし、好評を得た。 ITMA ASIA+CITME 2016では、既に市場で高い評価を得ているエアジェットルーム「ZAX9200i MASTER」、ウォータジェットルーム「ZW8100」を出展した。また、中国子会社 津田駒機械製造(常熟)有限公司から新型ウォータジェットルーム「ZW508」を、中国合弁企業 経緯津田駒紡織(咸陽)有限公司から新型エアジェットルーム「ZAX-GSi」を当社グループとして同一ブースに出展し、より多くのユーザーに津田駒ブランドを使い頂けるようアピールした。さらに、T-Tech Japanブースには、スパン用サイジングマシン「TTS20S」を出展し、津田駒グループとして世界最高水準の準備機、織機を提案した。 IoTへの対応として、織機に対応したTISS(津田駒・インターネット・サポート・システム)、準備機に対応したT-NSS(T-Tech・ネットワーク・サポート・システム)を出展し、お客様で稼働中の織機、準備機のパフォーマンスをフルに発揮できるサポートシステムを目指している。 ITME 2016においても、エアジェットルーム「ZAX9200i MASTER」を2台出展し、シャツ地、タオルの高生産性、高品質製織を実演し、来場者の注目を浴びた。 ユーザーニーズに対応し、トップブランドを目指し、高生産性、高品質というテーマはもちろんですが、衣料分野以外の資材分野への汎用性拡大、省エネルギー(電力だけでなく、空気、水、蒸気消費量の削減)、省人化などをテーマにこれからも開発に取り組んでゆく。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は1,109百万円である。 (2) 工作機械関連事業当社が中心となり、次世代駆動機構「BallDrive」を採用したNC傾斜円テーブル「TBS-130、250」を開発、「Smart Solutions」をテーマとして東京で開催された日本工作機械見本市「JIMTOF2016」に「TBSシリーズ」として出展し、その高速・高精度・高剛性を来場者に印象付けた。さらに同展においては当社の主力顧客である自動車産業向けのハイブリッド傾斜テーブル(回転軸:ダイレクト ドライブ〔DD〕、傾斜軸:BallDrive)「RTT-311」も出展、BallDrive、ダイレクト ドライブ、ウォーム ドライブの3つの駆動機構を自社製品に展開できる強みをアピールし好評を得た。 汎用製品群においては、当社が中心となり、#40、#50マシンをターゲットとする中型ウォーム ドライブモデルのプラットフォーム開発設計に注力し、130サイズから400サイズまでの主力標準モデルの一新が完了した。今後、新しい製品体系と、これらのモデルを構成している標準部品を、当社の強みであるメーカー専用特注仕様テーブルに展開することにより、さらなる短納期、性能向上などの市場要求に応えるための環境が整った。 その他、部品の標準化に伴い市場クレームが発生した場合の甚大化リスク低減を目的として、駆動機構やシール要素の連続耐久試験をはじめとする数々の調査・試験に注力し、性能、品質、信頼性の向上に向けた検証、データ収集に取組んでいる。当連結会計年度における当事業に係る研究開発費は411百万円である。