事業の概要
- 繊維機械事業津田駒工業グループは、織物を生産する繊維機械(織機など)の製造と販売を主な事業としています。具体的には、高速で織物を生産するエアジェットルームや、合成繊維の織物を作るウォータジェットルームなどを自社で製造・販売し、中国やインドの子会社がアフターサービスも提供しています。これにより、世界中の繊維メーカーの生産活動を支え、収益を得ています。
- 工作機械関連事業金属などを加工する工作用機器の製造と販売も手掛けています。これは、自動車部品や航空宇宙部品などの精密な加工に使われる機械で、特にNC円テーブル(数値制御で回転する作業台)が主力製品です。一部製品の製造は外部に委託しつつ、修理やアフターサービスも子会社が行い、顧客の生産性向上に貢献しています。
- グローバルな事業展開同社グループは、日本国内だけでなく、中国、インド、欧州に子会社を展開し、製造、販売、アフターサービスをグローバルに行っています。特に繊維機械事業では、中国市場が主要な顧客基盤となっており、国際的なサプライチェーンと販売網を通じて収益を上げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 繊維機械事業この事業は、織物を生産する機械(織機など)の製造と販売を主な内容としています。特に、高速で織物を生産するエアジェットルームや、合成繊維の織物を作るウォータジェットルームが主力製品です。最新年度の売上高は301.99億円、営業利益は6.67億円と、同社グループの売上と利益の大部分を占める稼ぎ頭であり、中国市場が主要な顧客基盤となっています。
- 工作機械関連事業この事業では、金属などを加工する工作用機器、特にNC円テーブル(数値制御で回転する作業台)の製造と販売を行っています。自動車部品や航空宇宙部品などの精密加工に用いられ、高い精度と剛性が特徴です。最新年度の売上高は52.47億円、営業利益は3.16億円であり、繊維機械事業に次ぐ規模で、同社グループの収益を支える重要な事業です。
- グローバルな事業構成同社グループは、繊維機械事業と工作機械関連事業の2つの主要セグメントで構成されています。繊維機械事業は売上・利益ともに大きく、特に中国市場への依存度が高いです。工作機械関連事業は、特定の産業分野で高い技術力を持ち、安定した収益源となっています。両事業ともに、国内外の子会社が製造、販売、アフターサービスを担い、グローバルに展開しています。
2025-11 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| TextileMachinery | 事業 | 302 | 7 | 2.2% |
| MachineTool | 事業 | 52 | 3 | 6.0% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは当社、子会社9社及び関連会社1社で構成され、繊維機械及び工作用機器の製造、販売を主な事業内容としている。当社グループの事業に関わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりである。なお、以下の繊維機械事業、工作機械関連事業の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一の区分である。 繊維機械事業繊維機械等……………当社が製造販売している。なお、製造については、電装部品の一部を共和電機工業㈱に委託している。津田駒機械設備(上海)有限公司及びTSUDAKOMA SERVICE INDIA PRIVATE LIMITEDはアフターサービスを行っている。津田駒機械製造(常熟)有限公司はウォータジェットルームの一部機種について、中国での製造・販売を行っている。TSUDAKOMA Europe s.r.l.は繊維機械等の製品、部品の販売、アフターサービスを行っている。準備機械については、当社が㈱T-Tech JapanにOEM供給した上で、当社及び㈱T-Tech Japanが販売している。ツダコマ・ゼネラル・サービス㈱は主として当社製品の梱包業務、当社構内の警備、営繕業務並びに損害保険代理店業務を行っている。ふぁみーゆツダコマ㈱は当社の庶務、軽作業の請負を行っている。工作機械関連事業工作用機器……………当社が製造販売している。なお、一部の製品の製造を共和電機工業㈱に委託している。 ツダコマテクノサポート㈱は、工作用機器の製品の修理、アフターサービスを行っている。 事業の系統図は次のとおりである。経緯津田駒紡織機械(咸陽)有限公司は、令和2年9月に解散決議し、現在清算中のため、事業系統図には記載していない。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い エネルギー価格の高騰等に対し、販売価格への転換をすすめ、採算性の改善を図っていくとあるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 エアジェットルーム ZAX001neo Plusやウォータジェットルーム、NC円テーブルなどの開発力。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:日中間の政治対立による事業環境の停滞 / 米中間の政治・経済対立による設備投資への影響 / 中国経済の景気低迷による設備投資計画の延期
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
津田駒工業は工作機械分野で長年の歴史と実績を持つが、特定の強力なブランドや特許による独占的な優位性は限定的。一部の特殊用途向け製品における技術力は評価できるものの、汎用的な競争優位には繋がりにくい。
スイッチングコスト★★☆☆☆
工作機械は導入コストが高く、一度導入するとオペレーションや保守体制の変更が容易ではないため、一定のスイッチング・コストは存在する。しかし、技術革新や価格競争により、顧客が他社製品へ乗り換える可能性は排除できない。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
工作機械の製造・販売事業において、ネットワーク効果はほとんど見られない。製品の利用者が増えることで、その製品自体の価値が向上するような構造は存在しない。
コスト優位★★☆☆☆
長年の製造ノウハウによる効率化や、一部工程の外注化などでコスト削減努力は行われていると推測される。しかし、グローバルな競合と比較して、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。
規模の経済★★★☆☆
工作機械業界は、大手グローバルメーカーが存在する中で、津田駒工業は特定の分野(例:ボール盤)で一定のシェアを持つ。業界規模に対して最適な少数寡占の一部を形成しており、一定の規模の経済性は享受できていると考えられる。
- 高性能な繊維機械津田駒工業は、省エネ性能を高めたエアジェットルーム「ZAX001neo Plus」や、タオル用の新型「ZAX001neoTerry」など、高性能な繊維機械を開発・販売しています。これらの製品は、消費電力の削減や高付加価値な織物の生産を可能にし、顧客の生産性向上とコスト削減に貢献することで、競争優位性を確立しています。
- 工作機械の技術力工作機械関連事業では、特に大型NC円テーブルにおいて高い剛性と精度を誇り、圧倒的な市場占有率を持っています。航空宇宙産業やクリーンエネルギー発電分野で多数採用されている実績は、同社の高い技術力と信頼性を示しており、これが他社との差別化要因となっています。
- グローバルなサービス網中国やインド、欧州に子会社を配置し、製品の販売だけでなく、アフターサービスも提供しています。これにより、海外の顧客に対しても迅速かつ手厚いサポートが可能となり、製品の長期的な稼働を支えることで、顧客との信頼関係を構築し、リピートオーダーに繋げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものである。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、「われわれはつねに最高の品質をめざし社会に貢献する」の社是のもと、世界最高の技術と品質を究めたモノづくりと、公正な企業活動を通じて産業の発展に寄与し、安全で豊かな市民生活の実現と持続可能な世界の実現を経営の基本方針としている。 (2)目標とする経営指標当社グループは、2024年度から2026年度をターゲットにして、「中期経営計画2026」をスタートしている。利益の追求とキャッシュ・フローの改善による財務基盤の立て直しを最重要課題とし、継続的に利益確保ができる事業体質の構築に注力している。そのため、これまでの企業風土を変えていくとともに、組織体制を見直し活性化を進めている。また人的資本の充実を目指した人事制度改革、育成プログラムの構築を図ってゆく。 (3)経営環境及び対処すべき課題(事業構造)当社グループの事業構造は、超高速ジェットルーム及びその周辺準備機械等を中心とする繊維機械事業と、NC円テーブルやマシンバイス等を中心とする工作機械関連事業を主力事業としている。また、新規の事業開拓として、炭素繊維複合素材の自動加工装置を開発販売するコンポジット機械事業、ロボットインテグレーションシステムの開発・提供を行うTRI(ツダコマ・ロボティック・インテグレーション)事業、航空機部品加工事業等を展開している。(市場の状況)繊維機械事業では、中国やインドを中心とした新興国市場が大きな比率を占めている。こうした市場に対し、使いやすく、生産性と環境性能が優れた機械の提供を行うとともに、市場特性に合わせたきめ細かな製品仕様の展開とサービスの提供を強みとしている。工作機械関連事業では、工作機械業界、自動車業界、電子機器・通信等のEMS業界を主力市場として、加工特性に最適な3つの駆動方式をラインアップした唯一のメーカーとして高精度NC円テーブルを提供している。コンポジット機械事業は、航空機業界向けに革新的な加工装置を開発し参入したが、昨今の航空機業界の不振等により大きな拡大には至っていない。一方、自動車・一般機械分野でも炭素繊維複合素材の利用拡大の動きが出はじめており、国内研究機関とともに共同研究・製品開発を進めている。(経営戦略等)繊維機械事業では産業資材、高級スポーツブランド、一般衣料の3つの市場をターゲットとし、売価改善と原価低減を両立し、低操業度でも利益確保できる体制を構築すべく施策を進めている。具体的には下記の取り組みを進めている。a. エアジェットルーム ZAX001neo Plusの販売促進b. ウォータジェットルームの販売強化と高級合繊織物分野の市場確保c. 準備機械の性能向上d. 産業資材分野への取り組み、販売促進e. 販売価格の更なる改善とコストダウンによる収益性向上工作機械関連事業では市場ニーズに応えるべく事業・製品の多角化を目指している。今後需要が増えると予想される業種、また自動化へのニーズに対応した製品の販促を進める。当期はメカトロテックジャパン2025(MECT2025)において様々な新製品の展示・アプリケーションの提案を行い、要求が強くなっている自動化・省人化ニーズに対応した製品開発を進めている。a. 自動車業界の駆動要素の多様化に対応したNC円テーブルの販売促進b. 新しい産業分野・加工技術・省人化に対応する新製品の迅速な開発と市場投入c. 新分野への取り組み当社グループは、後述の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおり、2024年から2026年の3カ年をターゲットとした「中期経営計画2026」を策定し、取り組んでいる。詳細は後述の「(4)中期的な会社の経営戦略」に記載のとおりである。 (4)中期的な会社の経営戦略各事業部の活動として、繊維機械事業では将来の成長領域と位置付けている産業資材向け製品の販売を強化、新型エアジェットルームのラインナップ拡充および新型サイジングマシンの投入、エアジェットルームとウォータジェットルームのプラットフォーム化によるコストダウンを図る。工作機械関連事業ではNC円テーブルを中心とした既存製品の新興市場への販促展開、プラットフォーム化を活用し更なるリードタイムの短縮の実現、子会社、他部門との製品開発やサービスの協業を加速させ、客先の需要に応えた新たな製品の市場投入を図る。コンポジット機械事業では、宇宙・輸送関連の燃料タンクの共同開発を推進し、次期航空機に向けた製造設備の受注確保に努める。TRI(ツダコマ・ロボテック・インテグレーション)事業では、増産へのステップとしてノウハウの蓄積に力を注ぎ、インフラ用FRP材料については、ICC(革新複合材料研究開発センター)との共同開発を進める。全事業部門で原価の予実管理を徹底し、原価低減を推し進めるとともに、適正価格への改善に継続的に取り組む。また、各部門における課題の解決や生産・業務効率の向上を進めるため、全社的にDXに取り組み、収益性の向上を図る。また、中長期的な活動として、SDGsへ向けて全社共有化を図り、活動を加速させてゆく。当社グループは、モノづくりを通して、持続可能な社会の形成と産業の発展に貢献しながら、業績の拡大と株主価値の向上を図ってゆく。2026年度は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 継続企業の前提に関する注記」で記載のとおり、重点施策を実行してゆく。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものである。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、「われわれはつねに最高の品質をめざし社会に貢献する」の社是のもと、世界最高の技術と品質を究めたモノづくりと、公正な企業活動を通じて産業の発展に寄与し、安全で豊かな市民生活の実現と持続可能な世界の実現を経営の基本方針としている。 (2)目標とする経営指標当社グループは、2024年度から2026年度をターゲットにして、「中期経営計画2026」をスタートしている。利益の追求とキャッシュ・フローの改善による財務基盤の立て直しを最重要課題とし、継続的に利益確保ができる事業体質の構築に注力している。そのため、これまでの企業風土を変えていくとともに、組織体制を見直し活性化を進めている。また人的資本の充実を目指した人事制度改革、育成プログラムの構築を図ってゆく。 (3)経営環境及び対処すべき課題(事業構造)当社グループの事業構造は、超高速ジェットルーム及びその周辺準備機械等を中心とする繊維機械事業と、NC円テーブルやマシンバイス等を中心とする工作機械関連事業を主力事業としている。また、新規の事業開拓として、炭素繊維複合素材の自動加工装置を開発販売するコンポジット機械事業、ロボットインテグレーションシステムの開発・提供を行うTRI(ツダコマ・ロボティック・インテグレーション)事業、航空機部品加工事業等を展開している。(市場の状況)繊維機械事業では、中国やインドを中心とした新興国市場が大きな比率を占めている。こうした市場に対し、使いやすく、生産性と環境性能が優れた機械の提供を行うとともに、市場特性に合わせたきめ細かな製品仕様の展開とサービスの提供を強みとしている。工作機械関連事業では、工作機械業界、自動車業界、電子機器・通信等のEMS業界を主力市場として、加工特性に最適な3つの駆動方式をラインアップした唯一のメーカーとして高精度NC円テーブルを提供している。コンポジット機械事業は、航空機業界向けに革新的な加工装置を開発し参入したが、昨今の航空機業界の不振等により大きな拡大には至っていない。一方、自動車・一般機械分野でも炭素繊維複合素材の利用拡大の動きが出はじめており、国内研究機関とともに共同研究・製品開発を進めている。(経営戦略等)繊維機械事業では産業資材、高級スポーツブランド、一般衣料の3つの市場をターゲットとし、売価改善と原価低減を両立し、低操業度でも利益確保できる体制を構築すべく施策を進めている。具体的には下記の取り組みを進めている。a. エアジェットルーム ZAX001neo Plusの販売促進b. ウォータジェットルームの販売強化と高級合繊織物分野の市場確保c. 準備機械の性能向上d. 産業資材分野への取り組み、販売促進e. 販売価格の更なる改善とコストダウンによる収益性向上工作機械関連事業では市場ニーズに応えるべく事業・製品の多角化を目指している。今後需要が増えると予想される業種、また自動化へのニーズに対応した製品の販促を進める。当期はメカトロテックジャパン2025(MECT2025)において様々な新製品の展示・アプリケーションの提案を行い、要求が強くなっている自動化・省人化ニーズに対応した製品開発を進めている。a. 自動車業界の駆動要素の多様化に対応したNC円テーブルの販売促進b. 新しい産業分野・加工技術・省人化に対応する新製品の迅速な開発と市場投入c. 新分野への取り組み当社グループは、後述の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおり、2024年から2026年の3カ年をターゲットとした「中期経営計画2026」を策定し、取り組んでいる。詳細は後述の「(4)中期的な会社の経営戦略」に記載のとおりである。 (4)中期的な会社の経営戦略各事業部の活動として、繊維機械事業では将来の成長領域と位置付けている産業資材向け製品の販売を強化、新型エアジェットルームのラインナップ拡充および新型サイジングマシンの投入、エアジェットルームとウォータジェットルームのプラットフォーム化によるコストダウンを図る。工作機械関連事業ではNC円テーブルを中心とした既存製品の新興市場への販促展開、プラットフォーム化を活用し更なるリードタイムの短縮の実現、子会社、他部門との製品開発やサービスの協業を加速させ、客先の需要に応えた新たな製品の市場投入を図る。コンポジット機械事業では、宇宙・輸送関連の燃料タンクの共同開発を推進し、次期航空機に向けた製造設備の受注確保に努める。TRI(ツダコマ・ロボテック・インテグレーション)事業では、増産へのステップとしてノウハウの蓄積に力を注ぎ、インフラ用FRP材料については、ICC(革新複合材料研究開発センター)との共同開発を進める。全事業部門で原価の予実管理を徹底し、原価低減を推し進めるとともに、適正価格への改善に継続的に取り組む。また、各部門における課題の解決や生産・業務効率の向上を進めるため、全社的にDXに取り組み、収益性の向上を図る。また、中長期的な活動として、SDGsへ向けて全社共有化を図り、活動を加速させてゆく。当社グループは、モノづくりを通して、持続可能な社会の形成と産業の発展に貢献しながら、業績の拡大と株主価値の向上を図ってゆく。2026年度は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 継続企業の前提に関する注記」で記載のとおり、重点施策を実行してゆく。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 経営成績の状況当連結会計年度のわが国経済は、企業収益の回復を背景として経済活動の正常化が進む一方、物価上昇が個人消費に影響を与え、力強さを欠いた状態が続いている。海外においては、日中の政治対立、中国経済の停滞、米国の通商政策の大幅な変更などから、景気の下振れリスクを抱え、先行きの不透明感が払拭できない状況が続いた。こうした中、当社グループは、2024年度から2026年度をターゲットにした「中期経営計画2026」に基づき、採算性の改善を図り安定した利益の確保に向けた活動を展開している。この結果、全体の受注高は33,881百万円(前期比2.4%増加)となった。売上高は、35,447百万円(前期比2.7%減少)となった。一方損益面では一部連結子会社の業績不振により、営業損失79百万円(前期 営業利益398百万円)、経常損失218百万円(前期 経常利益282百万円)となった。親会社株主に帰属する当期純損失は262百万円(前期 親会社株主に帰属する当期純利益488百万円)となった。セグメント別の状況は下記のとおりである。 (繊維機械事業)中国市場では、年間を通じ中国国内の高級スポーツカジュアル分野が好調でウォータジェットルームの大型案件を引き続き受注した。インド市場では織物輸出が停滞していたところに米国の関税政策が影響し、受注の伸び悩みが続いたが、昨秋頃より少しずつ内需向けを中心とした受注が増えている。一方隣国パキスタンで設備投資の動きがみえ、引合いが出始めている。産業資材分野は、主に中国市場でエアバッグ用途の受注を積み上げた。タイヤコードなど、その他の産業資材向けジェットルームや炭素繊維向けレピアルームについても引合いが継続しており、受注している。また昨年10月にシンガポールで開催された繊維機械国際見本市ITMA ASIA+CITME2025にて、高生産性と省エネを兼ね備えた新型タオル用エアジェットルーム「ZAX001neo Terry」を発表し、高い評価を得ている。盛況の中多くの引合いがあり受注を積み上げている。この結果、受注高は28,602百万円(前期比3.0%増加)、売上高は、30,199百万円(前期比2.2%減少)となり、営業利益は667百万円(前期比26.8%減少)となった。 (工作機械関連事業)米国市場は比較的堅調であり、自動車産業を中心に新規設備投資も始まった。またデータセンター向け発電機用部品加工として大型NC円テーブルの引合いが継続している。中国市場では大手自動車メーカー向けHV、EV部品加工用設備が比較的好調だったが、EMS関連は厳しい価格競争により、思ったような成果は出なかった。国内市場は低調な状況が続いているが、大手自動車メーカーの投資に期待の声が高まっている。この結果、受注高は5,279百万円(前期比0.7%減少)、売上高は5,247百万円(前期比5.9%減少)となり、営業利益316百万円(前期比42.9%減少)となった。 ② 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ891百万円減少し29,361百万円となった。主な増減は、受取手形及び売掛金が減少したこと等によるものである。負債は、前連結会計年度末に比べ1,028百万円減少し26,375百万円となった。主な増減は、長期借入金の返済、仕入債務の減少等によるものである。純資産は、親会社株主に帰属する当期純損失262百万円を計上したものの、退職給付に係る累計調整額が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ137百万円増加し2,985百万円となり、自己資本比率は9.70%となった。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ529百万円増加し3,437百万円になった。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少856百万円などがあったものの、売上債権の減少額1,672百万円などにより987百万円となった。(前期 801百万円) (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入193百万円があったものの、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出388百万円などによりマイナス127百万円となった。(前期 530百万円) (財務活動によりキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加544百万円があったものの、長期借入金の返済による支出879百万円などによりマイナス335百万円となった。(前期 マイナス968百万円) ④ 生産、受注及び販売の状況a 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次の通りである。 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)繊維機械事業28,020104.9工作機械関連事業5,119109.5合計33,139105.6 b 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次の通りである。 セグメントの名称受注高(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)繊維機械事業28,602103.09,99386.2工作機械関連事業5,27999.31,366102.3合計33,881102.411,36087.9 c 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次の通りである。 セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)繊維機械事業30,19997.8工作機械関連事業5,24794.1合計35,44797.3 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去している。2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)江蘇蘇美達国際技術貿易有限公司7,86521.65,95416.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものである。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績当社グループは、売上高に占める輸出比率が高く、また主力の繊維機械事業ではインドや中国など、持続的な成長を図るための様々な経済改革を進める市場が売上の中心となっており、世界経済や国際政治あるいは各国の経済・金融政策の動向に大きな影響を受けざるを得ない。 こうした環境において、当社グループは、2024年から2026年度をターゲットとした「中期経営計画2026」に取り組んでいる。当連結会計年度の当社グループの経営成績は、(1)経営成績等の状況の概要に記載したとおりであるが、令和元年11月期以降、5期継続して営業損失及び経常損失を計上していた。令和6年11月期は黒字転換を果たしたが、当期は損失計上となった。受注高は33,881百万円(前期 33,081百万円)、受注残高は11,360百万円(前期 12,926百万円)となった。売上高は35,447百万円(前期 36,445百万円)となった。損益面では、販売価格への転嫁や原価低減活動の取り組みを継続している。売上原価率は前期と同じ83.7%となった。販売費及び一般管理費は売上が減少し荷造運送費等が減少したものの海外展示会への出展、仲裁費用等の一時的な費用が発生し前連結会計年度に比べ334百万円増加し5,869百万円となった。一部連結子会社の業績不振により、損益面では、営業損失79百万円(前期 営業利益398百万円)となった。営業外収益では、受取配当金、為替差益の計上等により125百万円となった。一方、営業外費用は、支払利息等により265百万円となった。特別利益では、政策保有株式の売却を進め、投資有価証券売却益の計上等により131百万円となった。特別損失では、固定資産処分損、減損損失等で54百万円となった。セグメント別では、繊維機械事業では、受注高は28,602百万円(前期 27,763百万円)、売上高は30,199百万円(前期 30,867百万円)、営業利益667百万円(前期 営業利益911百万円)となった。工作機械関連事業では、受注高は5,279百万円(前期 5,317百万円)、売上高は5,247百万円(前期 5,577百万円)、営業利益316百万円(前期 営業利益555百万円)となった。 財政状態当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ891百万円減少し29,361百万円となった。主な増減は、受取手形及び売掛金が減少したこと等によるものである。負債は、前連結会計年度末に比べ1,028百万円減少し26,375百万円となった。主な増減は、長期借入金の返済、仕入債務の減少等によるものである。純資産は、親会社株主に帰属する当期純損失262百万円を計上したものの、退職給付に係る調整累計額が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ137百万円増加し2,985百万円となり、自己資本比率は9.70%となった。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、長期借入金の返済による支出等があったものの、売上債権の減少等により、前連結会計年度末に比べ529百万円増加し3,437百万円となった。詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載の通りである。当社グループの運転資金需要は主に、原材料及び部品等の購入費用、製造費、販売及び一般管理費等の営業費用である。投資を目的とした資金需要は、主に生産設備である。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としている。 運転資金は自己資金及び金融機関等からの借入により調達しており、設備投資資金は自己資金を充当している。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成している。この連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりである。連結財務諸表の作成にあたり、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられるさまざまな要因を考慮した見積りが含まれているが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。
事業リスク
- 国際情勢と為替変動同社グループは輸出比率が高く、日中・米中間の政治・経済対立や、取引相手国の政治状況・経済政策、為替相場の変動が業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。特に急激な円高は、海外顧客の円調達リスクとなり、設備投資計画に悪影響を与える恐れがあります。
- 中国経済の景気低迷繊維機械事業の主力市場である中国経済の景気停滞は、顧客の設備投資計画の延期や中止に繋がり、同社グループの業績に悪影響を及ぼす重大なリスクです。米中貿易摩擦による繊維製品輸出の減少も、中国での設備投資を抑制する要因となります。
- 継続企業の前提に関する不確実性過去5期にわたり営業損失・経常損失を計上しており、直近の会計年度も営業損失・経常損失を計上しているため、安定的な利益確保には至っていません。中期経営計画で改善策を進めていますが、国際情勢や原材料価格の高騰などの外部要因により、業績回復が遅れ、資金繰りに影響を及ぼす可能性があるという重要な不確実性が存在します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
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3 【事業等のリスク】当社グループは、輸出比率が高く、日中間の対立や米中間の政治・経済対立や、為替相場の変動などの国際経済の影響に加え、取引相手国の政治状況・経済政策の影響も受けざるを得ない。また、主要市場である中国の景気低迷なども重大なリスクとなっている。このような状況から、主に次の要因が当社グループの経営成績に影響を及ぼすリスクと考えている。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものである。 ①日中間の政治対立日中関係の変化により、中国における事業環境が停滞し、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性がある。 ②米中間の政治・経済対立繊維機械事業における主力市場の中国では、米国が重要な繊維製品の輸出相手国となっており、米中間での政治的な対立や、米中貿易摩擦・追加関税引き上げ等により、繊維製品輸出が減少すると設備投資に影響が及ぶ。一方、こうした環境の中で、中国から隣国等への生産拠点の移動現象も見られ、新たな商機と捉えていく。 ③中国経済の景気低迷リスク主力市場の中国で、景気の停滞は、客先の設備投資計画に影響を与え、計画の延期等が発生する可能性がある。この場合に当社グループの業績に悪影響を与える可能性がある。 ④為替変動及び金利上昇リスク当社は輸出にあたっては、為替リスクを回避する手段として、円建て契約を基本としているが、急激な円高は相手側の円調達リスクとなる。また、当社客先とその最終仕向国の間の為替変動による資金調達リスクが、当社顧客の設備投資に影響する。 ⑤海上輸送運賃やエネルギー価格の高騰リスク当社は、主に船便によるコンテナ輸送で当社製品を顧客へ引渡しを行っている。コンテナ不足による物流停滞は、海上輸送運賃の高騰を引き起こし、輸出契約時に見込んでいた海上輸送運賃を上回る費用が発生するリスクとなる。原油・電力等のエネルギー価格の高騰は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える。エネルギー価格の高騰等に対し、販売価格への転換をすすめ、採算性の改善を図っていく。 ⑥継続企業の前提に関する重要事象等当社グループは、令和元年11月期以降、5期継続して営業損失及び経常損失を計上していた。令和6年11月期においては黒字転換を果たしたが、当連結会計年度においては営業損失及び経常損失を計上しており、安定的な利益の獲得には至っておらず、当社グループには引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在している。当社グループは、このような状況を解消し、健全な企業活動を継続するために、「中期経営計画2026」に基づき以下の点を重点項目として取り組んでいる。 繊維機械事業の受注・売上の拡大、採算性向上「中期経営計画2026」では産業資材、高級スポーツブランド、一般衣料の3つの市場をターゲットとし、売価改善と原価低減を両立し、低操業度でも利益確保できる体制を構築すべく施策を進めている。具体的には下記の取り組みを進めている。a. エアジェットルーム ZAX001neo Plusの販売促進従来機種比で消費電力量の削減を実現したZAX001neo Plusを、一昨年12月より販売開始している。より付加価値の高い製品であることを積極的にPRし、販売活動を展開している。昨年10月の繊維機械国際見本市ITMA ASIA+CITME2025 シンガポールにおいてタオル用の新型「ZAX001neoTerry」の販売を開始した。今後も更なる改良を重ね、仕様の拡大を図っていく。b. ウォータジェットルームの販売強化と高級合繊織物分野の市場確保中国においては、中国国内ブランドの高級スポーツカジュアル分野が好調であり、海外進出を含めた大手企業の設備計画が具体化し受注を積み上げている。現在も継続して大型案件の引合いをいただいている。海外ブランドの高級スポーツカジュアル分野は生産を中国からシフトする動きがあり、その一つとしてインドでの生産が始まった。その他、ベトナム、台湾、インドネシアからの引合いも続いている。c. 準備機械の性能向上準備機械はウォータジェットルームの堅調な引合いを背景にフィラメントサイザーの受注が継続している。また、昨秋頃よりガラス繊維分野に動きがあり、引合いが急増し、商談・受注が続いている。産業資材向けの仕様の充実を図るための開発や付加価値の高い製品を提供できるように客先の質問・要望を設計開発へ適宜フィードバックしている。d. 産業資材分野への取り組み、販売促進エアバッグ、タイヤコード、フラットヤーン、医療用基布といった既に実績ある分野に加え、オーニング、広告バナー、パラシュートなど新たな分野についても、欧米・中国を中心に販促を続けている。炭素繊維向けレピアルームについても、国内・中国向けに受注し、欧米からの引合いもいただいており商談中である。e. 販売価格の更なる改善とコストダウンによる収益性向上客先の声に応えた製品性能を追求するとともに、原材料やエネルギーコストを反映した適正な価格での販売を行い、また関連部門との連携を密にしたDXに取り組み、生産効率や業務効率、納期管理の向上を推し進めていく。 工作機械関連事業の受注・売上の拡大、採算性向上「中期経営計画2026」では市場ニーズに応えるべく事業・製品の多角化を目指している。今後需要が増えると予想される業種、また自動化へのニーズに対応した製品の販促を進める。当期はメカトロテックジャパン2025(MECT2025)において様々な新製品の展示・アプリケーションの提案を行い、要求が強くなっている自動化・省人化ニーズに対応した製品開発を進めた。a. 自動車業界の駆動要素の多様化に対応したNC円テーブルの販売促進自動車の駆動要素の多様化に対応できる、旋削・切削を同時に行うNC円テーブル「TDBシリーズ」は欧州市場を中心に徐々に引合いが増加している。また、メガキャスト化により、治具・ワークの大型化という変化に対応した傾斜NC円テーブルも販売を開始した。当社の3つの駆動要素を組み合わせ、客先に最適なソリューションを提案していく。b.新しい産業分野・加工技術・省人化に対応する新製品の迅速な開発と市場投入他社を凌ぐ剛性と精度を兼ね備えた当社NC円テーブルの中でも特に大型NC円テーブルは圧倒的な市場占有率を誇っている。航空宇宙産業やクリーンエネルギー発電向けに多数採用されており、この知見を活かし、新たな分野への参入を目指し開発を進めている。c. 新分野への取り組み昨秋に開催されたメカトロテックジャパン2025(MECT2025)では、簡易搬送システムを搭載したAWC(オートワークチェンジャー)システムを発表した。会場では多くの来場者にご覧いただき、工作機械本体の生産性向上・省人化ニーズに対してアピールを行った。また既存製品であるNC円テーブルも切削加工のみならず、様々な用途での活用を模索するべく開発を進めている。 キャッシュ・フロー確保に向けた対応策資金計画については、令和8年度の通期予算を基礎に策定している。通期予算等は、最近の受注高及び受注見込額の推移、過去の売上の推移による趨勢を検討の上、収益予測を行っている。また、費用面においても通期予算を基に計算しているが、更なるコストダウンの遂行、経費節減の徹底によって改善を図っていく。なお、資金計画には主要金融機関からの借入更新が含まれている。取引金融機関とは、定期的に資金計画及び中期経営計画の進捗状況の説明を行うなど、緊密な関係を維持している。また、売却の意思決定を行った政策保有株式について、相手企業との同意の内容や株式相場を勘案したうえで売却を実施していく。 以上の対応策に取り組んでいるが、これら対応策の実現可能性は、国際情勢の動向、原材料価格等の仕入れ価格、海上運賃等の諸経費の高騰や部品の突発的な長納期化などの外部要因に影響を受け、業績回復による黒字の安定的な計上が遅延し、当社グループの資金繰りに影響を及ぼす可能性があることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる。なお、当社グループの連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響は連結財務諸表に反映していない。