パンチ工業(6165)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2017 | 366 | 20 | 14 | -10 | 9.7 | 125.0 | 26.0 | 48.1 |
| FY2018 | 410 | 28 | 18 | 11 | 11.1 | 81.6 | 27.0 | 49.6 |
| FY2019 | 409 | 26 | 10 | -1 | 6.1 | 43.9 | 16.8 | 50.4 |
| FY2020 | 353 | 8 | -35 | 7 | -29.7 | -160.0 | 2.0 | 45.8 |
| FY2021 | 325 | 16 | 5 | 23 | 3.8 | 21.9 | 2.0 | 50.2 |
| FY2022 | 394 | 30 | 20 | 18 | 12.5 | 93.4 | 13.0 | 56.5 |
| FY2023 | 428 | 24 | 14 | 10 | 7.3 | 60.6 | 19.5 | 62.4 |
| FY2024 | 383 | 12 | -6 | 6 | -3.1 | -23.6 | 19.4 | 63.1 |
| FY2025 | 408 | 17 | 9 | -1 | 3.9 | 33.7 | 19.6 | 66.7 |
| FY2026 | 421 | 20 | 9 | 6 | 3.7 | 30.9 | 19.6 | 67.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:コスト優位 持続性:判定中
パンチ工業は特定のブランド力や特許、規制ライセンスに依存する事業モデルではなく、汎用的な工業用プレス部品の製造が中心であるため、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
自動車部品や産業機械部品など、顧客のサプライチェーンに組み込まれており、金型や仕様の変更には一定のコストや手間がかかる。しかし、代替サプライヤーの選択肢も存在するため、スイッチング・コストは中程度と評価。
製品の利用が増えることで価値が増すようなネットワーク効果は、パンチ工業の事業モデルには見られない。個々の顧客との取引が基本であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
長年の製造ノウハウと効率的な生産体制の構築により、一定のコスト競争力を有していると考えられる。特に、量産効果や工程改善による原価低減努力が競争力の源泉となっている可能性がある。
工業用プレス部品市場において、一定のシェアを確保しており、生産規模の経済性を活かした効率的なオペレーションが可能である。ただし、市場全体が巨大であるため、寡占状態とは言えない。
競合との比較優位
強気シナリオ
自動車・産業機械分野の堅調な需要回復
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
海外市場への展開拡大による成長
弱気シナリオ(モート侵食)
原材料価格の高騰による収益圧迫
主要顧客の生産減少や代替部品への移行
新規参入企業による価格競争の激化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
パンチ工業の競争優位性が失われるシナリオは、まず、主要顧客である自動車メーカーや産業機械メーカーが、より安価な代替部品サプライヤーへの切り替えを積極的に進める場合である。これは、パンチ工業の持つコスト優位性や、サプライチェーンへの組み込みによるスイッチング・コストを無効化する。次に、同社が長年培ってきた製造ノウハウや生産効率を凌駕する、革新的な生産技術を持つ競合が出現し、大幅なコストダウンや品質向上を実現した場合も、優位性は失われる。さらに、顧客の設計変更や、部品点数削減のトレンドが加速し、同社の得意とするプレス加工部品の需要そのものが構造的に減少していくことも、競争優位性を損なう要因となりうる。
5年後のモート予測
自動車・産業機械の回復と高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに堅調に成長。海外展開も進み、収益基盤が強化される。
緩やかな需要回復とコスト管理により、安定的な収益を維持。一部製品ラインの競争力維持が課題となる可能性。
原材料高や顧客の需要減退、価格競争の激化により、収益性が悪化。成長鈍化のリスクが高まる。
直近の適時開示
- 2026-06-24 臨時報告書