ソディック(6143)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 651 | 64 | 42 | 38 | 8.4 | 82.8 | — | 49.8 |
| FY2016 | 618 | 52 | 36 | 62 | 7.5 | 76.9 | — | 44.5 |
| FY2017 | 656 | 75 | 57 | -2 | 10.4 | 122.2 | 22.0 | 45.2 |
| FY2018 | 827 | 99 | 65 | 11 | 11.1 | 137.6 | 24.0 | 48.5 |
| FY2019 | 676 | 34 | 20 | 27 | 3.4 | 42.6 | 25.0 | 51.2 |
| FY2020 | 580 | 19 | 13 | 39 | 2.3 | 28.6 | 25.0 | 49.9 |
| FY2021 | 752 | 68 | 66 | 54 | 8.9 | 125.7 | 26.0 | 55.2 |
| FY2022 | 805 | 58 | 60 | -74 | 7.4 | 112.7 | 27.0 | 58.5 |
| FY2023 | 672 | -28 | -46 | -25 | -6.0 | -90.3 | 29.0 | 57.5 |
| FY2024 | 737 | 22 | 41 | 83 | 4.9 | 81.1 | 29.0 | 58.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
ソディックは、射出成形機、金属加工機械、医療用機器などを製造・販売する企業であるが、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPによる明確な無形資産の優位性は確認できない。技術力は存在するものの、それが競合他社との差別化に直結するほどの強固な無形資産とは言えない。
射出成形機や金属加工機械は、導入に多額の初期投資が必要であり、オペレーターの習熟度も関係するため、顧客が他社製品へ乗り換える際のコストは一定程度存在する。しかし、技術革新や価格競争により、乗り換え障壁は限定的である。
ソディックの事業は、製品の利用者が増えることでサービスの価値が高まるようなネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。個々の機械の性能やサポート体制が重要であり、ユーザー間の相互作用による価値向上は見られない。
製造業として一定の生産効率を追求していると考えられるが、業界全体で価格競争や技術開発が激しいため、構造的に持続的なコスト優位性を確立しているとは言えない。特に、グローバルな競合と比較した場合、顕著なコスト優位性は見出しにくい。
射出成形機や金属加工機械の分野では、一定の市場シェアを有しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築している。業界内での地位は確立されているものの、グローバル市場全体で見ると、寡占化が進んだ少数精鋭のプレイヤーというよりは、有力な一社という位置づけである。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
海外市場でのシェア拡大による規模の経済強化
新規事業(医療分野など)の成長による収益源多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客産業(自動車、エレクトロニクス)の景気変動リスク
グローバル競合他社による価格攻勢や技術革新
為替変動による収益への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ソディックの投資が失敗するには、まず主要事業である射出成形機・金属加工機械市場が、予想以上に急速に縮小するか、あるいは技術革新の波に乗り遅れ、競合他社に圧倒的な差をつけられる必要がある。特に、中国をはじめとする新興国メーカーの台頭や、既存大手メーカーによる低価格・高性能製品の投入が、ソディックの価格決定力や市場シェアを奪うシナリオが考えられる。また、医療機器事業などの新規成長分野が期待通りに成長せず、赤字が継続したり、既存事業の収益を圧迫したりすることも、投資の失敗につながるだろう。さらに、グローバルサプライチェーンの混乱や、主要顧客産業における構造的な需要減退が、同社の収益基盤を揺るがす可能性も否定できない。
5年後のモート予測
高付加価値製品への注力と海外市場でのシェア拡大により、売上・利益ともに堅調な成長を遂げる。新規事業も軌道に乗り、収益基盤が強化される。
主要事業は安定した需要を維持しつつも、競争環境の激化により緩やかな成長にとどまる。新規事業は徐々に貢献するが、全体を牽引するまでには至らない。
景気後退や競争激化により、主要事業の収益性が悪化。新規事業も期待されたほどの成長を見せず、全体として厳しい業績推移となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 842億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 58.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -7.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.93倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-05-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)