芝浦機械(6104)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,113 | 45 | 18 | 70 | 2.3 | 11.9 | — | 54.9 |
| FY2017 | 1,169 | 46 | 50 | 29 | 6.2 | 41.6 | 12.0 | 53.8 |
| FY2018 | 1,174 | 38 | 41 | -37 | 4.9 | 169.0 | 14.0 | 55.2 |
| FY2019 | 1,168 | 35 | 73 | 251 | 8.4 | 304.1 | — | 56.4 |
| FY2020 | 926 | 4 | -29 | -13 | -3.5 | -120.1 | 85.0 | 61.2 |
| FY2021 | 1,078 | 42 | 37 | 100 | 4.5 | 154.3 | 199.3 | 50.0 |
| FY2022 | 1,232 | 58 | 64 | 4 | 7.2 | 266.6 | 75.0 | 43.5 |
| FY2023 | 1,607 | 136 | 179 | 55 | 16.0 | 741.6 | 107.5 | 44.1 |
| FY2024 | 1,682 | 141 | 126 | 92 | 10.8 | 529.6 | 140.0 | 58.7 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 140.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
特定のブランド力や特許による明確な無形資産の優位性は限定的。工作機械業界全体として技術革新は重要だが、個別の企業が突出したIPで長期的な独占的優位を築くのは難しい。一部、長年の実績による信頼性は存在する。
工作機械は導入に多額の初期投資とオペレーターの習熟が必要であり、一度導入すると他社製品への切り替えには一定のコストと手間がかかる。しかし、技術進化や顧客の要求変化により、切り替えのハードルは低下する可能性もある。
工作機械の製造・販売事業において、ユーザー数の増加が製品価値を直接的に高めるネットワーク効果は基本的に存在しない。
長年の製造ノウハウやサプライヤーとの関係性により、一定のコスト競争力はあると考えられる。しかし、グローバルな競合と比較して、構造的な圧倒的コスト優位を確立しているとは言えない。為替変動の影響も受ける。
工作機械業界は比較的多数のプレイヤーが存在するが、芝浦機械は国内有数のメーカーであり、一定の生産規模と販売網を持つ。グローバル市場でも一定のシェアを確保しており、業界規模に対して最適な少数寡占の一角を担っていると言える。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内製造業の設備投資回復による需要増
高付加価値製品(複合加工機など)の販売拡大
海外市場でのシェア拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
世界的な景気後退による設備投資の低迷
中国メーカーなど新興国企業の台頭による価格競争激化
半導体不足などサプライチェーンの混乱長期化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
芝浦機械の投資が失敗するには、まず工作機械市場全体が構造的に縮小し、技術革新のスピードが鈍化することが必要である。さらに、同社が長年培ってきた製造ノウハウやサプライヤーとの関係性が、競合他社(特に中国メーカー)によって容易に模倣・凌駕され、コスト競争力や製品の品質で劣後するようになること。また、顧客が多額の初期投資やオペレーターの習熟といったスイッチング・コストを乗り越えてでも、他社製品へ乗り換えるインセンティブが強く働く状況(例えば、画期的な新技術の登場や、同社製品の信頼性の大幅な低下)が常態化することも考えられる。最終的には、同社が規模の経済を活かせなくなり、業界再編の波に飲まれるシナリオも想定される。
5年後のモート予測
国内製造業のDX化・自動化需要を取り込み、高付加価値製品の販売を拡大。海外市場でのシェアも着実に伸ばし、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。
工作機械市場の緩やかな回復基調に乗り、既存顧客基盤を維持。新製品投入や海外展開で一定の成長を確保するが、競争激化により利益率は伸び悩む。
世界経済の減速や地政学リスクの高まりにより、設備投資が大幅に落ち込む。価格競争が激化し、収益性が悪化。事業再編を余儀なくされる可能性も視野に入る。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,169億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 58.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 50.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.99倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準